B'z LIVE-GYM 2001 -ELEVEN-

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B'z LIVE-GYM 2001 -ELEVEN-
B'zライブ・ビデオ
リリース
録音 2001年7月15日
ジャンル ロック
レーベル VERMILLION RECORDS
プロデュース 松本孝弘
チャート最高順位
B'z 映像作品 年表
  • B'z LIVE-GYM 2001 -ELEVEN-
  • (2013年)
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B'z LIVE-GYM 2001 "ELEVEN"
B'z の アルバム・ツアー
場所 西武ドームなど全26か所
関連アルバム ELEVEN
初日 2001年3月18日
最終日 2001年7月31日
公演数 全38公演
B'z ツアー 年表
  • B'z LIVE-GYM Pleasure 2000 "juice"
  • (2000年)
  • B'z LIVE-GYM 2001 "ELEVEN"
  • (2001年)

B'z LIVE-GYM 2001 -ELEVEN-』(ビーズ・ライブジム・ツーサウザンドワン・イレブン)は、日本音楽ユニットB'zの映像作品。DVDで発売。

概要[編集]

B'z結成25周年を記念した、未発表ライブ映像作品3か月連続リリースの3作目。2012年11月19日に公式ファンクラブ「B'z Party」のオフィシャルサイトで、3ヶ月連続リリースが発表された。

20世紀最後の年に発表された11thアルバム『ELEVEN』のアルバムツアーであり、21世紀初となったライブツアー『B'z LIVE-GYM 2001 "ELEVEN"』より、2001年7月15日に開催された西武ドーム公演を収録[2]

ステージの特徴として後方に設置された2台のトレーラーがあり、実際に走行可能な車両をアメリカから買い付け、重量エンジンを抜き取りモーターを設置し上昇などのムービング演出を可能にした[3]

アルバム『ELEVEN』からは「May」、「RING」、「Thinking of you」、「扉」が未演奏となった[注釈 1]。 特にアルバムからの先行シングルであった「May」「RING」が本ツアーでは演奏されず[注釈 2]、先行シングル曲が演奏されなかった唯一のアルバムツアーとなっている。その一方で、シングル『ultra soul』と同時発売となったライブDVD[注釈 3]の特典映像として収録された楽曲[注釈 4]がセットリストに加わっている。この他にも、ホール公演では「ROCK man」、「Easy Come, Easy Go!」、「BLOWIN'」が、ホール・アリーナ公演では「ZERO」が、ツアー前のSHOWCASEでは未発表曲「Logic」[注釈 5]が、EXTRA公演[注釈 6]では「LOVE PHANTOM」、「Real Thing Shakes」、「Calling」が演奏されていた。

ちなみに、本公演はこれまでベスト・アルバム『B'z The Best "ULTRA Pleasure"』の特典DVDに「GOLD」、『B'z LIVE-GYM Hidden Pleasure 〜Typhoon No.20〜』に「今夜月の見える丘に」、「スイマーよ2001!!」、「恋心(KOI-GOKORO)」及び冒頭の稲葉によるMCの映像が収録されていたが、本作品ではカメラアングルやカット割り等が変更されている。

演奏[編集]

メンバー[編集]

サポートメンバー[編集]

収録内容[編集]

DISC 1[編集]

  1. 愛のprisoner
    オープニングSEとして I のロングバージョンが流れた後に演奏がスタート。曲名にちなみ檻のセットが登場するが[4]、西武ドーム公演のみ演出が大幅に異なっている[注釈 7]
  2. Seventh Heaven
  3. 銀の翼で翔べ
    「B'zのLIVE-GYMにようこそ!」[注釈 8]に続いての演奏。前アルバム『Brotherhood』からの選曲であり、前作のアルバム収録曲が次作のアルバムツアーでレギュラーメニューとして演奏されるのは極めて稀なケースである[注釈 9]
    曲の最後に両サイドのトラスから花火が散る[5]
  4. さまよえる蒼い弾丸
    イントロが一部カットされ、前曲からほとんど曲間を開けずにスタートする。
  5. さよならなんかは言わせない
    B'z LIVE-GYM Pleasure'93 "JAP THE RIPPER"』以来、約8年ぶりの演奏。
    松本のギターソロからイントロにつながる。
  6. 煌めく人
    演奏開始と同時に縦長のスクリーンが登場し、1番と2番のAメロ及びBメロのラップの歌詞が映し出される。
    アウトロのギターソロが音源のものよりも数小節長く演奏されている。
  7. コブシヲニギレ
    ギターソロ終了後、演奏を一時中断。照明を全部落としたのち、灯りがついたランプを持った稲葉が登場。CD音源のセリフの部分を言った後、そのままランプを投げ、ラストサビに突入する形で演奏された。
  8. Raging River
    増田のピアノソロからスタートし、童謡「さくらさくら」から本曲につながる。
    スクリーンが登場し、映像が投影される。間奏の部分では、尾形光琳の作品である紅白梅図屏風が映っている。
    CD音源からアレンジが若干変更され、コーラスストリングスパートをギターやベースで再現するなど、オケをほとんど使用せずほぼバンドメンバーの演奏のみでアレンジされている。
    曲のラストには稲葉のロングシャウト。
  9. HOME
    稲葉による「深呼吸の練習」から曲がスタート。曲中に演奏をブレイクして深呼吸をする演出がある。
  10. 今夜月の見える丘に
    ギターソロは『ELEVEN』収録の「Alternative Guitar Solo Ver.」のアレンジで演奏。
    エンディングで火花の滝が登場。この演出は『B'z LIVE-GYM The Final Pleasure "IT'S SHOWTIME!!"』でも再現された。

