オートトレーディングルフトジャパン

株式会社LUFTホールディングス
LUFT Holdings Inc.
本社が入居する東カン名古屋キャステール(2014年7月)
種類 株式会社
市場情報 非上場
略称 LUFT
本社所在地 日本の旗 日本
464-0858
愛知県名古屋市東区東桜2-3-7
東カン名古屋キャステール 1階
北緯35度10分25.6秒 東経136度55分4.9秒 / 北緯35.173778度 東経136.918028度 / 35.173778; 136.918028座標: 北緯35度10分25.6秒 東経136度55分4.9秒 / 北緯35.173778度 東経136.918028度 / 35.173778; 136.918028
本店所在地 105-0001
東京都港区虎ノ門1-8-11
5825 第一ビル5階
設立 1988年2月12日
業種 サービス業
法人番号 5180001052687
事業内容 経営戦略サポート:営業代行、コンサルティング、広報事業、販促サポートなど
代表者 代表取締役 佐藤 光博
資本金 9,000万円(2016年12月20日現在)
外部リンク http://www.luft-hd.co.jp
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オートトレーティングルフトジャパン株式会社は、南原竜樹が起業した会社である。現在の社名は株式会社LUFTホールディングス

概要[編集]

1984年に個人事業として自動車の並行輸入を開始し、1988年に会社設立。

2000年から2001年にかけてベンチャーキャピタルなどからの増資を受けて、チェッカーモータース株式会社、アレーゼ名古屋株式会社などのフィアット系正規販売店網を買収した。その後、株式会社アレーゼ名古屋と大阪、神戸、福岡の自社販売店を神戸市の株式会社クインランドに売却、さらにチェッカーモータース株式会社の株式67%を投資会社日興アントファクトリー株式会社に売却してインポーター事業に注力する。

2003年MGローバーとの正規輸入契約を発表。この年にはカー用品大手、株式会社オートバックスセブンの資本参加を受けて財務体質の強化を図っていたが、MGローバーの本体の新車投入計画がスケジュールどおりに進まないことが経営に影響していた。

2005年3月22日の日刊スポーツの記事によれば、「経営していた輸入車販売業オートトレーディングルフトジャパンがこのほど中古車買い取り大手ガリバーインターナショナルに買収されることになり、2005年3月末で社長職を退く」となっていた。しかし、ガリバー社との関係は交渉の過程での接触にとどまり、また筆頭株主が南原竜樹からVTホールディングスに変更されるという話も、MGローバー破綻によって流れた。

MGローバーの破綻はオートトレーディングルフトジャパンの経営に打撃を与え、一時的に自社ウェブサイトが閉鎖されるなど会社が休眠状態に陥っていたが、会社規模を縮小して再開。Sunseekerの日本正規代理店としてクルーザーの販売を行い、レンタカー事業(ルフト・トラベルレンタカー)にも進出。また、株式投資ソフトZEUS(ゼウス)の代理店業務を開始するなど、新たな展開を図った。

2006年12月から、自動車販売ノウハウをフランチャイズ化したAT-1を始動。2007年2月に第一回目のAT-1導入研修を開催した。ほかにも人材派遣など多角化している。

2023年現在の事業内容は、営業代行、コンサルティング、広報事業、販促サポートなどの経営戦略サポートとなっている(公式サイトより)[1]

沿革[編集]

