andymori

andymori
出身地 日本の旗 日本 東京
ジャンル
活動期間 2007年 - 2014年
レーベル Youth Records
公式サイト offial site
旧メンバー

andymori(アンディモリ)は、日本ロックバンド。活動期間は2007年 - 2014年[1]。バンド名はアンディ・ウォーホルと「メメント・モリ」(藤原新也によるインドの写真集)を繋げた造語[2]

メンバー[編集]

前期[編集]

  • 藤原 寛(ふじわら ひろし)
    1984年10月9日生まれ。B型。
    全期通じてのメンバーでベース担当。解散後はALのメンバー。現在はDOGADOGA(ドガ)や、小山田壮平バンドのベースとしても活動している。
  • 後藤 大樹(ごとう ひろき)
    東京都出身。1986年8月19日生まれ。
    前期ドラムス担当。2010年11月27日脱退。Tierra Tom Rayティエラトムレイのギターボーカルとして活動し、解散後はALのメンバー。

後期[編集]

  • 小山田 壮平
    前期からのメンバー。
  • 藤原 寛
    前期からのメンバー。
  • 岡山 健二(おかやま けんじ)
    ドラムス担当。
    三重県出身。1986年10月2日生まれ。
    2010年12月2日加入。解散後はclassicus (クラシクス)のメンバーとして活動している。DOGADOGAのメンバーとしても活動している。(Perc./Cel./Tamb./Pan./Shaker.)

来歴[編集]

バンドの結成メンバーとなる小山田、藤原、後藤の3人は早稲田大学出身で、後藤のみ後の2人の2学年後輩だった。大学在籍時、小山田と藤原は別の2人を迎えてバンドを組んでおり、後藤と親しくなったのは大学の卒業後だった。2007年、小山田は他のバンドでドラマーをやっていた後藤を西荻窪の食堂へ呼び出し、そこに居合わせた写真家の佐藤哲郎と共にラブコールを送り、これを機にandymoriが結成された[3][4]。バンドは東京都内のライブハウスで多数ライブへ出演しその後芸能事務所フェイスミュージックエンタテインメント及びレーベル「Youth Records」と契約し、2008年10月8日にデビューEP『アンディとロックとベンガルトラとウィスキー』をリリースした[5]

2009年2月4日、1stフルアルバム『andymori』をリリース[5]。そのアルバムのリードトラック「FOLLOW ME」が、iTunes「今週のシングル(1月28日 - 2月3日)」に選ばれ、無料ダウンロードが行われた[6]。 さらにこの年、夏の大型音楽フェスティバル「ROCK IN JAPAN FESTIVAL」、「SUMMER SONIC」などに初出演[7][8]。10月にはLIQUIDROOMで初のワンマンライブを行った[5]

2010年1月、iTunesの2010年ブレイクが期待できる新人アーティスト10組「iTunes Japan Sound of 2010」に選ばれた[9]。 また、『SPACE SHOWER Music Video Awards 09』のBEST NEW ARTIST VIDEOカテゴリーで「FOLLOW ME」がノミネート作品に選ばれた[10]

2010年2月3日、2ndアルバム『ファンファーレと熱狂』をリリース、オリコンデイリーアルバムチャートで9位を記録。また、同アルバムは音楽誌snoozerによる、2010年の年間ベストアルバムランキングにおいて、国内ミュージシャンとしては最高順位となる13位に選ばれた。2011年1月20日には第3回CDショップ大賞の大賞を受賞した[11]

2010年11月27日、吉祥寺CLUB SEATAでのライブをもって、ドラムの後藤が脱退した。同年12月2日、下北沢SHELTERのライブより、新ドラマー岡山健二が加入した[5]

2010年12月8日、1stライブDVD『ぼくたちアンディモリ〜日比谷野外大音楽堂ライブ&ドキュメンタリー〜』をリリース。

2011年6月8日、3rdアルバム『革命』をリリース。9月11日より「3rd album '革命' 発売記念 ワンマン'秋の楽園'ツアー」を開催。2012年2月8日にその様子を収めた2ndライブDVD「秋の楽園ツアー 2011.10.07 Studio Coast」をリリース。

2012年3月7日にリリースを予定していた4thアルバム『』が5月2日に延期。3月18日からの「100分間のファンタジー 遊ぼうぜ 踊ろうぜ」ツアーでは『』の曲はアルバムの曲順通りに演奏された。

2012年5月2日、4thアルバム『』をリリース。オリコン週間アルバムチャートで8位を記録し、初の週間トップ10入りを果たした。

2012年11月21日より、対バンツアー「マイム・マイム」がスタート。くるり浅井健一チャットモンチー曽我部恵一BANDらと共演。同月1日に小山田が合成カンナビノイドを含有する製品を服用し警察から事情聴取を受けたが、刑事処分はなされなかった[12]。一連の騒動に関して、本人は反省の弁を述べ[12]、ライブツアーは無事予定通りに行われた。

