2017 ワールド・ベースボール・クラシック・メキシコ代表

2017 ワールド・ベースボール・クラシック・メキシコ代表（2017ワールド・ベースボール・クラシック・メキシコだいひょう）は、2017年に開催されたワールド・ベースボール・クラシック第4回大会に出場したメキシコ代表である。

経緯[編集]

2015年

• 9月17日 - 第4回WBC予選の組み分けが発表され、メキシコは予選2組で開幕を迎えることとなった^[1]。
• 12月 - エドガー・ゴンザレスが代表監督を務めることが発表された^[2]。

2016年

• 3月11日 - 第4回WBC予選代表選手が発表された^[3]。
• 3月20日 - 予選2組決勝でニカラグアに勝利し、4大会連続の本選出場を決めた。
• 7月17日 - 日本代表と11月に同大会本戦を見据えて、東京ドームで強化試合を開催することを発表^[4]。
• 8月26日 - 組み分けが発表され^[5]、メキシコはD組で開幕を迎えることとなった。
• 10月13日 - キューバから亡命し、メキシコ国籍を持つヤシエル・プイグがメキシコ代表選出に興味があることを公表。代表監督のゴンザレスはプイグのこの公表を好意的に受け入れ、同時にメキシコ代表資格が有るマット・ブッシュ、クリス・デービス、アンソニー・レンドン、ダニー・エスピノーサ、A.J.ラモスの代表選出を検討していることを公表^[6]。
• 12月1日 - 代表選手予備登録提出期限を迎えた^[7]。
• 12月5日 - MLBがエイドリアン・ゴンザレス、オリバー・ペレス、ロベルト・オスーナの代表選出を発表した^[8]。

2017年

• 1月16日 - 読売ジャイアンツのゼネラルマネージャーである堤辰佳がスタッフ会議にてルイス・クルーズが代表に参加するため2月下旬にチームを離れることを明言した^[9]。
• 1月27日 - ミゲル・ゴンザレスが代表参加することになり、意気込みを語った^[10]。
• 2月3日 - ブランドン・レアードが代表参加の意思を表明した^[11]。
• 2月8日 - 代表選出選手28名が発表された^[12]。
• 2月19日 - 代表に選出されていたクリス・デービスがシーズンを優先するため代表辞退した^[13]。
• 2月20日 - 辞退したデービスの代替選手として、セバスチャン・エリサルデが選出された^[14]。
• 2月24日 - 選出されていたダニエル・カストロが辞退し、代替選手としてルイス・ウリアスが選出された^[15]。
• 3月2日 - 選出されていたハイメ・ガルシアが辞退し、代替選手としてダニエル・ロドリゲスが選出された^[16]。
• 3月2日 - 選出されていたホルヘ・デラロサが辞退し、代替選手としてミゲル・アギラールが選出された^[17]。

試合結果[編集]

予選2組[編集]

公式練習試合[編集]

3月7日[編集]

15:10試合開始、試合時間時間分、観衆人^[18]

サンディエゴ・パドレス	-	メキシコ

	1	2	3	4	5	6	7	8	9	R	H	E
メキシコ
パドレス

3月8日[編集]

15:10試合開始、試合時間時間分、観衆人^[19]

アリゾナ・ダイヤモンドバックス	-	メキシコ

	1	2	3	4	5	6	7	8	9	R	H	E
メキシコ
ダイヤモンドバックス

第1ラウンドD組[編集]

3月9日[編集]

20:10試合開始、試合時間3時間39分、観衆14,296人

イタリア	10 - 9	メキシコ

	1	2	3	4	5	6	7	8	9	R	H	E
メキシコ	1	0	1	2	3	0	2	0	0	9	13	1
イタリア	1	0	0	3	1	0	0	0	5x	10	12	1

1. メ：ヨバニ・ガヤルド、フェルナンド・サラス、ビダル・ヌーニョ、カルロス・トーレス、ホアキム・ソリア、セルジオ・ロモ、ロベルト・オスナ、オリバー・ペレス
2. イ：アレッサンドロ・マエストリ、チアゴ・ダ・シルバ、パット・ベンディット、モリス、デマーク、トミー・レイン、ジョーダン・ロマノ
3. 勝：ジョーダン・ロマノ（1勝）  敗：ロベルト・オスナ（1敗）  
4. 本塁打
   メ：エステバン・キロス（1号）、ジャフェット・アマダー（1号）
   イ：アンドレオリ（1号）、ロブ・セゲディン（1号）、クリス・コラベロ（1号）、ドリュー・ブテラ（1号）
5. 審判
   ［球審］ダン・ベリーノ
   ［塁審］ダグ・エディングス、サントス・カスティーヨ、ウィンフライド・バークベンス

3月11日[編集]

