炎興
ウィキペディアから無料の百科事典
炎興(えんこう)は、三国時代、蜀漢の君主劉禅の治世で使用された元号。
蜀漢最後の元号である。263年8月 - 11月。
概要[編集]
蜀漢の最後の元号であり、また西晋の始祖である武帝の名が炎であったことから、蜀漢の滅亡と晋の勃興を暗示する元号であったとも称された。
西暦・干支との対照表[編集]
炎興 | 元年 |
西暦 | 263年 |
干支 | 癸未 |
他元号との対照表[編集]
炎興 | 元年 |
魏 | 景元4 |
呉 | 永安6 |
参考文献[編集]
- 『三国志』(中華書局 1974年)
- 『中国歴代年号考』李崇智(中華書局 2004年)
関連項目[編集]
前の元号 景耀 | 中国の元号 蜀漢 | 次の元号 ―(滅亡) |