トヨタ・UZエンジン

トヨタ・UZエンジン
生産拠点 トヨタ自動車
製造期間 1989年7月 - 2013年
タイプ V型8気筒DOHC32バルブ
排気量 4.0リットル
4.3リットル
4.7リットル
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UZエンジンとは、トヨタ自動車V型8気筒ガソリンエンジン系列である。バンク角は、90度。シリンダーブロックの製造にトヨタ独自の「吸引鋳造法」が初めて使われた[1]

初代レクサス・LSのエンジンである[2]。 後継エンジンはURエンジンである。

系譜[編集]

バリエーション[編集]

トヨタ・1UZ-FE ( 登場時 )
1UZ-FE (1989年製)
製造期間 1989年10月
タイプ 水冷 DOHC V型8気筒 32バルブ (1997年以降VVT-i仕様)
排気量 3,968cc
内径x行程 87.5mm × 82.5mm
圧縮比 10.0 - 10.5:1
最高出力 本文内を参照
最大トルク 本文内を参照
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1UZ-FE[編集]

  • タイプ:V型8気筒 DOHC 32バルブ (1997年以降VVT-i仕様)
  • 出力・トルク
(1)191kW(260ps)/5,400rpm 353N·m(36.0kg·m)/4,600rpm <1989-1994> (2)162kW(220ps)/4,800rpm 333N·m(34.0kg·m)/4,000rpm <1992-1997> (3)195kW(265ps)/5,400rpm 363N·m(37.0kg·m)/4,600rpm <1994-1997> (4)206kW(280ps)/6,000rpm 402N·m(41.0kg·m)/4,000rpm <1997-2004> (5)221kW(300ps)/ 420N·m(42.8kg·m) 

搭載車種

2UZ-FE[編集]

2UZ-FE
  • タイプ:V型8気筒 DOHC 32バルブ (2007年9月よりVVT-i)
  • 排気量:4,663cc
  • 内径×行程:94.0×84.0(mm)
  • 圧縮比:9.6 - 10.0
  • 出力・トルク
(1)173kW(235ps)/4,800rpm 422N·m(43.0kg·m)/3,600rpm (2)212kW(288ps)/5,400rpm 448N·m(45.7kg·m)/3,400rpm 

北米向けSUVおよびピックアップトラックに拡大採用された。1UZ-FEをベースにシリンダーブロックをアルミから鋳鉄製に変更して耐久性を向上させており、同時に排気量もアップさせている。排気量はランドローバー・レンジローバーの4.6Lを超えることが目標とされた。外観では、低回転域のトルクを確保するための長い吸気管が特徴。
搭載車種

3UZ-FE[編集]

3UZ-FE
  • タイプ:V型8気筒 DOHC 32バルブ VVT-i
  • 排気量:4,292cc
  • 内径×行程:91.0×82.5(mm)
  • 圧縮比:10.5
  • 出力・トルク
(1)206kW(280ps)/5,600rpm 430N·m(43.8kg·m)/3,400rpm (2)221kW(300ps)/5,600rpm 441N·m(42.8kg·m)/3,400rpm 

搭載車種

  • 3代目セルシオ(1)/レクサスLS430(1)(UCF30/31)
  • 2代目レクサスGS430(2)(UZS160)
  • 3代目レクサスGS430(1)(UZS190)
  • 3代目レクサスGS430(2)(UZS190/輸出仕様)
  • 4代目クラウンマジェスタ(1)(UZS186/187)
  • 5代目クラウンマジェスタ(1)(UZS207)
  • 4代目ソアラ(1)/2代目レクサスSC430(1)(UZZ40)

JGTC→Super GTマシンへの使用

脚注[編集]

  1. ^ トヨタ自動車75年史 > 生産技術 > 鋳造 > 材質別鋳造技術の変遷 > 補足解説「吸引鋳造技術の開発」 - トヨタ自動車(更新日不明)2018年3月28日閲覧
  2. ^ トヨタ自動車75年史 > 技術開発 エンジン > 補足解説「V型8気筒ガソリンエンジン(1UZ-FE)」 - トヨタ自動車(更新日不明)2018年3月28日閲覧

関連項目[編集]