ダブルデイ

ダブルデイ
The Doubleday Publishing Group
種類 ランダムハウスの部門
設立 1897年
業種 情報・通信業
事業内容 出版
外部リンク www.doubleday.com
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ダブルデイ: The Doubleday Publishing Group)は、世界有数の出版社の1つ。

歴史[編集]

1897年、フランク・ネルソン・ダブルデイと雑誌の出版社を営んでいたサミュエル・マクルーアがDoubleday & McClure Companyとして創業した。初期のベストセラーとしては、ラドヤード・キップリングThe Day's Work(短編集)、サマセット・モームジョゼフ・コンラッドの作品があった。後にセオドア・ルーズベルト・ジュニアが副社長に就任している。

1900年、ウォルター・ハインズ・ページが経営に加わり、Doubleday, Page & Companyとなった。1922年には、創業者の息子 ネルソン・ダブルデイが経営に加わった。

1927年、ダブルデイはGeorge H. Doran Companyと合併し、Doubleday, Doranと改称した。これで英語圏で最大の出版社となった。1946年、Doubleday and Companyと改称。当時、ジョン・サージェントが会長兼CEOを務め、息子が出版部門の副社長を務めていた[1]

1986年、ダブルデイはベルテルスマンに身売りした。1988年、Bantam Doubleday Dell Publishing Groupの一部となり、1998年にはランダムハウスの一部門となった。

有名な編集者[編集]

インプリント[編集]

以下は、ダブルデイ傘下のインプリントである(過去に存在したものも含む)。

  • Anchor Books - 書店向けペーパーバックを出版していた。名前の Anchor()は(イルカと共に)ダブルデイのロゴになっていた。現在はKnopf Publishing GroupのVintage Anchorとなっている。
  • Blakiston Co. - 医学/科学の専門書。1947年にマグロウヒルに売却。
  • Blue Ribbon Books - 1939年、Reynal & Hitchcockから購入。
  • The Crime Club - 推理小説や探偵小説を専門とし、サックス・ローマーフー・マンチューシリーズ、レスリー・チャータリスサイモン・テンプラーシリーズで有名。
  • Garden City Publishing Co. - 元々はネルソン・ダブルデイが独自に創業。ダブルデイの過去の本を、同じ原版を使ってもっと安い紙に印刷して販売していた。ニューヨーク州ロングアイランドの村の名前を冠しており、1986年までそこにダブルデイの本社があった
  • Image books - 現在もDoubleday Religious Publishingの一部。
  • Nan A. Talese/Doubleday - 1990年に設立された文学専門インプリント。Taleseは当時のダブルデイ副社長でこのインプリントの編集長の名前。
  • Permabooks - 1948年に設立されたペーパーバック部門。
  • Rimington & Hooper - 高品質の限定版。
  • Triangle Books - Reynal & Hitchcockから1939年に購入。チェーン店など向けに安価な本を販売。
  • Zenith Books - アフリカ系の若年層向け。

直営書店[編集]

  • Doubleday Bookstoreは現在はWaldenbooksの一部となっている。

脚注・出典[編集]

外部リンク[編集]