ホセ・ペドラザ

ホセ・ペドラザ
基本情報
本名 ホセ・ペドラザ・ゴンサレス
通称 Sniper(狙撃手)
階級 ライト級
身長 174cm
リーチ 179cm
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
誕生日 (1989-05-08) 1989年5月8日(34歳)
出身地 プエルトリコの旗 プエルトリコカグアス
スタイル オーソドックス
プロボクシング戦績
総試合数 36
勝ち 29
KO勝ち 14
敗け 6
引き分け 1
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獲得メダル
プエルトリコの旗 プエルトリコ
男子 ボクシング
世界ボクシング選手権
2009 ミラノ ライト級
パンアメリカン競技大会
2007 リオ ライト級

ホセ・ペドラザ・ゴンサレスJose Pedraza González1989年5月8日 - )は、プエルトリコプロボクサーカグアス出身。元IBF世界スーパーフェザー級王者。元WBO世界ライト級王者。世界2階級制覇王者。北京オリンピック出場。

来歴[編集]

アマチュア時代[編集]

2007年7月、パンアメリカン競技大会にライト級(60kg)で出場し、準決勝でエバートン・ロペスに敗退し銅メダルを獲得した[1]

2007年11月、アメリカのシカゴで開催された世界ボクシング選手権にライト級(60kg)で出場し、1回戦でサダム・アリに敗退した[2]

2008年8月、中華人民共和国北京で開催された北京オリンピックにライト級(60kg)で出場し、2回戦で敗退した[3]

2009年9月、イタリアミラノで開催された世界ボクシング選手権にライト級(60kg)で出場し、決勝で敗れ銀メダルを獲得した[4]

プロ時代[編集]

2011年2月18日、ポンセでフェリックス・リベラとデビュー戦を行い、初回1分25秒TKO勝ちを収めデビュー戦を白星で飾った。

2014年11月14日、サンフアンマイケル・ファレナスIBF世界スーパーフェザー級王座挑戦者決定戦で対戦し、12回3-0(117-111、118-110、116-112)の判定勝ちを収め挑戦権獲得に成功した[5]

2015年6月13日、アラバマ州バーミングハムバートウ・アリーナで、デオンテイ・ワイルダー対エリック・モリーナの前座でランセス・バルテレミーの王座返上に伴いIBF世界スーパーフェザー級6位のアンドレイ・クリモフとIBF世界スーパーフェザー級王座決定戦を行い、12回3-0(2者が120-108、118-109)の判定勝ちを収め王座獲得に成功した[6]

2015年10月3日、シンシナティU.S.バンク・アリーナにてエイドリアン・ブローナーVSカビブ・アーラフベルディエフの前座でIBF世界スーパーフェザー級14位のエドナー・チェリーと対戦し、12回2-1(2者が117-111、112-116)の判定勝ちを収め初防衛に成功した[7]

2016年3月3日、IBFでホセ・ペドラザとステファン・スミスとの間で入札が行われ、ペドラザ陣営のディベイラ・エンターテインメントが15万ドルで落札した。交渉は90日間でファイトマネーの分配はペドラザが75%(11万2500ドル)、スミスが25%(3万7500ドル)となった[8]。なおマッチルーム・スポーツは入札に参加しなかった。

2016年4月16日、コネチカット州レッドヤードフォックスウッズ・リゾート・カジノ内にあるMGMグランド・アット・フォックスウッズにてゲーリー・ラッセル・ジュニアVSパトリック・ハイランドの前座でIBF世界スーパーフェザー級1位のステファン・スミスと対戦し、12回3-0(2者が116-111、117-110)の判定勝ちを収め2度目の防衛に成功した[9][10]

2017年1月14日、ニューヨーク市ブルックリン区バークレイズ・センターにてジェームス・デゲールVSバドゥ・ジャックの前座でIBF世界スーパーフェザー級8位のジャーボンテイ・デービスと対戦し、プロ初黒星となる7回2分36秒TKO負けを喫し3度目の防衛に失敗、王座から陥落した[11][12]。この試合でペドラザは22万5千ドル(約約2600万円)、デービスは7万5千ドル(約850万円)のファイトマネーを稼いだ[13]

2018年2月26日、ボブ・アラムトップランク社と契約した[14]

2018年3月17日、1年2カ月ぶりの試合をフールー・シアターでホセ・ルイス・ロドリゲスと行い、8回3-0(3者とも80-72)の判定勝ちを収め再起した[15][16]

2018年8月25日、アリゾナ州グレンデールWBO世界ライト級王者レイムンド・ベルトランと対戦し、12回3-0(117-110×2、115-112)の判定勝ちを収め、2階級制覇を達成した[17]

2018年12月8日、フールー・シアターでWBA世界ライト級スーパー王者ワシル・ロマチェンコと2団体王座統一戦を行い、12回判定負けを喫し、王座から陥落した[18]

