bjリーグ 2008-09

bjリーグ 2008-09シーズン
優勝 琉球ゴールデンキングス(初)
準優勝 東京アパッチ
チーム数 12

bjリーグ2008-09は、2008年10月11日から2009年5月17日まで、日本各地で行われたバスケットボールプロリーグである。

参加チーム[編集]

2008-09シーズン参加チーム

地区
チーム名 都道府県 都市 ホームアリーナ 位置 座席数
観客数
(平均)
参入年
仙台89ERS 宮城県 仙台 仙台市体育館 北緯38度13分4.5秒 東経140度52分8.6秒 / 北緯38.217917度 東経140.869056度 / 38.217917; 140.869056 (仙台市体育館:仙台89ERS) 5,733席 2,730人 2005年
新潟アルビレックスBB 新潟 新潟市 朱鷺メッセ 北緯37度54分54.6秒 東経139度6分18.1秒 / 北緯37.915167度 東経139.105028度 / 37.915167; 139.105028 (新潟市東総合スポーツセンター:新潟アルビレックスBB) 4,000席 2,502人 2005年
富山グラウジーズ 富山 富山市 富山市総合体育館 北緯36度38分41.8秒 東経137度11分24秒 / 北緯36.644944度 東経137.19000度 / 36.644944; 137.19000 (富山県総合体育センター:富山グラウジーズ) 4,500席 1,852人 2006年
埼玉ブロンコス 埼玉 所沢市 所沢市民体育館 北緯35度48分36秒 東経139度27分48.7秒 / 北緯35.81000度 東経139.463528度 / 35.81000; 139.463528 (所沢市民体育館:埼玉ブロンコス) 4,300席 2,336人 2005年
東京アパッチ 東京 江東区 有明コロシアム 北緯35度39分59.3秒 東経139度41分54.7秒 / 北緯35.666472度 東経139.698528度 / 35.666472; 139.698528 (代々木第二体育館:東京アパッチ) 10,000席 3,301人 2005年
浜松・東三河フェニックス 静岡県 浜松 浜松アリーナ 北緯34度43分4秒 東経137度46分0.5秒 / 北緯34.71778度 東経137.766806度 / 34.71778; 137.766806 (浜松アリーナ:浜松・東三河フェニックス) 8,000席 1,625人 2008年
西 滋賀レイクスターズ 滋賀 大津市 滋賀県立体育館 北緯35度0分18秒 東経135度53分14.6秒 / 北緯35.00500度 東経135.887389度 / 35.00500; 135.887389 (滋賀県立体育館:滋賀レイクスターズ) 4,896席 1,476人 2008年
大阪エヴェッサ 大阪 大阪市 舞洲アリーナ 北緯34度35分30.8秒 東経135度30分41.6秒 / 北緯34.591889度 東経135.511556度 / 34.591889; 135.511556 (住吉スポーツセンター:大阪エヴェッサ) 7,056席 3,069人 2005年
高松ファイブアローズ 香川県 高松 高松市総合体育館 北緯34度20分33.06秒 東経134度4分26.99秒 / 北緯34.3425167度 東経134.0741639度 / 34.3425167; 134.0741639 (高松市総合体育館:高松ファイブアローズ) 2,830席 1,584人 2006年
ライジング福岡 福岡 福岡市 アクシオン福岡 北緯33度34分56.2秒 東経130度27分45秒 / 北緯33.582278度 東経130.46250度 / 33.582278; 130.46250 (アクシオン福岡:ライジング福岡) 2,000席 1,889人 2007年
大分ヒートデビルズ 大分 別府市 ビーコンプラザ 北緯33度16分58.9秒 東経131度29分13.3秒 / 北緯33.283028度 東経131.487028度 / 33.283028; 131.487028 (ビーコンプラザ:大分ヒートデビルズ) 3,925席 1,396人 2005年
琉球ゴールデンキングス 沖縄 宜野湾市 沖縄コンベンションセンター 北緯26度16分47.1秒 東経127度44分0.7秒 / 北緯26.279750度 東経127.733528度 / 26.279750; 127.733528 (沖縄コンベンションセンター:琉球ゴールデンキングス) 5,000席 2,329人 2007年
  • 本年度は12チームが参加。

大分はシーズン途中の12月より運営会社が株式会社大分バスケットボール・コミュニケーションから株式会社大分ヒートデビルズに承継された。

新規参入[編集]

2008-09年度シーズンに新規加入するチームについては、秋田県長野県兵庫県島根県滋賀県浜松東三河地域のほか1団体を含めた計7団体から選考。以下2チームの新規参入を決めた。

  • 浜松・東三河フェニックス(浜松・東三河地域) 運営母体は株式会社フェニックス・コミュニケーションズ。JBLに所属していた旧オーエスジーフェニックス東三河の転籍となる。リーグの規定でチーム名は「地域名 + 愛称」となる為、転籍に際しチーム名を変更した。
  • 滋賀レイクスターズ(滋賀県) 運営母体は株式会社滋賀レイクスターズ。母体旗揚げからわずか5ヶ月の誘致活動であったが、経営計画の堅実さと地域性が評価されての参戦となった。初代ヘッドコーチにロバート・ピアスが就任した。

