大阪府道・京都府道71号枚方山城線

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主要地方道
大阪府道71号標識
京都府道71号標識
大阪府道71号 枚方山城線
京都府道71号 枚方山城線
主要地方道 枚方山城線
実延長 10.5545 km
制定年 1993年建設省指定
1994年大阪府・京都府認定
起点 大阪府枚方市大字尊延寺【北緯34度48分15.0秒 東経135度44分39.2秒 / 北緯34.804167度 東経135.744222度 / 34.804167; 135.744222 (府道71号起点)
終点 京都府木津川市山城町平尾不知田【北緯34度46分22.7秒 東経135度48分53.6秒 / 北緯34.772972度 東経135.814889度 / 34.772972; 135.814889 (府道71号終点)
接続する
主な道路
記法
国道307号
都道府県道65号標識
京都府道65号生駒井手線
都道府県道22号標識
京都府道22号八幡木津線
国道24号
都道府県道30号標識
京都府道70号上狛城陽線
テンプレート(ノート 使い方) PJ道路
路線番号標識(2012年1月、京田辺市にて)

大阪府道・京都府道71号枚方山城線(おおさかふどう・きょうとふどう71ごう ひらかたやましろせん)は、大阪府枚方市から京都府木津川市に至る府道主要地方道)である。

概要[編集]

大阪府北東の枚方市東部から京都府相楽郡精華町を経由して木津川市山城町の棚倉地区とを結び、京奈和自動車道精華下狛IC関西文化学術研究都市へのアクセス道路として重要な幹線道路である[1]。京都府と大阪府を往来する府道としては南端に位置する。

路線データ[編集]

全ての座標を示した地図 - OSM
全座標を出力 - KML
  • 起点 : 大阪府枚方市大字尊延寺3000番地1[2]
  • 終点 : 京都府木津川市[3]山城町平尾不知田(平尾交差点)
  • 重要な経過地 : なし
  • 路線延長 : 10.5545 km

歴史[編集]

本路線は、道路法(昭和27年法律第180号)第7条の規定に基づき、一般府道として認定された枚方精華線と精華山城線を前身としている。同法第56条の規定に基づき、1993年の第6次主要地方道指定時に両路線を併せて主要地方道として指定された。

年表[編集]

前身の一般府道枚方精華線(大阪府枚方市 - 京都府相楽郡精華町)、一般府道精華山城線(京都府相楽郡精華町 - 同郡山城町

  • 1959年昭和34年)
    • 12月1日 - 大阪府が枚方精華線(整理番号16)を府道路線に認定[6]
    • 12月16日 - 京都府が枚方精華線(整理番号一般府道97)および精華山城線(整理番号一般府道98)をそれぞれ府道路線に認定[7][注釈 2]
  • 1977年(昭和52年)4月1日 - 京都府が府道番号ヘキサを導入。
  • 1984年(昭和59年)3月1日 - 大阪府の府道番号ヘキサ導入により府道番号が設定され、大阪府道153号になる。
  • 1993年平成5年)5月11日 - 建設省(当時)が府道枚方精華線と府道精華山城線をもって枚方山城線として主要地方道に指定[8]
  • 1994年(平成6年)4月1日
    • 大阪府が府道枚方精華線を廃止[9]
    • 京都府が府道枚方精華線および府道精華山城線を廃止[10]

現行の主要地方道枚方山城線

  • 1994年(平成6年)4月1日 - 大阪府および京都府が枚方山城線として府道路線に認定。両府で整理番号を71とする[11][12]
  • 2009年(平成21年)4月3日 - 終点の相楽郡山城町の市町村合併に対応し、終点を木津川市に変更する[3]
  • 2011年(平成23年)4月1日 - 起点で接続する国道307号の経路変更に伴い、起点位置を氷室交差点から大字尊延寺の府道17号起点に変更[2]

路線状況[編集]

旧起点の延長上には、国道307号杉1丁目交差点や国道1号池之宮北交差点があり、大阪方面から京奈和自動車道や山手幹線、そして国道24号への抜け道として機能している[13][リンク切れ]が府境になっており、京都府側には急カーブも存在するが、小さな峠越えと住宅街の路地を行く狭隘区間が残存している[13][リンク切れ]陸上自衛隊祝園分屯地付近から精華町中心部の府道22号交点を除けば概ね両側2車線に改良されている。

