Carlos K.

Carlos K.
生誕 (1985-12-28) 1985年12月28日(38歳)
出身地 日本の旗 山梨県北杜市
ブラジルの旗 Ponta Grossa
学歴 明治学院大学
職業
活動期間 1991年 -
事務所 CK Creative Inc.
公式サイト CK Creative - Official site
著名使用楽器
ピアノ
映像外部リンク
Carlos K.(カルロス・ケー)楽曲提供一覧 - YouTubeプレイリスト
映像外部リンク
MUSIC FUN ! Official YouTube Channel
【岡嶋かな多 & Carlos K.】二人が語るCrystal Kay、小野友樹、すぎやまこういち、Jacob Collierの楽曲の魅力とは【OTOGIBANASHI】 - YouTube

Carlos K.(カルロス・ケー、1985年12月28日 - )は、日本ソングライター編曲家音楽プロデューサートラックメイカー。2016年、2020年と日本レコード大賞を2度受賞。山梨県北杜市ふるさと親善大使。山梨県北杜市出身、山梨県立北杜高校明治学院大学文学部フランス文学科卒業。

概要[編集]

ブラジル生まれの日系2世で、幼少の頃からピアノ演奏に慣れ親しみ、1991年平成3年)6歳で日本に帰国、移住。作曲と油絵の制作活動を始める。

13歳からシンセサイザーを用いた楽曲制作に取り組む。山梨県立北杜高校を卒業後、明治学院大学に入学するものの夢が持てなく1年大学を休学。20歳で生まれ故郷のブラジルへ再度渡り、音楽活動を行いながら田舎のマテ茶工場でアルバイトをした。その時に一緒に働いていた住み込みのブラジル人たちは音楽の道を目指して毎週テープに自分たちの音楽を録音してレコード会社に送っていた。貧しくても頑張る姿を見て「チャンスにあふれた環境にオレなにやってんだ。自分はどんな環境でも音楽を目指せる、努力ができる」と考えて東京へ帰りすぐデモテープを作りレコード会社に送り始め、その後採用が決まった。大学卒業後もフリーターをしながら作曲家を目指すことになる[1]

日本に帰国後から本格的にDTMを学び、R&BHIPHOPのトラックを作り始めるとともに、企業向けのCMの企画/制作を開始。同時に、油絵の制作にも再び注力。

学生時代から数々のバンドやシンガーに楽曲やトラックを提供し、度々全国放送のCMなどで楽曲が使用される。映像音楽も数多く手がけており、映画音楽、ファッションPVの音楽制作などを行う。

近年では多数のメジャーアーティスト、TV-CM、アニメ、映画などの音楽を制作している。アイドルからシンガーソングライターまでジャンルにとられることなく対応でき、提供曲数は300曲を超えている(2020年夏時点)。Little Glee Monsterなど、デビュー当初から携わっているアーティストも多い。また海外のアーティスト/クリエーターとの共同での制作活動にも積極的に取り組んでいる。

2015年(平成27年)AKB48Green Flash』などのヒットによりオリコン年間ランキング作曲家部門1位を記録[2]

2016年(平成28年)作曲・編曲を手がけた西野カナあなたの好きなところ』が「第58回日本レコード大賞」にて大賞を受賞[3]

2017年(平成29年)山梨県北杜市ふるさと親善大使に就任[4]

2020年令和2年)作曲・編曲を手掛けたLittle Glee Monster足跡』が「第62回日本レコード大賞」にて優秀作品賞を受賞NHK合唱コンクール2020年&2021年課題曲にもなった[5]

2021年令和3年)1年間のリリース楽曲数が100曲を超え話題となる[6]

2022年(令和4年)編曲で携わったTani YuukiW/X/Y』がBillboard JAPANが発表した2022年の年間総合チャート(Hot 100)で2位にランクイン。ストリーミングチャートでは3億回を超える再生回数を記録し、2022年に最も再生された楽曲となった。

2024年(令和6年)NMB48新公演全曲プロデュースのサウンドプロデューサーに就任。

                               3度目の開催となるCreator's Camp in Yatsugatakeは参加人数が100名以上となる。 

人物[編集]