  • 1984年昭和59年)
    • 創業、主にヨーロッパより車両輸入
  • 1988年(昭和63年)
  • 1989年平成元年)- 株式会社メイテックに福利厚生のリゾートホテルに代えてフェラーリをはじめとするスーパーカーの導入を提案、採用されメディアの注目を浴びる
  • 1993年(平成5年)
  • 1994年(平成6年)
  • 1995年(平成7年)
    • 車販売用のコンピュータ・ソフトウェアを独自開発
    • メキシコの通貨ペソ暴落を期に、メキシコ産ビートルを輸入開始
  • 1997年(平成9年)
    • 東京都目黒区下目黒に東京支店を設立
    • 大阪府池田市八王寺に大阪支店を設立
    • 車販売の支援ソフトウェア「車やさん」を開発し、販売開始
  • 1998年(平成10年)
    • インターネットによる自動車販売開始
    • アジア通貨危機を利用して、アジア通貨危機国より車を輸入
    • 愛知県愛知郡長久手町大字前熊字寺田 71-1 に本社移転
    • テリー伊藤出演のイメージポスター作成
    • コンビニエンス・ストア、サークルK店舗1,200店にて、カタログ販売を開始
  • 1999年(平成11年)
    • 東京整備工場を開設
    • 大阪整備工場を開設
    • 「マニュアルトランスミッション車におけるクラッチ補助装置」実用新案登録
  • 2000年(平成12年)
    • 5月 - メーカー日本法人に先行してベンツCクラスを発表、大問題となる。
    • 「AUTO TRADING」商標登録
    • 増資により資本金 3億4,375万円
    • 岐阜支店開設(岐阜市)
    • 東京支店移転(世田谷区)
    • 埼玉支店開設(さいたま市)
  • 2001年(平成13年)
    • 増資により資本金 5億7,871万円
    • チェッカーモータース株式会社を買収
    • 東京支店移転(大田区)
    • アレーゼ名古屋株式会社を買収
    • 東京支店を新東京支店として大田区に移転
  • 2002年(平成14年)
    • 5月 - 韓国にて展示会開催
    • TVR、ACカーズ、バーキン等、イギリス車輸入事業への本格的進出を発表
    • 福岡市西区に福岡支店を開設
    • 本社、名古屋支店を名古屋市千種区に移転[2]
  • 2003年(平成15年)
  • 2004年(平成16年)
    • 4月 - チェッカーモータース株式会社の株67%を日興アントファクトリー株式会社に売却
    • 9月 - チェッカーモータース株式会社を株式会社クインランドに売却
    • 9月 - アレーゼ名古屋株式会社と東京・名古屋を除く店舗を株式会社クインランドに売却
  • 2005年(平成17年)
    • 5月 - エルシーアイ株51%をVTホールディングスへ売却
    • 6月 - MGローバー事業の停止、ほぼすべての従業員の解雇
    • 10月 - 英国のスポーツカー「ノーブル」の輸入権を獲得
    • 11月 - ワイン輸入事業・コンテナ物流事業・大型クルーザーを活用した福利厚生受託事業を開始
    • 12月 - 東京事務所を港区に移転  
    • 12月 - レンタカー事業開始
  • 2006年(平成18年)
    • 1月 - ノーブル主力モデル『M400』 TVR新型モデル『サガリス』をオートトレーディングルフトジャパン名古屋本社でマスコミに発表
    • 2月 - 英国大使館にてTVR『タスカン2』 『サガリス』 ノーブル『M400』の発表会を開催
    • 2月 - 販売代理店募集を開始
    • 4月 - 英国大使館にてSunseeker日本正規代理店としての発表会を開催
    • 6月 - 『己動説』 ~激変時代を生き抜くビジネスの本質 メールマガジン配信開始
    • 7月 - 経営セミナー南原塾開校
    • 9月 - オークション代行業務開始
    • 9月 - 株式投資ソフトZEUS(ゼウス)代理店業務開始
    • 10月 - 『月刊アスキー』で、「南原流起業術」の連載を開始
    • 10月 - iTunesで南原竜樹の未来時事通信開始(合計6回)
    • 12月 - 個人向けマイクロディーラー養成フランチャイズ「AT-1」開始
  • 2007年(平成19年)2月 - 第一回目「AT-1」導入研修開催
  • 2012年(平成24年)- 愛知県名古屋市東区に本社移転。
  • 2015年(平成27年)
    • 8月 - 東京都港区虎ノ門に本社移転。
    • 8月 - 株式会社LUFTホールディングスへ社名変更
  • 2019年令和元年)8月 - レンタカー事業のルフト・トラベルレンタカーを、株式会社トライアンフコーポレーションへ譲渡[3]

MGローバー[編集]

2003年7月、オートトレーディングはMGローバーと正規輸入契約を結び、修理・部品供給を含めた全国販売網を構築した。 しかし2005年4月にMGローバーは経営破綻し、輸入・販売業務は6月15日で終了。ローバー事業に対する先行投資が回収されないままMGローバーの倒産に至ったため、オートトレーディングルフトジャパンの資金繰りに大きな打撃を与えた。

タイアップ[編集]

過去の事業[編集]

  • マリン事業 - サンシーカー(Sunseeker、 イギリスの高性能、高級ヨットメーカー)の輸入
    • 2006年に日本正規代理店としてサンシーカー事業部設立[4]
    • 2023年現在、日本正規代理店は株式会社ユニマットプレシャスとなっている[5]
  • ルフト・トラベルレンタカー - レンタカー事業
    • トラベルレンタカー(1995年設立)を2008年7月に子会社化。沖縄や北海道などの観光地を中心に営業。
    • 2019年8月、株式会社トライアンフコーポレーション(のちに株式会社ミレニアムへ社名変更)へ譲渡。

脚注[編集]

  1. ^ 会社概要”. 株式会社LUFTホールディングス. 2023年7月2日閲覧。
  2. ^ 愛知高速交通東部丘陵線(リニモ)建設に伴うため。
  3. ^ "株式会社ルフト・トラベルレンタカーの完全子会社化に関するお知らせ" (Press release). 株式会社トライアンフコーポレーション. 13 June 2019.
  4. ^ Sunseeker発表会”. オートトレーディングルフトジャパン株式会社. 2006年6月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年7月2日閲覧。
  5. ^ Dealer Locator”. Sunseeker. 2023年7月2日閲覧。

外部リンク[編集]