MEN'S CLUB

MEN'S CLUB
ジャンル ファッション
読者対象 男性
刊行頻度 年4回
発売国 日本
出版社 ハースト婦人画報社
刊行期間 1954年 - 現在
ウェブサイト http://www.mensclub.jp/
テンプレートを表示

MEN'S CLUB』(メンズクラブ)は、ハースト婦人画報社が発行し、講談社が発売(2015年4月以降)している男性向けファッション雑誌である。対象は30代~40代の男性。略称は「メンクラ」。

概要[編集]

前身の婦人画報社から1954年に『婦人画報増刊 男の服飾』として創刊され、1963年に『メンズクラブ』と改称された(但し当初から表紙には『男の服飾 MEN'S CLUB』と記載されていた)。 正式なタイトルが現在のものとなったあとも、別冊版として『男の服飾事典』『男の定番事典(服飾品)』などが発行されている。

創刊当時から「アイビールック」について大きく取り上げ、一貫しトラディッショナルなスタイルを掲載し続けてきた。2000年代においても、スーツスタイルを中心としたトラディショナルスタイルのコーディネートを中心に取り扱っている。

長らく月刊誌であったが、2023年より発行回数を年10回から年4回に変更することとなった。

ライバル誌[編集]

1980年代までのライバル誌として、1950年創刊の『男子専科[1]が存在した。とはいえ、あくまでもテーラーで誂える事を前提とした豪華な内容で、ファッションの域に留まらずカルチャーまでをも紹介していた『メンズクラブ』とは大分異なる内容[2]であった。1974年には『チェックメイト』(講談社)が創刊し、若者の二大ファッション誌と呼ばれた。2000年以降では、対象年齢層を同じくするものとして『UOMO』(集英社)、『LEON』(主婦と生活社)、『Safari』(日之出出版)、『OCEANS』(インターナショナル・ラグジュアリー・メディア)などがある。

歴史[編集]

  • 1955年 - 婦人画報社より『男の服飾』創刊
  • 1956年 - 『男の服飾』第6号で「アイビー・ルック」の特集を組む。これにより「アイビー」が流行語となる。
  • 1963年 - 1963年12月号 (No. 34) より誌名を『MEN'S CLUB』と改称し「新創刊」。
  • 1999年 - 婦人画報社がアシェット・フィリパッキ・メディアと合併。出版元がアシェット婦人画報社となる。
  • 2011年 - 1月より発売日が毎月24日となる。また、7月より出版社の社名がハースト婦人画報社と変更される。
  • 2023年 - 紙雑誌媒体での発行を3月・4月・9月・10月の年4回発行になり(発売日も10日に変更)、電子書籍(デジタル版)のみの発行を5月・11月の年2回に変更される。[3]

関連人物[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 1986年に『Dansen』へと改称、1993年休刊、2013年ぶんか社より復刊
  2. ^ 1970年代半ば頃からは『男子専科』もファッションに囚われない内容へと変化していった。
  3. ^ FASHIONSNAP (2022年12月5日). “「メンズクラブ」の発行回数が年10回から4回に変更 デジタルメディア強化に伴い”. FASHIONSNAP [ファッションスナップ]. 2023年4月22日閲覧。

関連文献[編集]

  • デーヴィッド・マークス『AMETORA(アメトラ) 日本がアメリカンスタイルを救った物語 日本人はどのようにメンズファッション文化を創造したのか?』DU BOOKS ISBN 9784866470054

関連項目[編集]

  • mc Sister-『MEN'S CLUB』の姉妹雑誌。2002年2月号を持って休刊。雑誌名の『mc』は『MEN'S CLUB』の妹分という意味からつけられた。『MEN'S CLUB』同様、トラッド・テイストのファッションを紹介していた。
  • エスクァイア - 2013年から「MEN'S CLUB」内コンテンツ・ブランドとなっており、別冊がこの誌名で発行されることもある。
  • ヴァンヂャケット

外部リンク[編集]