20:40試合開始、試合時間3時間40分、観衆15,647人

メキシコ	4 - 9	プエルトリコ

	1	2	3	4	5	6	7	8	9	R	H	E
プエルトリコ	2	0	1	0	1	0	1	0	4	9	13	1
メキシコ	1	0	0	0	0	0	3	0	0	4	7	1

1. プ：ロペス、ヘクター・サンティアゴ、ジョゼフ・コローン、アレックス・クラウディオ、エドウィン・ディアス
2. メ：ミゲル・ゴンザレス、サンチェス、ガエーゴス、フェルナンド・サラス、アギラール、ホアキム・ソリア
3. 勝：ロペス（1勝）  敗：ミゲル・ゴンザレス（1敗）  
4. 本塁打
   プ：フランシスコ・リンドーア（1号、2号）、ハビアー・バエズ（1号）
   
5. 審判
   ［球審］ダグ・エディングス
   ［塁審］ウィンフライド・バークベンス、クイン・ウォルコット、マイケル・ウロア

3月12日[編集]

20:08試合開始、試合時間4時間44分、観衆15,489人

ベネズエラ	9 - 11	メキシコ

	1	2	3	4	5	6	7	8	9	R	H	E
メキシコ	0	5	0	0	3	1	2	0	0	11	14	0
ベネズエラ	0	0	1	0	3	2	3	0	0	9	16	0

1. メ：ルイス・メンドーサ、カルロス・トーレス、ビダル・ヌーニョ、セルジオ・ロモ、サンチェス、オリバー・ペレス、ロベルト・オスナ
2. ベ：ヤスメイロ・ペティット、ウィル・レデズマ、デオリス・ゲラ、ブルース・ロンドン、カスティーヨ、インファンテ、ロベルト・スアレス、ホセ・アルバレス
3. 勝：ルイス・メンドーサ（1勝）  敗：ヤスメイロ・ペティット（1敗）  S：ロベルト・オスナ（1敗1S）  
4. 本塁打
   メ：キロス（2号）、ブランドン・レアード（1号）
   ベ：ビクター・マルティネス（1号）
5. 審判
   ［球審］クイン・ウォルコット
   ［塁審］ダグ・エディングス、マイケル・ウロア、サントス・カスティーヨ

テレビ放映[編集]

試合	放送局[20]	放送局[21]
3月9日 メキシコ 対 イタリア	J SPORTS	スポーツネット（英語版）
3月11日 プエルトリコ 対 メキシコ
3月12日 メキシコ 対 ベネズエラ

代表選手[編集]

本戦ロースター[編集]

以下が代表選手であり、所属は同大会期間中のものとする。

ポジション	背番号	氏名	英語表記	所属球団	投	打	備考
監督	9	エドガー・ゴンザレス	Edgar Gonzalez	読売ジャイアンツ 駐米スカウト
コーチ	53	リゴベルト・ベルトラン	Rigoberto Beltran				投手コーチ
	16	ニック・レイバ	Nick Leyva				ベンチコーチ
	37	ボビー・マガヤネス	Bobby Magallanes				三塁ベースコーチ
	12	アンソニー・メドラノ	Anthony Medrano				一塁ベースコーチ
	45	ウンベルト・ソーサ	Humberto Sosa				ブルペン捕手
	26	アレックス・ペラヨ	Alex Pelayo				打撃投手
	56	ホセ・シルバ	Jose Silva				ブルペンコーチ
	34	フェルナンド・バレンズエラ	Fernando Valenzuela				投手コーチ補佐
投手	31	ミゲル・アギラル	Miguel Aguilar	アリゾナ・ダイヤモンドバックス傘下	左	左
	49	ヨバニ・ガヤルド	Yovani Gallardo	シアトル・マリナーズ	右	右
	28	ジオバニー・ガジェゴス	Giovanny Gallegos	ニューヨーク・ヤンキース	右	右
	58	ミゲル・ゴンザレス	Miguel Gonzalez	シカゴ・ホワイトソックス	右	右
	39	ルイス・メンドーサ	Luis Mendoza	北海道日本ハムファイターズ[※ 1]	右	右
	38	ビダル・ヌーニョ	Vidal Nuno	ボルチモア・オリオールズ	左	左
	18	ロベルト・オスーナ	Roberto Osuna	トロント・ブルージェイズ	右	右
	46	オリバー・ペレス	Oliver Perez	ワシントン・ナショナルズ	左	左
	10	ダニエル・ロドリゲス	Daniel Rodriguez	サルティーヨ・サラペメーカーズ	左	左
	54	セルジオ・ロモ	Sergio Romo	ロサンゼルス・ドジャース	右	右
	59	フェルナンド・サラス	Fernando Salas	ニューヨーク・メッツ	右	右
	55	ジェイク・サンチェス	Jake Sanchez	オークランド・アスレチックス	右	右
	48	ホアキム・ソリア	Joakim Soria	カンザスシティ・ロイヤルズ	右	右
	72	カルロス・トーレス	Carlos Torres	ミルウォーキー・ブルワーズ	右	右
捕手	14	ソルヘ・カリージョ	Xorge Carrillo	ニューヨーク・メッツ傘下	右	右
	52	セバスチャン・ヴァレ	Sebastian Valle	シアトル・マリナーズ傘下	右	右
内野手	42	ジャフェット・アマダー	Japhet Amador	東北楽天ゴールデンイーグルス	右	右
	47	ルイス・クルーズ	Luis Alfonso Cruz	読売ジャイアンツ[※ 2]	右	右
	23	エイドリアン・ゴンザレス	Adrian Gonzalez	ロサンゼルス・ドジャース	左	左
	5	ブランドン・レアード	Brandon Laird	北海道日本ハムファイターズ	右	右
	17	エステバン・キロス	Esteban Quiroz	キンタナロー・タイガース	右	左
	13	ホセ・マヌエル・ロドリゲス	Jose Manuel Rodriguez	モンクローバ・スティーラーズ	右	右
	3	ルイス・ウリアス	Luis Urias	サンディエゴ・パドレス傘下	右	右
外野手	66	ホセ・アギラール	Jose Aguilar	ユカタン・ライオンズ	右	右
	20	セバスチャン・エリサルデ	Sebastian Elizalde	シンシナティ・レッズ傘下	右	左
	24	エフレン・ナバーロ	Efren Navarro	デトロイト・タイガース傘下	左	左
	15	クリス・ロバーソン	Chris Roberson	モンテレイ・サルタンズ	右	両
	27	アレックス・ベルドゥーゴ	Alex Verdugo	ロサンゼルス・ドジャース傘下	左	左

