T・J・ワット

T・J・ワット
T. J. Watt
refer to caption
ピッツバーグ・スティーラーズ #90
ポジション アウトサイドラインバッカー
生年月日 (1994-10-11) 1994年10月11日(29歳)
出身地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
ウィスコンシン州ピウォーキー英語版
身長: 6' 4" =約193cm
体重: 252 lb =約114.3kg
経歴
高校 ピウォーキー高等学校
大学 ウィスコンシン大学
NFLドラフト 2017年 / 1巡目全体30位
所属歴
2017- ピッツバーグ・スティーラーズ
受賞歴・記録
オールプロ選出(計4回)
1st(4回)
2019-2021・2023
プロボウル選出(6回)
2018-2023
その他受賞・記録

NFL記録

  • シーズン最多サック:22.5 (マイケル・ストレイハンと並ぶタイ記録)
  • サック数1位を記録した最多シーズン:3
  • 連続でサック数1位を記録した最多シーズン:2
NFL 通算成績
(2022年終了時点)
タックル 401
サック 96.5
フォースファンブル 27
ファンブルリカバー 10
インターセプト 7
パスディフレクション 45
Player stats at NFL.com
Player stats at PFR

トレント・ジョーダン・ワットTrent Jordan Watt , 1994年10月11日 - )は、アメリカ合衆国ウィスコンシン州ピウォーキー英語版出身のプロアメリカンフットボール選手。NFLピッツバーグ・スティーラーズに所属している。ポジションはアウトサイドラインバッカー。2人の兄J・J・ワットデレク・ワット英語版もNFL選手。

プロ入り以前の経歴[編集]

消防士の父と検査会社副社長の母の元、3兄弟の末っ子として生まれる。ウィスコンシン大学マディソン校(ウィスコンシン・バジャーズ)では、2012年から2015年まで次兄のデレックとプレーした。

プロキャリア[編集]

プレドラフト測定結果
身長 体重






40Yrd



10Yrd




20Yrd




20Yrd



3

















6 ft 4+12 in
(194 cm)
252 lb
(114 kg)
33+18 in
(84 cm)
11 in
(28 cm)
4.69 s 1.59 s 2.71 s 4.13 s 6.79 s 37 in
(94 cm)
10 ft 8 in
(3.25 m)
21 回
All values from NFL Combine[1][2]

ワットは、2017年のNFLドラフトで1巡目(全体30位)でピッツバーグ・スティーラーズから指名された[3]

2017年[編集]

2017年6月14日、スティーラーズと4年925万ドルのルーキー契約にサインし、ボーナスは487万ドルだった[4][5][6]

彼は、右アウトサイドラインバッカーのポジションをジェームズ・ハリソンと競い合い、トレーニングキャンプに入った。ワットは、ポジション争いに勝ち、先発出場を決めた[7]

映像外部リンク
T. J. Watt Week 1 Highlights
Top 10 T. J. Watt plays of 2017
T. J. Watt puts game in ice with last second strip sack

ワットは、2017年9月10日のブラウンズとのシーズン開幕戦で、NFLデビューをした。これは、1988年のアーロン・ジョーンズ以来の、スティーラーズの開幕戦で先発したルーキーラインバッカーだった[8]。2017年10月22日、ワットは、ベンガルズ戦でのクォーターバックのアンディ・ダルトンに6回のコンボタックル、今シーズン4回目のサックを記録した。 [9]彼は、バッド・デュプリー(2014)とラマー・ウッドリー(2007)にルーキーのサック記録で並んだ[10]

ワットは、ルーキーシーズンを15試合に先発出場し、合計54回(ソロ40回)のタックル、パスディフレクション7回、サック7回、ファンブルフォース1回、インターセプト1回で終えた[11]

2018年[編集]

映像外部リンク
T. J. Watt strip sacks Ryan and Fort recovers for TD
Top 5 T. J. Watt plays vs. Browns in Week 1

ワットはブラウンズとのシーズン開幕戦で先発出場し、シーズン最高の10回のコンボタックル(7回のソロ)、3サックを記録し、フィールドゴールブロックも記録した。

彼はそのパフォーマンスが評価され、AFCディフェンシブプレーヤー・オブ・ザ・ウィークを獲得した[12]。2018年10月7日のファルコンズ戦で、ワットは合計8タックル、シーズン最高の3サックを記録し、スティーラーズが 41-17 で勝利したファンブルフォースも記録した。このパフォーマンスで、その年で2回目のAFCディフェンシブプレーヤー・オブ・ザ・ウィークを受賞した。彼は2018年シーズンの16試合すべてに先発し、合計68タックル(50ソロ)、13サック、6ファンブルフォース、3パスデフレクションを記録した[13]。彼は2018年にプロフットボールフォーカスに75.8の総合成績を出した[14]。シーズン終了後、ワットは2019年のNFLトップ100プレーヤーにおいて93位にランクインした[15]