2013年5月27日、オフィシャルサイトで2013年9月24日の日本武道館公演「andymori ラストライブ 武道館」をもって解散と発表された[13]が、7月4日に小山田が約4.5mの高さから河川に飛び降り、治療とリハビリに数ヶ月から1年以上を要する重傷を負ったため、公演はキャンセルとなった[14][15]。2013年11月20日、現体制となってからの音源から選ばれた初となるライブアルバム『ANDYSHANTY』『愛してやまない音楽を』を同時リリース。

2014年6月27日、オフィシャルサイトで、2014年7月21日と27日に、大阪と東京でワンマンライブ「andymori ワンマン ひこうき雲と夏の音」を開催し、また、8月には4本のライブイベントに出演、8月29日の「SWEET LOVE SHOWER 2014」への出演をもって解散することを表明していたものの[16]、「SLS」のステージ上にて小山田が再度ラストライブを提案、急遽日本武道館が再び押さえられ、10月15日に行うこととなった[17]

2014年10月8日、4thライブDVD『ひこうき雲と夏の音』をリリース。

2014年10月15日、日本武道館公演「andymori ラストライブ」をもって解散。

小山田は解散の理由として、次にやろうとしていることが、このバンドではできないからだという。また、このバンドでできることは、全部やりきったと述べている[18]

ディスコグラフィー[編集]

オリジナル・アルバム[編集]

ライブ・アルバム[編集]

  発売日 タイトル 規格品番 収録曲 備考
1st 2013年11月20日 ANDYSHANTY XQFQ-1117 オリコン最高61位
2nd 2013年11月20日 愛してやまない音楽を XQFQ-1118 オリコン最高62位

EP[編集]

  • アンディとロックとベンガルトラとウィスキー (2008年10月8日)
    1. andyとrock
    2. everything is my guitar
    3. FOLLOW ME
    4. 遠くへ行きたい
    5. ベンガルトラとウィスキー

LP[編集]

  • 都会をすごい速さで走るベンガルトラ (2008年10月8日)
    • ディスク:1
      1. everything is my guitar
      2. FOLLOW ME
      3. ベンガルトラとウィスキー
    • ディスク:2
      1. モンゴロイドブルース
      2. 都会を走る猫
      3. すごい速さ

DVD[編集]

  発売日 タイトル 規格品番 収録曲 備考
1st 2010年12月8日 ぼくたちアンディモリ〜日比谷野外大音楽堂ライブ&ドキュメンタリー〜 XQFQ-2111/2112 2010年9月25日に日比谷野外音楽堂で行われたライブの模様をノーカットで収録したライブDVD。
「DISC-1」にはそのライブの模様。「DISC-2」にはこれまでのMUSIC VIDEOと写真家の佐藤哲朗が撮った、結成当時からのライブ&オフショット収録されている。
オリコン最高28位
2nd 2012年2月8日 秋の楽園ツアー2011.10.07 Studio Coast XQFQ-2113 2011年10月7日に新木場STUDIO COASTで行われたライブの模様を収録したライブDVD。
オリコン最高18位
3rd 2013年11月6日 FUN! FUN! FUN! XQFQ-2114/5 2013年4月5日に恵比寿 LIQUIDROOMで行われたライブの模様を収録したライブDVD。
「DISC-2」には2013年5月3日に行われたSWEET LOVE SHOWER 2013 in 東京でのライブの模様と、『革命』から『宇宙の果てはこの目の前に』までのMUSIC VIDEO、佐藤哲朗のデジタル写真集から構成されている。
オリコン最高38位、登場回数3回
4th 2014年10月8日 ひこうき雲と夏の音 XQFQ-2116/7 「DISC-1」は2014年7月27日にZepp Tokyoで行われたライブ「andymori ワンマン ひこうき雲と夏の音」の模様を収録したライブDVD。
「DISC-2」には2014年7月21日に行われた大阪城野外音楽堂での復活ライブから2014年8月29日SWEET LOVE SHOWER 2014までのライブ&ドキュメンタリー。

オムニバス参加アルバム[編集]

自主制作[編集]

  • everything is my guitar(2007年10月)
    1. everything is my guitar
    2. FOLLOW ME
    3. アイラビューベイビー
    4. sunny side diary
    5. トワイライトシティー
    6. マイアミソング(studio session)

bgms[編集]

自主制作CD「空は藍色」(2006年)

    1. 空は藍色
    2. マイアミソング
    3. チクタク
    4. カウボーイのうた

マリファナショップ [編集]

自主制作CD「生命の唄」(2005年)

    1. 生命の唄
    2. 手紙
    3. サンライズサンセット
    4. モノクローム
    5. teen's

未音源化楽曲[編集]

主にライブなどで披露され、現在もCD化されていない楽曲が数多く存在する。メジャー・デビュー後にDVD化されているライブ、またDVD化されていない未音源化楽曲についても記す。