指名投手枠(入れ替え可能投手)[編集]

氏名	英語表記	所属球団	投	打	備考
アンドレス・アビラ	Andres Avila	アトランタ・ブレーブス傘下	右	右
マルコ・エストラーダ	Marco Estrada	トロント・ブルージェイズ	右	右
カルロス・フィッシャー	Carlos Fisher	サンディエゴ・パドレス傘下	右	右
ラファエル・マーティン	Rafael Martin	ワシントン・ナショナルズ	右	右
マリオ・メサ	Mario Meza	シカゴ・カブス傘下	右	右
イバン・サラス	Ivan Salas	カンペチェ・パイレーツ	左	左
フリオ・ウリアス	Julio Urias	ロサンゼルス・ドジャース	左	左

不参加選手[編集]

選出されたが辞退した選手[編集]

ポジション	氏名	英語表記	所属球団	投	打	備考
投手	ホルヘ・デラロサ	Jorge De La Rosa	アリゾナ・ダイヤモンドバックス傘下	左	左	辞退[17]
	ハイメ・ガルシア	Jaime Garcia	アトランタ・ブレーブス	左	左	辞退[16]
内野手	ダニエル・カストロ	Daniel Castro	コロラド・ロッキーズ傘下	右	右	辞退[15]
外野手	クリス・デービス	Khris Davis	オークランド・アスレチックス	右	右	シーズンを優先[13]

予選ロースター[編集]