2019年[編集]

2019年にスティーラーズでプレーするワット

第2週のシーホークス戦で、ワットは6タックルを記録し、シーズン初のサックを記録した[16]。第3週のフォーティナイナーズで、ワットはシーズン初のインターセプトを記録した[17]。第8週のドルフィンズ戦で、ワットは2サックを記録した[18]。11月のパフォーマンスが評価され、ワットはAFCディフェンシブプレーヤー・オブ・ザ・マンスを獲得した。第14週のカージナルス戦で、ワットはカイラー・マレーが投げたパスを、エンドゾーンでシーズン2回目のインターセプトを記録した[19]

3シーズン目の終わりまでに、ワットはNFLで最高のパスラッシャーの1人としての地位を確立し、AFCハイの14.5サックとリーグハイの8ファンブルフォースを記録した。彼は2010年のトロイ・ポラマル以来初となる、チームMVPに選ばれた。ワットは、オールプロのエッジラッシャーとしてファーストチームに、ラインバッカーとしてセカンドチームに選ばれた。彼はまた、NFL最優秀守備選手賞の候補ともなったが、投票で3位に終わった。シーズン後、ワットは2020年のNFLトップ100プレーヤーで25位にランクインした[20]

脚注[編集]

  1. ^ T.J. Watt Draft and Combine Prospect Profile”. NFL.com. 2017年8月31日閲覧。
  2. ^ T.J. Watt, Wisconsin, OLB, 2017 NFL Draft Scout, NCAA College Football”. draftscout.com. 2021年11月12日閲覧。
  3. ^ JAPAN.COM, NFL. “スティーラーズがJ.J.ワットの弟T.J.を全体30位で指名”. NFL日本公式サイト. 2022年9月21日閲覧。
  4. ^ Sportrac.com: T.J. Watt contract”. sportrac.com. 2017年6月15日閲覧。
  5. ^ Varley (2017年6月14日). “Steelers sign No. 1 draft pick”. Steelers.com. 2017年6月15日閲覧。
  6. ^ Daniels (2017年6月14日). “T.J. Watt, Pittsburgh Steelers Agree to Rookie Contract”. BleacherReport.com. 2019年7月23日閲覧。
  7. ^ Ourlads.com: Pittsburgh Steelers depth chart: 08/01/2017”. ourlads.com. 2017年10月7日閲覧。
  8. ^ Watt's Up: Steelers rookie T.J. Watt jumps into starting gig”. usatoday.com. 2017年11月16日閲覧。
  9. ^ NFL Player stats: T.J. Watt (2017)”. NFL.com. 2017年11月16日閲覧。
  10. ^ DeArdo (2017年10月23日). “T.J. Watt chasing Steelers' rookie record for sacks”. 247sports.com. 2017年11月16日閲覧。
  11. ^ NFL Player stats: T.J. Watt (career)”. NFL.com. 2018年1月26日閲覧。
  12. ^ Teope (2018年9月12日). “Mahomes, Fitzpatrick among Players of the Week”. NFL.com. 2022年1月6日閲覧。
  13. ^ NFL Player stats: T.J. Watt (career)”. NFL.com. 2018年1月26日閲覧。
  14. ^ Pro Football Focus: TJ Watt”. profootballfocus.com. 2019年3月31日閲覧。
  15. ^ DeArdo (2019年7月22日). “T.J. Watt No. 93 on NFL Network's Top 100 list” (英語). 247Sports.com. 2020年9月25日閲覧。
  16. ^ Wilson, Seahawks edge Steelers 28-26 as Roethlisberger exits”. www.espn.com (2019年9月15日). 2019年9月15日閲覧。
  17. ^ Sloppy 49ers beat Steelers 24-20 on late Garoppolo TD pass”. www.espn.com (2019年9月22日). 2019年9月22日閲覧。
  18. ^ Steelers overcome slow start, drop winless Dolphins 27-14”. www.espn.com (2019年10月28日). 2019年10月28日閲覧。
  19. ^ Steelers hang on for 23-17 victory over Cardinals”. www.espn.com (2019年12月8日). 2019年12月8日閲覧。
  20. ^ Berger (2020年7月29日). “T.J. Watt Listed at 25 on NFL Top 100” (英語). Steelers Now. 2020年9月25日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]