W53S

W53S(だぶりゅーごーさんえす)は、ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ(現:ソニーモバイルコミュニケーションズ)が日本国内向けに開発した、auブランドを展開するKDDIおよび沖縄セルラー電話携帯電話である。

au W53S
W53S(マットブラック)
W53S(マットブラック)
キャリア au
製造 ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ
発売日 2007年10月4日(順次発売)
概要
OS REX OS + KCP
CPU ARM9E
音声通信方式 CDMA 1X WIN
(800MHz/2GHz/新800MHz)
形状 折りたたみ式
サイズ 107 × 49 × 20 mm
質量 117 g
連続通話時間 約240分
連続待受時間 約320時間
(移動と静止の組合せ)
外部メモリ メモリースティックPRO Duo
(4GBまで)
日本語入力 POBox ProAdvanced Wnn V2
FeliCa あり
(Touch Message対応)
赤外線通信機能 IrDA
Bluetooth なし
放送受信機能 なし
メインディスプレイ
方式 透過型微反射TFT液晶ディスプレイ
解像度 フルワイドQVGA
(240×432ドット
サイズ 2.7インチ
表示色数 262,144色
サブディスプレイ
方式 有機EL
解像度 128×36ドット
サイズ 約1インチ
表示色数 モノクロ2階調
メインカメラ
画素数・方式 201万画素CMOS
機能 AF・連写機能
サブカメラ
なし
カラーバリエーション
ターコイズブルー
(turquoise blue)
フロストピンク
(frost pink)
マットブラック
(matt black)
テンプレート / ノート
ウィキプロジェクト

特徴[編集]

同社の日本向け端末であり、実質的にはW51Sの後継モデルである。しかし、大きな変更点として+JOG(プラスジョグ)の搭載がある。ジョグダイヤルの搭載は、2005年7月のA1404S II以来であるので、約2年、CDMA 1X WINとしてはW21Sから約3年ぶりとなる。

また、本機には人気ゲームシリーズ「メタルギアソリッド」の携帯向けタイトル(メタルギアソリッド モバイル)の体験版プリインストールされている。また、W43Sと同様に、Style-Upパネルを着せ替えることにより外装を変えることができる。本機では100色のパネルに加えメタルギアオリジナルバージョンのパネルも発売予定。

なおW31Sから、W32SW41Sを除く全機種に搭載されてきたM.S.オーディオは、搭載されていない。そのため、ATRACの再生は不可能である。

au向けを含む日本国内の大手の携帯電話のキャリア向けとしては、この機種以降にメモリースティックDuo/PRO Duo対応機種は発売されていない。

本製品は、仕様上、時計設定が2019年12月31日までしか対応していない為、2020年になると2000年0月0日になってしまう。

沿革[編集]

対応サービス[編集]

不具合[編集]

2007年10月19日に以下の不具合の修正がケータイアップデートにより行われた。[1]

  • EZムービー、ムービー、着うた、着うたフル、ビデオクリップ、およびEZチャンネルを再生した場合、全てのキー操作が出来なくなることがある

2008年9月9日に以下の不具合の修正がケータイアップデートにより行われた。[2]

  • Eメールの自動受信ができない、もしくは、Cメールの受信・音声着信ができない場合がある
  • プレフィックス設定をした場合、Cメール送信に失敗する場合がある
  • サブディスプレイに表示されるアニメーションを算数に設定した際、ランダムに表示される計算式の中で、7^3(7の3乗)の回答が343と表示されるべきところが323と表示される。
  • サブディスプレイの待受画面に表示される時計を「Digital1(12h)」にすると、0時(午前0時)台が0:xxAM、12時(午後0時)台が12:xxAMと表示される。(他の12時間表示では、正しくそれぞれ12:xxAM、12:xxPMと表示される)


その他[編集]

テレビCMなどは前機種ウォークマンケータイW52S同様、女優の沢尻エリカを起用。「あなたを彩る100のケータイ篇」として沢尻エリカがいろいろなキャラクターを演じる100変化をして、100種類もの「Style-upパネル」があることを強調している。撮影には10日間かかったという。

関連項目[編集]

脚注[編集]

外部リンク[編集]