DISC 2[編集]

  1. ultra soul
    この曲に纏わるMCの後に演奏。
    ツアー中にリリースされ、本ツアーがライブ初演奏となった。
    現在ライブで演奏されるアレンジとは異なり、アウトロがCD音源に忠実なアレンジとなっている。またCD音源におけるアコースティック・ギターのパートはキーボードで再現された。
  2. スイマーよ2001!!
    シングル『ultra soul』と同様に前曲からブレイクなしで演奏。女性ダンサーが登場し、ステージ左右に設置されたトレーラーの上でスイミング・ポーズでダンスを披露した[4]
    イントロで短めのコール&レスポンスがある他、ギターソロも少しアレンジされている。
  3. TOKYO DEVIL
    イントロで炎が上がり、トレーラーがゆっくりとせり上がる。そのためCD音源のものよりも長く演奏されている。
    エンディングで黒瀬がチャイニーズゴングを鳴らしたのち、そのままドラムソロに入り次曲につながる。
  4. SACRED FIELD#1090
    松本によるギターソロ。「SACRED FIELD」は当時はまだ発売されていなかった。「#1090」のスローアレンジは本ツアーが初披露となった(両曲とも翌年発表のソロアルバムに収録)。
  5. JAP THE RIPPER
    レギュラーメニューとしては『B'z LIVE-GYM '96 "Spirit LOOSE"』以来、5年ぶりの演奏となった[注釈 10]
  6. ギリギリchop
    冒頭に満園によるベースソロから曲がスタート。ギターソロ前半のメロディ部分はアドリブで演奏されたが、途中で拍を見失ってしまい、後半部分は1拍分早く演奏されている。
  7. juice
    本編ラストナンバー。間奏で、現在は恒例となったコール&レスポンスが初めて行われた。
    曲のエンディングで、吊り下げられたトレーラーから10万本以上の缶が流し落とされるという演出が行われた[4]
  8. 恋心(KOI-GOKORO)
    ここからアンコール。本曲がアルバムツアーで演奏されたのは『B'z LIVE-GYM '93 "RUN"』以来約8年ぶりとなる。
  9. GOLD
    アルバムタイトルに込められた意味についてのMCからスタート。
    当時は未発表曲として披露され、ツアー終了後にシングルリリースされた。
    なお、アリーナ公演では「ZERO」が演奏されていたが、楽曲発表(1992年)以来毎回演奏されていた同曲が初めて未演奏となった。
    「Raging River」同様、ストリングスホーンが導入されているCD音源からバンドメンバーのみの演奏にアレンジされている。
  10. 裸足の女神
    『B'z LIVE-GYM Pleasure'95 "BUZZ!!"』以来、約6年ぶりにアンコールラストナンバーとなった。
    本曲のギターソロではドリルを使用することが多いが、今回は使用していない。
    ラストにステージから花火が打ち上がる。

・退場SEとして、「美しき世界」が流された。

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 「信じるくらいいいだろう」は序盤のホール公演及びアリーナ公演初日の埼玉公演のみ演奏されていた。
  2. ^ 前年に開催された『B'z LIVE-GYM Pleasure 2000 "juice"』では演奏されていた。
  3. ^ VHSとしてリリースされていた『LIVE RIPPER』、『"BUZZ!!" THE MOVIE』、『The true meaning of "Brotherhood"?』、『once upon a time in 横浜 〜B'z LIVE GYM'99 "Brotherhood"〜』の計4タイトルのDVD化。
  4. ^ 「さよならなんかは言わせない」(『LIVE RIPPER』)、「JAP THE RIPPER」(『The true meaning of "Brotherhood"?』)、「裸足の女神」(『"BUZZ!!" THE MOVIE』)の3曲。
  5. ^ B'z LIVE-GYM Hidden Pleasure 〜Typhoon No.20〜』に収録されている。
  6. ^ 本ツアー終了後にアジア公演を控えていた為に演奏したもの。
  7. ^ アリーナ公演及びその他のドーム公演では照明を使用した鉄格子が登場していたが、西武ドームの構造の都合により演出が変更された[5]
  8. ^ ステージの両サイドに設置されたヴィジョンに過去の稲葉の映像がコラージュされたものから「B'zのLIVE-GYMにようこそ!」が発せられたあと、それに続いてステージ上にいる稲葉が改めて「B'zのLIVE-GYMにようこそ!」と叫ぶという演出が行われた[4]
  9. ^ 2000年代のライブでは本ツアーが唯一であり、『B'z LIVE-GYM '96 "Spirit LOOSE"』で「JAP THE RIPPER」(アルバム『The 7th Blues』収録曲)が演奏されて以来約5年ぶりとなる。
  10. ^ 『B'z LIVE-GYM'99 "Brotherhood" -EXTRA-』の一部公演で演奏されていた。

出典[編集]

  1. ^ B'z LIVE-GYM 2001 -ELEVEN- | B'z”. ORICON NEWS. オリコン. 2020年7月14日閲覧。
  2. ^ “B'z、未発表ツアー映像をパッケージ化! 来年1月から3か月連続リリース”. TOWER RECORDS ONLINE (タワーレコード). (2012年11月21日). https://tower.jp/article/news/2012/11/21/n04 2020年7月15日閲覧。 
  3. ^ 『be with!』第79巻、B'z Party、2008年10月。 
  4. ^ a b c d mfm I 2013, p. 157.
  5. ^ a b 『Be with!』第51巻、B'z Party、2001年9月。 

参考文献[編集]

外部リンク[編集]