PLAY (藤原さくらのアルバム)

PLAY
藤原さくらスタジオ・アルバム
リリース
ジャンル
時間
レーベル SPEEDSTAR RECORDS
チャート最高順位
藤原さくら アルバム 年表
  • PLAY
  • (2017年)
『PLAY』収録のシングル
  1. Soup
    リリース: 2016年6月8日
  2. Someday/春の歌
    リリース: 2017年3月29日
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PLAY』(プレイ)は、藤原さくらのメジャー2作目(通算3作目)のオリジナル・アルバム。2017年5月10日にSPEEDSTAR RECORDSから発売された。「初回限定盤」と「通常盤」の2形態でリリースされた。

概要[編集]

オリジナル・アルバムとしては『good morning』以来1年3ヶ月振りとなる。タイトルの「PLAY」には「演じる、奏でる、遊ぶ、楽しむ」などの多義的な意味が込められている[2]。プロデューサーには、YAGI & RYOTA (SPECIAL OTHERS)、関口シンゴOvall)、福山雅治永野亮Kan Sanoらが参加している。英語詞の楽曲は2曲で、その他は日本語詞で書かれている。ジャケットデザインのアートワークは藤田二郎が担当した[2]

2016年にドラマで役を演じた経験が作詞作曲の面に大きく影響したと藤原は語っており、ドラマでの演技経験によって客観的な視点から自分ではない誰かを主人公にした曲や登場人物を俯瞰で見てるような曲を作れるようになったという[2][3]

初回限定盤には、「Someday」のミュージック・ビデオBunkamura オーチャードホールで開催された「藤原さくら Special Live 2017」から8曲のライブ映像が収録されている。

収録曲[編集]

CD
#タイトル作詞・作曲編曲時間
1.「My Way」藤原さくらYAGI&RYOTA
2.Someday藤原さくら永野亮
3.春の歌草野正宗永野亮
4.「play with me」藤原さくら関口シンゴ
5.「赤」藤原さくらYAGI&RYOTA
6.好きよ 好きよ 好きよ福山雅治
7.「sakura」藤原さくら関口シンゴ
8.「necklace」藤原さくら関口シンゴ
9.Soup福山雅治
  • 福山雅治
  • 井上鑑
10.「play sick」藤原さくらKan Sano
11.「SPECIAL DAY」藤原さくらYAGI&RYOTA
12.「はんぶんこ」藤原さくら永野亮
DVD(初回限定盤のみ)
#タイトル作詞作曲・編曲監督
1.「Someday」(ミュージック・ビデオ)  大喜多正毅
2.「Soup」(藤原さくら Special Live 2017 -Live at Bunkamura Orchard Hall 20170218-)  
  • 大喜多正毅
  • 野田竜司
3.Walking on the clouds[注釈 1](藤原さくら Special Live 2017 -Live at Bunkamura Orchard Hall 20170218-)  
  • 大喜多正毅
  • 野田竜司
4.500マイル(藤原さくら Special Live 2017 -Live at Bunkamura Orchard Hall 20170218-)  
  • 大喜多正毅
  • 野田竜司
5.1995(藤原さくら Special Live 2017 -Live at Bunkamura Orchard Hall 20170218-)  
  • 大喜多正毅
  • 野田竜司
6.「necklace」(藤原さくら Special Live 2017 -Live at Bunkamura Orchard Hall 20170218-)  
  • 大喜多正毅
  • 野田竜司
7.「Someday」(藤原さくら Special Live 2017 -Live at Bunkamura Orchard Hall 20170218-)  
  • 大喜多正毅
  • 野田竜司
8.「かわいい」(藤原さくら Special Live 2017 -Live at Bunkamura Orchard Hall 20170218-)  
  • 大喜多正毅
  • 野田竜司
9.「春の歌」(藤原さくら Special Live 2017 -Live at Bunkamura Orchard Hall 20170218-)  
  • 大喜多正毅
  • 野田竜司

曲の解説[編集]

シングル曲の詳細は、各項目を参照。

  1. My Way
    全英語詞曲。
    藤原によると「北海道の片田舎に住む女の子が都会に出て自分を試そうとするも、周りには反対される。それでも『自分はやれるんだから、黙ってみてて』という強い気持ちを歌った」とのこと[4]
  2. Someday
    2ndシングル『Someday/春の歌』の1曲目。
    BSフジポンキッキーズ』エンディングテーマ。
  3. 春の歌
    2ndシングル『Someday/春の歌』の2曲目で、スピッツのカバー。
    映画『3月のライオン』後編主題歌。
  4. play with me
    メランコリックな旋律が特徴的な楽曲。この曲と「play sick」は、収録曲のバランスを見て最後に書かれている[5]
  5. 好きよ 好きよ 好きよ
    1stシングル『Soup』のカップリング曲。
    フジテレビ系月9ドラマ『ラヴソング』劇中歌。
  6. sakura
    『ラブソング』で演じた佐野さくらに向けて書かれた楽曲。藤原は楽曲の制作にあたり、ドラマのロケ地となった西新宿を訪れている[2]
  7. necklace
    全英語詞曲。
    歌詞は、「美しい容姿を持つ女の子とその子を愛している男の子がいて、男の子は女の子に夢中だが、女の子は男の子が貢いでくれるネックレスにしか興味を示さない」という内容になっている。なお、この楽曲は本作に収録の楽曲の中で唯一2年前に書かれた楽曲[5]
  8. Soup
    1stシングル。フジテレビ系月9ドラマ『ラヴソング』主題歌
  9. play sick
    ボーカルとピアノフェンダーローズのみのシンプルな編成となっている。歌詞が書き始められた当時のタイトルは「仮病」[5]
  10. SPECIAL DAY
    ケイウノのWeb CM用に書き下ろされた楽曲。藤原は「照れくさい気持ちもあると思うけど、言葉の大切さが伝わればいいと思って書いた」と語っている[6]
  11. はんぶんこ
    首都医校大阪医専名古屋医専TVCMソング
    当初は軽快なミディアムポップス調の曲だったが、アレンジャーの永野によって現在のバラード調に変化した。このことについて、藤原は「このほうが言いたいことが伝わるなと思って、正直悔しかった。」とコメントしている[4]