  • 「カルロス」は自身を取り上げたブラジルの産婦人科医の名前から付けられ、「K」は「けいいち」のイニシャルであることを明らかにしている[7]
  • ブラジルの農場で働いていた父親は結婚相手を探しに日本に戻り母親と出会い結婚。母親をブラジルに連れてきた。

作風[編集]

幼少時代、楽譜が読めず母親からピアノを教えてもらっていた。怒られたくないため事前に耳コピして弾けるように心がけた。その経験が今の作曲術に繋がり、音を聞いたら頭の中で組み立てられるようになった。

関ジャニ∞に夏うたソングの作り方を解説。『夏感を出す裏打ちリズム』『夏音色(風鈴・海など)』『暖かいメジャーコードと切ないマイナーコード進行』と独自理論を展開した[8]

音楽観に影響を受けたアーティストはビートルズボブ・ディラン尾崎豊小室哲哉ゴンチチヨーヨー・マ。音楽の最初の入りのジャンルはクラシックだった[1]

提供作品[編集]

アーティスト提供作品[編集]

※五十音順

ア行
カ行
サ行
タ行
ナ行
ハ行
マ行
ヤ行
  • 山下優太郎
    • 無色透明(RECエンジニア・ヴォーカルエディット)
  • 山田健登
    • アワノヨウ〜I wanna know you〜(作詞・作曲・編曲)
    • Starlight(作曲・編曲)
  • 山本彩
  • 遊助
    • 今日の花(作曲・編曲)
    • ダチ(作曲・編曲)
    • 浪漫飛行〜君と逢えたら〜(編曲)
    • ライオン-Re-(編曲)
    • History IX(作曲・編曲)
  • YU-A
  • YUNA
    • MY BOOM(作曲・編曲)
    • Dancing with me(作曲・編曲)
    • 蒼炎(作曲・編曲)
  • UBT
    • We are the Universe!!(作曲・編曲)
  • 横山だいすけ
ラ行
ワ行

タイアップ・CM作品[編集]

テレビ


映画
舞台
  • 花王ヘルシアスパークリング」
  • 「ガリバースーパーセール×JO1」テーマソング
  • 「2013-2014プリンススノーリゾート」テーマソング
  • 「プリンスホテルズ&リゾーツ2016-17冬」TV CMソング
  • イトーヨーカドー「ボディークーラー」TVCMソング
  • Samantha Vega♡「板野友美 スペシャルコラボ」CMソング
  • TV-CM「Avail2014秋冬 渡辺麻友」篇 全国オンエア使用楽曲
  • FUJIFILM「INNOVATION AQUARIUM」
  • 「代々木ゼミナール」CM楽曲
  • ライオンバファリン」CMソング
  • イオンモール鈴鹿リニューアルCMソング
  • ジュビロ磐田2019シーズンタイアップソング
  • 「個別指導学院フリーステップ」CMソング
  • レック「バルサンプラス クロラスバリア」CM書き下ろしBGM、 サウンドロゴ
  • レック「バルサン 虫こないもん」CM書き下ろしBGM、 サウンドロゴ
  • レック「激落ちくんトイレクリーナー「クリンぱっ!」」CM書き下ろしBGM、 サウンドロゴ
  • 住宅情報館CMソング
  • Gulliver「ガリバー史上最大の安売り」JO1コラボダンスインスト楽曲
  • Gulliver「ガリバースーパーセール×JO1」ダンスインスト楽曲


ゲーム

企画[編集]

  • 鹿児島県 beauty of life, Kagoshima「桜島」「食」(作曲)
  • 全国学校音楽コンクール 中学校の部 課題曲(NHK)「足跡」(作曲・編曲)
  • 山梨県 新型コロナウイルスワクチン接種に協力要請された消防団への応援ソング「それ行け!日本の消防団」作曲 [11]
  • 山梨県PR・教育補助楽曲 子守唄「夜はともだち」(作曲・編曲)
  • 山梨県北杜市PR・教育補助楽「北杜市山の覚え歌」(作詞・作曲・編曲)
  • UCHU BREWING「We are The Universe!!」(作曲・編曲)
  • Creator’s Camp in Yatsugatake(コライトキャンプ制作)

映像プロデュース[編集]

  • 宗像美樹物語(脚本、監督)[12]※MV[3]