  • 三万日ブルース(1st Live DVD)
  • マイアミソング(1st Live DVD)
  • アイラビューベイベー (1st Live DVD)
  • パーティーは終わった(2nd Live DVD)
  • 在る光(2nd Live DVD)
  • 706号室(2nd Live DVD)
  • 恋のうた(3rd Live DVD、スピッツのカバー)
  • おいでよ(4th Live DVD)
  • Sunny Side Diary(4th Live DVD)
  • それでも夜は星を連れて(4th Live DVD)
  • ラブリーラバー
  • ゆりかご(元々3rd album革命に収録される予定だった)
  • 渋谷の歌(2nd album 発売記念ワンマン・ツアー"ファンファーレと熱狂")
  • ロックンロールブルース(2nd album 発売記念ワンマン・ツアー"ファンファーレと熱狂")
  • 東京(2nd album 発売記念ワンマン・ツアー"ファンファーレと熱狂")
  • クレイジーへ(2011 下北沢daisybar "ヒロ企画" バンドアレンジで披露)
  • ねえねえ(2011 RADIO CRAZYでのみ披露)

ミュージック・ビデオ[編集]

監督 曲名
飯嶋和良 1984」「CITY LIGHTS from DVD「ぼくたちアンディモリ」」「Peace from DVD「秋の楽園ツアー 2011.10.07 Studio Coast」」「クラブナイト 〜Live Ver.〜」「シンガー
鴻上尚史 「ネバーランド」SHORT FILM
澁谷征司 / 庄司信也
庄司信也 / 深津昌和 Life is Party」「夢見るバンドワゴン
深津昌和(フカツマサカズ) FOLLOW ME」「Sunrise & Sunset」「everything is my guitar」「宇宙の果てはこの目の前に」「革命」「青い空
フカツマサカズ/佐藤啓 CITY LIGHTS」「すごい速さ」「グロリアス軽トラ」「ナツメグ
足立公平 ビューティフルセレブリティー

脚注[編集]

出典[編集]

  1. ^ “andymori、スペシャでその最後をオンエア”. BARKS (ジャパンミュージックネットワーク株式会社). (2014年11月21日). https://www.barks.jp/news/?id=1000109962 2023年9月4日閲覧。 
  2. ^ andymoriとフラカン@ 渋谷クラブクアトロ、終了”. RO69 (2011年7月7日). 2011年7月11日閲覧。
  3. ^ 意識よりも“衝動”に忠実な全12曲を収録! andymoriの1stアルバムが登場 - CDJournal”. CDJournal. 2024年2月13日閲覧。
  4. ^ POWER PUSH! INTERVIEW andymori - スペースシャワーTV - ウェイバックマシン(2016年7月5日アーカイブ分)
  5. ^ a b c d andymori Profile”. andymori official site. 2011年1月27日閲覧。
  6. ^ 1stアルバム・リリースも迫るandymori、iTunes「今週のシングル」無料ダウンロードがスタート!”. CDJournal (2009年1月28日). 2010年2月4日閲覧。
  7. ^ 「ROCK IN JAPAN」第3弾でPerfume、アジカンら4組追加”. ナタリー (2009年6月18日). 2010年2月4日閲覧。
  8. ^ サマソニ第16弾でフジファブ、時雨、狂撃ら35組追加”. ナタリー (2009年6月29日). 2010年2月4日閲覧。
  9. ^ iTunes、2010年ブレイクが期待できる新人10組を発表”. BARKS (2010年1月27日). 2010年2月4日閲覧。
  10. ^ "スペシャ「MUSIC VIDEO AWARDS」ノミネート70作品発表"”. ナタリー (2010年2月1日). 2012年11月1日閲覧。
  11. ^ 第3回CDショップ大賞 受賞作品” (2011年1月20日). 2010年1月22日閲覧。
  12. ^ a b andymori小山田壮平が一連の騒動を謝罪”. ナタリー (2012年11月2日). 2012年11月23日閲覧。
  13. ^ “andymoriが解散を発表、ラストライブは9月武道館”. ナタリー (ナターシャ). (2013年5月27日). https://natalie.mu/music/news/91426 2013年5月27日閲覧。 
  14. ^ 【 いつもandymoriを応援してくださっている皆様へ 】 andymori official site
  15. ^ andymori、小山田壮平重傷により全公演キャンセルに”. ナタリー (2013年7月7日). 2013年7月7日閲覧。
  16. ^ いつもandymoriを応援してくださっている皆様へ
  17. ^ “andymori「もう1回」ライブは日本武道館で”. ナタリー (ナターシャ). (2014年5月27日). https://natalie.mu/music/news/125087 2014年9月2日閲覧。 
  18. ^ 『ロッキング・オン・ジャパン』2013年8月号、3人で語った、解散、そしてラストアルバムp81

外部リンク[編集]