また、この2チームの新規参入が決定した事により、bjリーグが設立当初に掲げていたリーグ12球団が達成された事になるが、翌年も新規参入チームの募集を継続をしている。

ドラフト[編集]

順位 チーム 選手 前所属 備考
1 1 滋賀 町田洋介 東芝ブレイブサンダース
- 浜松 指名権なし
2 富山 水戸健史 近畿大学
3 沖縄 菅原洋介 レラカムイ北海道
- 大分 指名放棄
4 埼玉 北向由樹 明治大学 アーリーチャレンジ
5 新潟 竹野明倫 大東文化大学 アーリーチャレンジ(福岡)
6 高松 高田秀一 三菱電機ダイヤモンドドルフィンズ
- 福岡 指名放棄
7 仙台 志村雄彦 東芝ブレイブサンダース
8 東京 矢田公作 レラカムイ北海道(アシスタントコーチ登録)
- 大阪 指名放棄
2 9 滋賀 安成洙 朝鮮大学校 (韓国)
- 浜松 指名権なし
- 富山 指名放棄
- 沖縄 指名放棄
- 埼玉 指名放棄
10 新潟 胡同奎 浜松大学
- 高松 指名放棄
- 仙台 指名放棄
- 東京 指名放棄
3 11 滋賀 小島佑太 日立サンロッカーズ
- 浜松 指名権なし
- 新潟 指名放棄
4 12 滋賀 三浦正和 ホシザキ電機 入団拒否(残留)
- 浜松 指名放棄

試合方式[編集]

レギュラーシーズン(予選リーグ)[編集]

2008-09シーズンでは、12チームが以下の2つにカンファレンス分けされた。

ホーム&アウェーにより、同一カンファレンス所属チームとは8回総当たりで、別カンファレンス所属チームとは2回総当りで、合計52試合を行う。

  • ホームゲーム数:各チーム26試合
    • 「カンファレンス」内:5(対戦チーム数)×4試合(ホーム開催)=20試合
    • 「カンファレンス」外:6試合(1カードに付きホームorアウェー2試合開催)

順位は、各カンファレンス内で52試合の勝敗等(勝敗が同じ場合には、(1)得失点差→(2)1試合当たりの平均得点で順位を決める)により1位から6位までの順位を決める。そして、レギュラーシーズンでカンファレンス上位4チームがプレイオフに進出。

プレイオフ(決勝トーナメント)[編集]

  • 各地区上位4チームがカンファレンス セミファイナルに進出。地区1位と4位、2位と3位で3戦2勝方式でファイナル4を争う。最初の2試合は上位チームのホームで行う。ファイナル4は準決勝(地区優勝決定戦)を行い、更にその勝者同士で総合優勝決定戦を開催する。ファイナル4は集中開催でそれぞれ1試合決着。

レギュラーシーズン[編集]

イースタン・カンファレンス[編集]

順位 チーム名 勝率 得点 失点 得失点差
1 浜松・東三河フェニックス 36 16 .692 - 90.7 78.9 +11.8
2 東京アパッチ 33 19 .635 3.0 85.5 84.0 +1.5
3 仙台89ERS 31 21 .596 2.0 84.2 83.0 +1.2
4 新潟アルビレックスBB 24 28 .462 7.0 82.8 83.9 -1.1
5 埼玉ブロンコス 19 33 .365 5.0 76.9 79.6 -2.7
6 富山グラウジーズ 11 41 .212 8.0 78.3 87.9 -9.6

ウェスタン・カンファレンス[編集]

順位 チーム名 勝率 得点 失点 得失点差
1 琉球ゴールデンキングス 41 11 .788 - 84.5 77.7 +6.8
2 大阪エヴェッサ 35 17 .673 6.0 87.8 83.4 +4.4
3 高松ファイブアローズ 33 19 .635 2.0 86.9 82.3 +4.6
4 ライジング福岡 22 30 .423 11.0 79.4 82.8 -3.4
5 滋賀レイクスターズ 19 33 .365 3.0 76.8 79.6 -2.8
6 大分ヒートデビルズ 8 44 .154 11.0 74.8 85.6 -10.8

プレイオフ[編集]

                             
5月2日・3日
守口市民体育館
         
 3  高松ファイブアローズ  81  88  17
5月16日
有明コロシアム
 2  大阪エヴェッサ  88  64  31  
ウェスタン
 2  大阪エヴェッサ  87
5月5日・6日
那覇市民体育館
   1  琉球ゴールデンキングス  93  
ウェスタン ファイナル
 4  ライジング福岡  69  59  
5月17日
有明コロシアム
 1  琉球ゴールデンキングス  76  70    
 