出演[編集]

※関連アーティストの出演に伴う、ごく短時間のものを除く

テレビ[編集]

ラジオ[編集]

インターネット番組[編集]

ウェブ[編集]

  • 人気作家が語る“自身の原点”と音楽遍歴[20]
  • 「Sugar Baby」発売記念連載企画『金澤有希のそこまで!言う気?』(WWSチャンネル、2017年2月13日)[21]
  • 日本音楽著作権協会(JASRAC) 「音人工房」第14回[22]
  • C-PRESS CMIC Group Public Relation Magazine[23]
  • Carlos K.、コロナ禍の音楽シーンで実感する“前向きな変化”を語る(YAHOO!ニュース)[1]

書籍[編集]

  • 廣瀬友祐ファンクラブ会報(2021年5月発行) 対談企画

講演・トークショー[編集]

  • 明治学院大学 パフォーマンス&&ークショー
  • CONVICTION SPECIAL SCHOOL音楽専門学校 ゲスト講師(甲府CONVICTION)
  • 大阪スクールオブミュージック専門学校 作曲特別講座の講師
  • 八ヶ岳ホースショーinこぶちざわ トークショー出演・ライブ作曲
  • 公益社団法人北見青年会議所 第68回北海道地区大会“心踊る情熱の日”フォーラム出演
  • TikTok Music Program×ソニアカサロン勉強会にて講師

脚注[編集]

出典[編集]

  1. ^ a b c 【YAHOO!ニュース】Carlos K.、コロナ禍の音楽シーンで実感する“前向きな変化”を語る「制作現場にも活気が戻ってきている」
  2. ^ [1]
  3. ^ 西野カナレコ大受賞曲手がけた作曲家・Carlos K.、他クリエイターも嫉妬するその手腕を読むReal Sound、2017年1月6日
  4. ^ 北杜市ふるさと親善大使
  5. ^ 【BARKS】『第62回輝く!日本レコード大賞』、各賞受賞者発表
  6. ^ Carlos K.、1年で提供楽曲は“約100曲”充実の2021年を振り返る「僕にとって一番忙しかった日々」”. E-TALENTBANK (2021年12月22日). 2023年8月4日閲覧。
  7. ^ Carlos K./カルロスケー on Twitter
  8. ^ 関ジャム 完全燃SHOW【夏シーズン目前!“夏うた”徹底解剖!】 2017.07.02Mediacrit、2017年7月3日
  9. ^ [2]
  10. ^ マッチポンプ調査室「桜飛礫」にBerryz工房の須藤茉麻ら、音楽はCarlos K.ステージナタリー、2017年5月18日
  11. ^ 産経ニュース
  12. ^ カルロスK氏がインスタグラムで連ドラプロデュース日刊スポーツ、2017年5月21日
  13. ^ 『関ジャム完全燃SHOW』ニューアルバム発売目前、蔦谷好位置による提供曲「DO NA I」裏側大公開&初パフォーマンスbillbord JAPAN、2017年6月26日
  14. ^ 嫉妬に身を焦がすBAR 2017年1月4日放送回 gooテレビ番組
  15. ^ 新感覚オーディション番組始動オリコンNEWS、2017年8月6日
  16. ^ ひねくれ3 2019年5月4日放送回 gooテレビ番組
  17. ^ Kanata Okajimaと対談
  18. ^ 6/28(水) 番組後記(ゲスト:Carlos K.)TSONE番組HP、2017年6月28日
  19. ^ 【本日Mステ出演者が決定】ウルトラオーディション完全生中継!
  20. ^ Flowerや乃木坂46、リトグリなど手掛ける人気作家・Carlos K.が語る“自身の原点”と音楽遍歴Real Sound、2015年10月30日
  21. ^ 「Sugar Baby」発売記念連載企画③『金澤有希のそこまで!言う気?』2016年レコード大賞最優秀賞作曲家に金澤有希が物申す!WWSチャンネル、2017年2月13日
  22. ^ 音楽業界の第一線で活躍するクリエーターが音楽との出会いや日頃の創作活動について語る
  23. ^ これからの時代の曲作り ~ 自分のためではなく、相手のために~ Carlos K.

関連項目[編集]

外部リンク[編集]