ヤクプ・メンシーク(Jakub Menšík, チェコ語発音: [ˈjakup ˈmɛnʃiːk]; 2005年9月1日 - )は、チェコ出身の男子プロテニス選手。ATPランキング自己最高位はシングルス69位、ダブルス402位。ATPツアーの大会優勝はまだない。身長191cm、体重83kg。右利き、バックハンド・ストロークは両手打ち。
選手経歴[編集]
ジュニア時代[編集]
テニスは5歳から始めた。ヤクプの両親はテニスをしていなかったが、家の近くにあるテニスコートで練習をしている人たちに興味を持ち、そこで幼少期のコーチであるIvo Müllerに誘われて練習を始めた。このコーチとは7歳の時に死別した。12歳の時にプロを目指すことを決める[1]。
2021年 フューチャーズ参戦[編集]
2021年8月にプロスチェヨフで行われた大会でITFテニスツアーデビュー。
2022年 フューチャーズ初優勝[編集]
2022年ジュニアの全豪オープンシングルスで準優勝。この大会の決勝ではブルーノ・クズハラ(英語版)を相手にフルセット・3時間43分に及び、3セット目の第12ゲームで大腿筋の痙攣を引き起こし敗れた[2][3]。 同年4月にITFのジュニアランキングでキャリアハイのシングルス2位を記録。また、4月のセルビア・オープンでワイルドカードとしてシングルス予選・ダブルス本戦にエントリーし、ATPツアーデビューを果たしたが、どちらも初戦で敗れた。9月にアラースハウゼン(英語版)で行われた大会のシングルスでITFテニスツアー初優勝。
2023年 チャレンジャー初優勝[編集]
2023年5月のプラハ・オープンシングルス決勝でドミニク・ケプファーをストレートで下しチャレンジャー初優勝。17歳でのチャレンジャー優勝はチェコ出身としては史上最年少[4]。
8月の全米オープン(英語版)で初めてグランドスラムのシングルス予選に参加すると、1回戦のフォニーニを2-1、2回戦のリーディ(英語版)も2-1、コラージュ(英語版)を2-0で下して予選を突破。グランドスラム本戦デビューを果たす[5]。本戦1回戦ではグレゴワール・バレール(英語版)と対戦、3-1で下し、グランドスラムとツアーレベルで初勝利を挙げた。続く2回戦のチトゥアン・ドロゲ(英語版)も3-1で下した。
2024年 トップ100入り[編集]
私生活[編集]
憧れの選手はノバク・ジョコビッチ。ステフィン・カリーの影響でNBA・ウォリアーズのファンとなった。好きな食べ物はスペアリブ[1]。
ATPチャレンジャー・ITFツアー決勝[編集]
シングルス: 6勝0敗[編集]
| サーフェス別 | ハード (4勝0敗) | クレー (2勝0敗) | グラス (0戦) | |
ダブルス: 1勝0敗[編集]
| サーフェス別 | ハード (0戦) | クレー (1勝0敗) | グラス (0戦) | |
結果 | 勝-敗 | 日時 | 大会 | サーフェス | パートナー | 対戦相手 | スコア |
優勝 | 1–0 | 000000002022-06-01-00002022年6月 | M15 ビトム | クレー | Olaf Pieczkowski | マシュー・ロミオス(英語版)
ブランドン・ウォーキン(英語版) | 7–6(7–3), 7–5 |
関連項目[編集]
外部リンク[編集]