セイダー (護衛空母)

1946年5月4日撮影
艦歴
発注:
起工: 1944年9月29日
進水: 1945年3月17日
就役: 1945年9月4日
退役: 1947年9月12日
その後: 1971年10月22日にスクラップとして売却
除籍: 1970年12月1日
性能諸元
排水量: 11,373トン(基準)
全長: 169.9m
全幅: 32.05m
吃水: 8.5m
機関: 4基筒蒸気タービン×2基
スクリュープロペラ×2軸
最大速: 19ノット
航続距離:
乗員: 士官、兵員1,066名
兵装: 38口径5インチ単装砲 2基
40mm4連装機銃 3基
40mm連装機銃 12基
20mm機銃 20基
搭載機: 戦闘機×18機
艦上攻撃機×12機

セイダー (USS Saidor, CVE-117) は、アメリカ海軍護衛空母コメンスメント・ベイ級航空母艦の13番艦。

“セイダー(Saidor)”の名は、1944年1月2日に上陸作戦が行われ同年2月まで戦闘が行われたパプアニューギニアの地名および戦場名[1]に因む。

艦歴[編集]

当初はサルテリー・ベイSaltery Bay) の艦名であったが、1944年6月5日にセイダーに改名された。1944年9月29日にワシントン州タコマトッド造船所で起工し、1945年3月17日にウォルター・F・ブーン夫人によって進水、1945年9月4日にA・P・ストーズ艦長の指揮下就役した。

西海岸での整調後、セイダーは1945年12月12日から1946年3月20日まで真珠湾を拠点として活動した。4月16日から4月22日までバージニア州ノーフォークで活動し、その後パナマ運河経由で西海岸に帰港した。5月6日にカリフォルニア州サンディエゴを出港し、5月24日にビキニ環礁に到着、原爆実験のクロスロード作戦において写真現像を担当した。7月1日および7月25日の核実験で、セイダーは各目標に対する原爆の破壊力をレポート化し、フィルムの現像処理を行った。8月4日にビキニ環礁を出航、サンディエゴに帰還すると1947年まで同地に留まり、その後不活性化が行われた。

セイダーは1947年9月12日に退役し、サンディエゴの太平洋予備役艦隊で保管された。1955年6月12日に CVHE-117(護衛ヘリ空母)に艦種変更され、1959年5月7日に AKV-17(貨物航空機運搬艦)に再変更された。1970年12月1日に除籍され、1971年10月22日にオレゴン州ポートランドのアメリカン・シップ・ディスマントラーズ社にスクラップとして売却された。

脚注[編集]

  1. ^

関連項目[編集]

外部リンク[編集]