参加ミュージシャン[編集]

My Way

Someday

春の歌

  • 藤原さくら:Vocal
  • 伊藤友馬:Violin
  • 山岸努:Violin
  • 結城貴弘:Cello
  • 髙荒海:Trumpet
  • 半田信英:Trombone
  • 永野亮:Chorus & Other Instruments

play with me

  • 藤原さくら:Vocal & A.Guitar
  • 柳下 "DAYO" 武史(SPECIAL OTHERS):E.Guitar
  • 秋田ゴールドマン(SOIL& “PIMP” SESSIONS):Bass
  • 宮原“TOYIN”良太(SPECIAL OTHERS):Drums
  • H ZETT M(H ZETTRIO):Wurlitzer

好きよ 好きよ 好きよ

sakura

Necklace

  • 藤原さくら:Vocal
  • 関口シンゴ(Ovall):E.Guitar & A.Guitar
  • Shingo Suzuki(Ovall):Bass
  • mabanua(Ovall):Drums
  • Kan Sano:Organ & Rhodes

Soup

  • 藤原さくら:Vocal
  • 福山雅治:A.Guitar
  • 高水健司:Bass
  • 山木秀夫:Drums
  • 井上鑑:Piano
  • 中西俊博:Fiddle
  • 有田純弘:Banjo

play sick

  • 藤原さくら:Vocal
  • Kan Sano:Piano & Rhodes

SPECIAL DAY

  • 藤原さくら:Vocal & A.Guitar
  • 柳下 "DAYO" 武史(SPECIAL OTHERS):E.Guitar
  • 秋田ゴールドマン(SOIL& “PIMP” SESSIONS):Bass
  • 宮原“TOYIN”良太(SPECIAL OTHERS):Drums
  • H ZETT M(H ZETTRIO):Wurlitzer

はんぶんこ

  • 藤原さくら:Vocal
  • 伊藤友馬:Violin
  • 結城貴弘:Cello
  • Kan Sano:Piano
  • 髙荒海:Trumpet
  • 半田信英:Trombone
  • 永野亮:Chorus & Other Instruments

特典DVD[編集]

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 演奏後、MCを挟みもう一度「Soup」の冒頭部分が演奏される。
  2. ^ 「Necklace」のみ
  3. ^ 「500マイル」のみ[7]

出典[編集]

  1. ^ PLAY|藤原さくら”. ORICON NEWS. オリコン. 2018年9月18日閲覧。
  2. ^ a b c d 大谷隆之(インタビュアー:大谷隆之)「藤原さくら「PLAY」インタビュー(1/4)|歌い、演じ、そして遊ぶ 経験と縁を音にした「PLAY」」『音楽ナタリー』、株式会社ナターシャ、2017年5月10日https://natalie.mu/music/pp/fujiwarasakura042017年5月11日閲覧 
  3. ^ 森朋之(インタビュアー:森朋之)「藤原さくらが迎えた“転機”」『リアルサウンド』、blueprint、2017年5月10日https://realsound.jp/2017/05/post-12306.html2020年7月29日閲覧 
  4. ^ a b 大谷隆之(インタビュアー:大谷隆之)「藤原さくら「PLAY」インタビュー(2/4)|歌い、演じ、そして遊ぶ 経験と縁を音にした「PLAY」」『音楽ナタリー』、ナターシャ、2017年5月10日https://natalie.mu/music/pp/fujiwarasakura04/page/22019年5月7日閲覧 
  5. ^ a b c 大谷隆之(インタビュアー:大谷隆之)「藤原さくら「PLAY」インタビュー(3/4)|歌い、演じ、そして遊ぶ 経験と縁を音にした「PLAY」」『音楽ナタリー』、ナターシャ、2017年5月10日https://natalie.mu/music/pp/fujiwarasakura04/page/32019年5月7日閲覧 
  6. ^ 大谷隆之(インタビュアー:大谷隆之)「藤原さくら「PLAY」インタビュー(4/4)|歌い、演じ、そして遊ぶ 経験と縁を音にした「PLAY」」『音楽ナタリー』、ナターシャ、2017年5月10日https://natalie.mu/music/pp/fujiwarasakura04/page/42019年5月7日閲覧 
  7. ^ 渡辺彰浩 (2017年2月26日). “藤原さくらが見せた、等身大の姿と“新しい私” 『Special Live2017』レポ”. リアルサウンド (株式会社blueprint). https://realsound.jp/2017/02/post-11503.html 2020年2月26日閲覧。 

外部リンク[編集]