他力 ウィキペディアから無料の百科事典 他力(たりき) 自分以外のものの力や、他人の助力を指す[1]。 仏教用語。以下ではこの用法について述べる。 概要[編集] 他力(たりき)は、仏教用語で、衆生を悟りに導く仏・菩薩の力、仏・菩薩の加護のこと。特に、浄土門では阿弥陀仏の力、弥陀の本願力を指す[1]。弥陀(他力)の本願とは一切の衆生を救おうとすることであると解されている[1]。浄土宗・浄土真宗でも「他力」の「他」とは阿弥陀如来を指し、「力」とは如来の本願力(はたらき)をいう[2]。本願他力ともいう[3]。 「他力本願」も参照 脚注[編集] [脚注の使い方] 出典[編集] ^ a b c 松村明・監修、小学館国語辞典編集部・編 『大辞泉』第二版下巻 小学館、2012年11月、p.2281 ^ 『大辞泉』「他力」、『広辞苑』第五版、「他力」を参照。 ^ 「ご本尊は?」 - よくある質問|本願寺派(西本願寺)-親鸞聖人を宗祖とする浄土真宗本願寺派の活動紹介 "(…)苦悩の底に沈み、自ら抜けきることのできない者のために、阿弥陀仏の方から、その中に入りこみ苦悩の者を助けるという阿弥陀如来の究極的なお慈悲のはたらき(本願他力)(…)" 関連項目[編集] 聖道門 阿頼耶識 この項目は、仏教に関連した書きかけの項目です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めています(ポータル 仏教/ウィキプロジェクト 仏教)。表示編集 表話編歴仏教基本教義 四諦 八正道 中道 三相 無常 苦 無我 解脱と涅槃 人物 釈迦 十大弟子(舎利弗/目連/大迦葉/須菩提/富楼那/迦旃延/阿那律/優波離/羅睺羅/阿難) 龍樹 無著 世親 玄奘 達磨 世界観 生と輪廻(サンサーラ) 三千大千世界 六道(天界/人間道/修羅道/畜生道/餓鬼道/地獄道) 三界 重要な概念 無明 十結 五蘊 渇愛 煩悩 三毒(貪/瞋/癡) 五蓋 業 三業 唯識 仏性 三法印と四法印 諸行無常 諸法無我 涅槃寂静 一切皆苦 心所 解脱への道 菩提 菩薩 四向四果 (預流/一来/不還/阿羅漢) 成仏 三十七道品 三学 (戒/禅定/般若) 四無量心 (慈/悲/喜/捨) 瞑想 (サマタ/ヴィパッサナー) 布施 信仰対象 三宝(仏/法/僧) 日本の仏尊(如来/菩薩/明王/天部/垂迹神/高僧) 分類/宗派 原始仏教 部派仏教 上座部仏教 大乗仏教 密教 神仏習合 修験道 仏教の宗派 仏教系新宗教 地域別仏教 インド 中国 日本/日本の戒律史 朝鮮 台湾 ベトナム チベット ネパール(ネワール仏教) スリランカ ミャンマー タイ 中東 ヨーロッパ アフリカ 中央アメリカ 聖典 三蔵 律蔵 経蔵 論蔵 パーリ語 パーリ仏典 漢訳 大蔵経 大正新脩大蔵経 漢訳仏典一覧 西蔵訳 チベット大蔵経 聖地 ルンビニ ブッダガヤ サールナート クシナガラ 霊峰 霊場 歴史 仏教のシルクロード伝播 インドにおける仏教の弾圧 インドにおける仏教の衰退 美術・音楽 仏教美術 声明 チベット仏教の声明 宗教 カテゴリ プロジェクト ポータル