カンファレンスセミファイナル
 西1  琉球ゴールデンキングス  89
5月9日・10日
有明コロシアム
   東2  東京アパッチ  82
ファイナル
 3  仙台89ERS  86  78  
5月16日
有明コロシアム
5月17日
有明コロシアム
 2  東京アパッチ  98  79    
イースタン
 2  東京アパッチ  89  西2  大阪エヴェッサ  85
5月9日・10日
エコパアリーナ
   1  浜松・東三河フェニックス  84    東1  浜松・東三河フェニックス  91
イースタン ファイナル 3位決定戦
 4  新潟アルビレックスBB  88*  79  24
 1  浜松・東三河フェニックス  87  95  37  


  • 対戦カードはレギュラーシーズンの順位によって決定され、そのラウンドに登場する最上位チームが最下位チームと対戦する。
  • 各カンファレンスセミファイナルについては、上位チームのホームで2日間の1試合を行い、1勝1敗の場合は2日目の試合後に延長戦を行なって決着する。
  • カンファレンスファイナル、ファイナル、3位決定戦は1箇所に集まって開催され、1戦先勝の試合を行った。
  • チーム名の左の数字はレギュラーシーズンの順位。
  • * はOT決着

bj-KBL チャンピオンシップゲームズ[編集]

開催国 日時 bjリーグ優勝 結果 KBL優勝
第1戦 日本 9月19日 大阪エヴェッサ 71 - 85 原州東部プロミ
第2戦 韓国 9月26日 75 - 92

bjリーグオールスターゲーム[編集]

出場選手

青木康平(東京・3回目)
竹野明倫(新潟・初出場)
ボビー・セントプルー(仙台・初出場)
レジー・ウォーレン(埼玉・2回目)
スン・ミンミン(浜松・初出場)
マイケル・ガーデナー(浜松・初出場)
池田雄一(新潟・2回目)
ロドニー・ウェブ(富山・2回目)
庄司和広(埼玉・初出場)
クリス・ホルム(仙台・初出場)
澤岻直人(沖縄・2回目)
佐藤公威(大分・初出場)
波多野和也(大阪・3回目)
ゴードン・ジェームス(高松・3回目)
ジェフ・ニュートン(沖縄・2回目)
藤原隆充(滋賀・初出場)
ラシード・スパークス(高松・初出場)
川面剛(福岡・2回目)
マイケル・パーカー(福岡・初出場)
ジェフリー・プライス(大分・初出場)

結果

勝者 結果 敗者 MVP MIP
EAST 117-96 WEST ボビー・セントプルー(仙台) マイケル・パーカー(福岡)

スリーポイントコンテスト

順位 選手 予選 サドンデス 決勝
1 鈴木裕紀(大分) 14点 14点
2 庄司和広(埼玉) 20点 - 9点
3 マット・ギャリソン(高松・前回王者) 14点 ×
青木康平(東京) 14点 ×
5 金城茂之(沖縄) 10点
6 マイケル・ガーデナー(浜松) 9点

ダンクコンテスト

順位 選手 予選 決勝
1 ブライアン・シンプソン(沖縄) 47点 50点
2 橘佳宏(富山) 49点 46点
3 町田洋介(滋賀) 52点
4 レジー・ウォーレン(埼玉) 41点
5 ラシード・スパークス(高松・前回王者) 40点
6 アダム・ザーン(浜松) 欠場

アワード[編集]

最優秀選手[編集]

部門 受賞者 球団
レギュラーシーズン ジェフ・ニュートン 沖縄
プレイオフ ジェフ・ニュートン 沖縄

ベスト5[編集]

部門 受賞者 球団
ガード マイケル・ガーデナー 浜松
澤岻直人 沖縄
フォワード ボビー・セントプルー 仙台
リン・ワシントン 大阪
センター ジェフ・ニュートン 沖縄

個人タイトル[編集]

部門 受賞者 球団 成績
得点 マイケル・パーカー 福岡 26.8点
アシスト マイケル・ガーデナー 浜松 6.8本
リバウンド クリス・ホルム 仙台 15.6本
ブロックショット ジョージ・リーチ 高松 2.5本
スティール マイケル・パーカー 福岡 2.6本
3Pシュート成功率 竹野明倫 新潟 41.3%
フリースロー成功率 青木康平 東京 91.4%

月間MVP[編集]

選手
10月 ジェフ・ニュートン
11月 ジョン・ハンフリー
12月 ゴードン・ジェームス
1月 マイケル・ガーデナー
2月 マット・ギャリソン
3月 ロドニー・ウェブボビー・セントプルー
4月 リン・ワシントン

その他[編集]

部門 受賞者 球団
最優秀コーチ 桶谷大 沖縄
MIP 金城茂之 沖縄
最優秀6th Man 大口真洋 浜松
コミッショナー特別賞 与那嶺翼 大分
アンソニー・マクヘンリー 沖縄
ベストブースター 東京アパッチ
西 琉球ゴールデンキングス
ベストアリーナ 該当なし
西 該当なし
ベストパフォーマー G.O.W 富山
チームアシスト GREENSPIRITS 埼玉
西 RIZING FUKUOKA THUNDER BIRDS 福岡
コミュニティーアシスト 新潟アルビレックスBB
西 滋賀レイクスターズ

関連項目[編集]