2022年12月10日、マディソン・スクエア・ガーデンで元ライト級3団体統一王者のテオフィモ・ロペスと対戦する予定だったが、ペドラザが病気になったため欠場にすることが11月17日に発表された[19][20]

2023年2月3日、アリゾナ州グレンデールのヒラ・リバー・アリーナエマヌエル・ナバレッテリアム・ウィルソンの前座のWBOインターコンチネンタルスーパーライト級タイトルマッチでWBOインターコンチネンタルスーパーライト級王者のアーノルド・バルボサ・ジュニアに挑戦し、10回0-3の判定負けを喫し王座獲得に失敗した。

2023年12月9日、フロリダ州ペンブロークパインズのチャールズ・F・ドッジ・シティ・センターにてロベイシ・ラミレスラファエル・エスピノサの前座のWBOインターコンチネンタル・USNBC全米ライト級タイトルマッチおよびUSBAライト級王座決定戦で4年半ぶりのライト級復帰戦として東京五輪ライト級銀メダリストにしてWBOインターコンチネンタル・USNBC全米ライト級王者のキーショーン・デービスに挑戦する予定だったが、10月26日付でデービスが体内から禁止薬物マリファナの陽性反応が検出されたことで90日間の出場停止処分を受けたため試合は延期となった。

2024年2月8日、ネバダ州ラスベガスミケロブ・ウルトラ・アリーナテオフィモ・ロペスジャメイン・オルティスの前座のWBOインターコンチネンタル・USNBC全米ライト級タイトルマッチおよびUSBA全米ライト級王座決定戦で王者のキーショーン・デービスに挑戦し、6回1分9秒TKO負けを喫し王座獲得に失敗した。

獲得タイトル[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 15.Panamerican Games - Rio de Janeiro, Brazil - July 20-28 2007”. Amateur.Boxing.Strefa.pl. 2015年6月15日閲覧。
  2. ^ 14.World Championships - Chicago, USA - October 23 - November 3 2007”. Amateur.Boxing.Strefa.pl. 2015年6月15日閲覧。
  3. ^ 29.Olympic Games - Beijing, China - August 9-24 2008”. Amateur.Boxing.Strefa.pl. 2015年6月15日閲覧。
  4. ^ 15.World Championships - Milan, Italy - September 1-12 2009”. Amateur.Boxing.Strefa.pl. 2015年6月15日閲覧。
  5. ^ ペドラサIBF・S・フェザー挑戦権獲得、マックリン不覚 Boxing News(ボクシングニュース) 2014年11月16日
  6. ^ ペドラサ、大差判定でIBF・Sフェザー級戴冠 Boxing News(ボクシングニュース) 2015年6月15日
  7. ^ ブローナーが4階級制覇、WBA・S・ライト級王座獲得 Boxing News(ボクシングニュース) 2015年10月4日
  8. ^ DiBella wins Pedraza-Smith IBF purse bid Fightnews.com 2016年3月3日
  9. ^ Russell demolishes Hyland in two; Pedraza retains IBF 130lb belt against Smith Fightnews.com 2016年4月17日
  10. ^ ラッセルJrがWBCフェザー級初防衛、ペドラサはV2 Boxing News(ボクシングニュース) 2016年4月17日
  11. ^ Davis dethrones Pedraza for IBF 130lb title Fightnews.com 2017年1月14日
  12. ^ ジャックvsデゲール統一戦、ダウン応酬のドロー Boxing News(ボクシングニュース) 2017年1月15日
  13. ^ Purses: DeGale $750K, Jack $700K Boxing News Results 2017年1月14日
  14. ^ Jose Pedraza Inks Promotional Pact With Top Rank Boxing Scene.com 2018年2月26日
  15. ^ Lozada ruins Verdejo comeback Fightnews.com 2018年3月17日
  16. ^ 王者候補ベルデホTKO負け ニューヨークMSGの前座 Boxing News(ボクシングニュース) 2018年3月18日
  17. ^ ペドラサがベルトラン攻略 WBOライト級王者交代 Boxing News(ボクシングニュース) 2018年8月26日
  18. ^ ネリが10.6復帰戦 ロマチェンコ統一戦は12.8NY Boxing News(ボクシングニュース) 2018年9月16日
  19. ^ Sandor Martin Replaces Ill Jose Pedraza, To Fight Teofimo Lopez On December 10 At MSG”. Boxing Scene.com (2022年11月17日). 2022年12月2日閲覧。
  20. ^ 元ライト級統一王者テオフィモ・ロペス 12.10NYで元王者ペドラサとS・ライト級第2戦 Boxing News(ボクシングニュース) 2022年10月27日 木曜日

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

空位
前タイトル保持者
ランセス・バルテレミー
IBF世界スーパーフェザー級王者

2015年6月13日 - 2017年1月14日

次王者
ガーボンタ・デービス
前王者
レイムンド・ベルトラン
WBO世界ライト級王者

2018年8月25日 - 2018年12月8日

次王者
ワシル・ロマチェンコ