以下が代表選手であり^[22]、所属は同大会期間中のものとする。尚、フリーエージェントだが、ウィンターリーグに参加した選手は、そちらの所属球団とする。

ポジション	背番号	氏名	英語表記	所属球団	投	打	備考
監督		エドガー・ゴンザレス	Edgar Gonzalez	読売ジャイアンツ 駐米スカウト
投手		アルマンド・アギラール	Armando Aguilar	ユカタン・ライオンズ	左	左
		アンドレス・アビラ	Andres Avila	オークランド・アスレチックス傘下	右	右
		アルトゥーロ・バラダス	Arturo Barradas	ベラクルス・レッドイーグルス	左	左
		カルロス・ブスタマンテ	Carlos Bustamante	プエブラ・パロッツ	右	右
		カルロス・フィッシャー	Carlos Fisher	テキサス・レンジャーズ傘下	右	右
		ジオバニー・ガジェゴス	Giovanny Gallegos	ニューヨーク・ヤンキース傘下	右	右
		ヘスス・ガルシア	Jesus Garcia	ティフアナ・ブルズ	右	右
		スティーブン・ランダズリ	Stephen Landazuri	シアトル・マリナーズ傘下	右	右
		オリバー・ペレス	Oliver Perez	ワシントン・ナショナルズ	左	左
		ダニエル・ロドリゲス	Daniel Rodriguez	ボルチモア・オリオールズ傘下	左	左
		ジェイク・サンチェス	Jake Sanchez	オークランド・アスレチックス傘下	右	右
		マーク・セラーノ	Mark Serrano	ティフアナ・ブルズ	右	左
		ハビエル・ソラーノ	Javier Solano	モンテレイ・サルタンズ	右	右
		アレハンドロ・ソト	Alejandro Soto	オアハカ・ウォーリアーズ	左	左
捕手		ソルヘ・カリージョ	Xorge Carrillo	ニューヨーク・メッツ傘下	右	右
		ウンベルト・ソーサ	Humberto Sosa	ベラクルス・レッドイーグルス	右	右
		セバスチャン・ヴァレ	Sebastian Valle	ニューヨーク・ヤンキース傘下	右	右
内野手		エイドリアン・ゴンザレス	Adrian Gonzalez	ロサンゼルス・ドジャース	左	左
		ウォルター・イバラ	Walter Ibarra	アリゾナ・ダイヤモンドバックス傘下	右	両
		アレックス・メヒア	Alex Mejia	セントルイス・カージナルス傘下	右	右
		アガスティン・ムリーヨ	Agustin Murillo	チャロス・デ・ハリスコ	右	右
		フアン・ペレス	Juan Perez	シンシナティ・レッズ傘下	右	左
		イスマエル・サラス	Issmael Salas	ベラクルス・レッドイーグルス	右	右
		ホルヘ・バスケス	Jorge Vazquez	キンタナロー・タイガース	右	右
外野手		セバスチャン・エリサルデ	Sebastian Elizalde	シンシナティ・レッズ傘下	右	左
		レオ・エラス	Leo Heras	ヒューストン・アストロズ傘下	右	左
		エフレン・ナバーロ	Efren Navarro	シアトル・マリナーズ傘下	左	左
		エステバン・キロス	Esteban Quiroz	キンタナロー・タイガース	右	左

脚注[編集]

注釈[編集]

出典[編集]

関連項目[編集]

• 野球メキシコ代表
• 2017 ワールド・ベースボール・クラシック

表 話 編 歴 野球メキシコ代表 - 2017 ワールド・ベースボール・クラシック
監督	9 エドガー・ゴンザレス
コーチ	12 アンソニー・メドラノ 16 ニック・レイバ 26 アレックス・ペラヨ 34 フェルナンド・バレンズエラ 37 ボビー・マガヤネス 45 ウンベルト・ソーサ 53 リゴ・ベルトラン 56 ホセ・シルバ
投手	10 ダニエル・ロドリゲス 18 ロベルト・オスナ 28 ジオバニー・ガジェゴス 31 ミゲル・アギラル 38 ビダル・ヌーニョ 39 ルイス・メンドーサ 46 オリバー・ペレス 48 ホアキム・ソリア 49 ヨバニ・ガヤルド 54 セルジオ・ロモ 55 ジェイク・サンチェス 58 ミゲル・ゴンザレス 59 フェルナンド・サラス 72 カルロス・トーレス
捕手	14 ソルヘ・カリージョ 52 セバスチャン・ヴァレ
内野手	3 ルイス・ウリアス 5 ブランドン・レアード 13 ホセ・マヌエル・ロドリゲス 17 エステバン・キロス 23 エイドリアン・ゴンザレス 42 ジャフェット・アマダー 47 ルイス・クルーズ
外野手	15 クリス・ロバーソン 20 セバスチャン・エリサルデ 24 エフレン・ナバーロ 27 アレックス・ベルドゥーゴ 66 ホセ・アギラール
予選ロースター 監督 エドガー・ゴンザレス コーチ リゴ・ベルトラン ニック・レイバ ボビー・マガヤネス アンソニー・メドラノ アレックス・ペラヨ ホセ・シルバ フェルナンド・バレンズエラ 投手 アルマンド・アギラール アンドレス・アビラ アルトゥーロ・バラダス カルロス・ブスタマンテ カルロス・フィッシャー ジオバニー・ガジェゴス ヘスス・ガルシア スティーブン・ランダズリ オリバー・ペレス ダニエル・ロドリゲス ジェイク・サンチェス マーク・セラーノ ハビエル・ソラーノ アレハンドロ・ソト 捕手 ソルヘ・カリージョ ウンベルト・ソーサ セバスチャン・ヴァレ 内野手 エイドリアン・ゴンザレス ウォルター・イバラ アレックス・メヒア アガスティン・ムリーヨ フアン・ペレス イスマエル・サラス ホルヘ・バスケス 外野手 セバスチャン・エリサルデ レオ・エラス エフレン・ナバーロ エステバン・キロス

表 話 編 歴 ワールド・ベースボール・クラシック メキシコ代表
2006 • 2009 • 2013 • 2017 • 2023