府道22号の交点から東側の区間は、かつての府道精華山城線の区域である。認定当初は、祝園駅北方にある精華町の消防本部前交差点から東進して学研都市線近鉄京都線踏切で渡り、屈曲しつつ1972年に竣工した開橋に接続していた[14]が、山手幹線と周辺のバイパス道路2005年に供用を開始した平尾バイパス[15][リンク切れ]など、順次改良工事に着手した。その結果、いち早く改良工事を実施していた開橋の東詰において、右折レーンが未整備であった開橋交差点での右折待ち渋滞がボトルネックとなった[1]ため、渋滞解消のために開橋交差点に右折レーンを追加する改良工事を進め、2012年6月15日に供用を開始した[16]

重複区間[編集]

道路施設[編集]

改良工事中の開橋交差点(2012年1月)
開橋
1972年3月に竣工した木津川を跨ぐ延長510mの橋。

地理[編集]

枚方市から精華町にかけては、何度か峠を越えて南東へ向かう。精華町から木津川市にかけては東へ向かい、木津川を渡る。

通過する自治体[編集]

交差する道路[編集]

沿線[編集]

自然

官公庁・公共施設

  • 枚方市東部清掃工場
  • 陸上自衛隊祝園分屯地
  • 西部塵埃処理組合打越台環境センター
  • 精華町役場
  • 精華町消防署
  • 木津川市山城総合文化センターアスピアやましろ

教育

鉄道

企業

余暇

  • 和幸カントリー倶楽部

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 大阪府都市交通道路室発表の2007年現在の1098mと、起点変更に伴う大阪府告示の延伸932.6mを足した数値。
  2. ^ 京都府の一般府道は、1994年4月1日に再編されるまで1から起番しており、主要地方道と重複する番号も存在していた。
  3. ^ 1994年の認定時から2007年3月12日合併までは、相楽郡山城町であった。

出典[編集]

  1. ^ a b 主要地方道 枚方山城線 地域自主戦略交付金事業(木津川市平尾)” (PDF). 京都府. 2012年8月22日閲覧。
  2. ^ a b c “平成23年4月1日大阪府告示第481号”, 大阪府公報 (大阪府) 第3348号, (2011年4月1日) 
  3. ^ a b “平成21年4月3日大阪府告示第615号”, 大阪府公報 (大阪府) 第2866号, (2009年4月3日) 
  4. ^ 大阪府管理道路(府道)の道路敷面積等” (DOC). 大阪府都市整備部交通道路室. 2012年8月22日閲覧。
  5. ^ 京都府管理道路一覧 - 京都府ホームページ”. 京都府. 20120814時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年8月22日閲覧。
  6. ^ “昭和34年12月1日京都府告示第714号”, 大阪府公報 (大阪府) 号外第65号: 1, (1959年12月1日) 
  7. ^ “府道路線の認定(昭和34年12月18日京都府告示第858号)”, 京都府公報 (京都府) 号外: 16, (1959年12月18日) 
  8. ^ 道路法第五十六条の規定に基づく主要な都道府県道及び市道(平成5年5月11日建設省告示第1270号)”, 官報 (国立印刷局) 号外第73号: 36, (1993年5月11日) 
  9. ^ “平成6年4月1日大阪府告示第609号”, 大阪府公報 (大阪府) 第793号: 6, (1994年4月1日) 
  10. ^ “府道路線の廃止(平成6年4月1日京都府告示第279号)”, 京都府公報 (京都府) 号外第31号: 2, (1994年4月1日) 
  11. ^ “平成6年4月1日大阪府告示第608号”, 大阪府公報 (大阪府) 第793号: 6, (1994年4月1日) 
  12. ^ “府道路線の認定(平成6年4月1日京都府告示第277号)”, 京都府公報 (京都府) 号外第31号: 1, (1994年4月1日) 
  13. ^ a b 府民公募型安心・安全整備事業 整理番号11]” (PDF). 京都府山城南土木事務所. 2012年8月22日閲覧。
  14. ^ 昭文社 1995, pp. 288, 294–295.
  15. ^ 主要地方道枚方山城線 平尾バイパス” (PDF). 京都府. 2012年8月22日閲覧。
  16. ^ “道路の供用開始(平成24年6月15日京都府告示第393号)”, 京都府公報 (京都府) 第2381号: 625, (2012年6月15日) 

参考文献[編集]

  • 昭文社 (1995), シティマップル京阪神奈良道路地図 (1995年1月2版6刷 ed.), 昭文社, ISBN 4-398-62537-2 

関連項目[編集]

外部リンク[編集]