2016年オーストリアグランプリ

オーストリアの旗 2016年オーストリアグランプリ
レース詳細
日程 2016年シーズン第9戦
決勝開催日 7月3日
開催地 レッドブル・リンク
オーストリア シュピールベルク
コース長 4.326km
レース距離 71周(307.146km)
決勝日天候 曇(ドライ)
ポールポジション
ドライバー
タイム 1:07.922
ファステストラップ
ドライバー イギリスの旗 ルイス・ハミルトン
タイム 1:08.41(Lap 67)
決勝順位
優勝
2位
3位

2016年オーストリアグランプリは、2016年のF1世界選手権第9戦として、2016年7月3日レッドブル・リンクで開催された。

フリー走行[編集]

1回目(FP1)
7月1日現地時間08:00から行われた。
2回目(FP2)
7月1日現地時間13:00から行われた。
3回目(FP3)
7月2日現地時間9:00から行われた。

予選[編集]

予選は7月2日現地時間12:00から行われた。

結果[編集]

Pos. No. ドライバー コンストラクター Q1 Q2 Q3 Grid
1 44 イギリスの旗 ルイス・ハミルトン メルセデス 1:06.947 1:06.228 1:07.922 1
2 6 ドイツの旗 ニコ・ロズベルグ メルセデス 1:06.516 1:06.403 1:08.465 61
3 27 ドイツの旗 ニコ・ヒュルケンベルグ フォース・インディア-メルセデス 1:07.385 1:07.257 1:09.285 2
4 5 ドイツの旗 セバスチャン・ベッテル フェラーリ 1:06.761 1:06.602 1:09.781 92
5 22 イギリスの旗 ジェンソン・バトン マクラーレン-ホンダ 1:07.653 1:07.572 1:09.900 3
6 7 フィンランドの旗 キミ・ライコネン フェラーリ 1:07.240 1:06.940 1:09.901 4
7 3 オーストラリアの旗 ダニエル・リカルド レッドブル-タグ・ホイヤー 1:07.500 1:06.840 1:09.980 5
8 77 フィンランドの旗 バルテリ・ボッタス ウィリアムズ-メルセデス 1:07.148 1:06.911 1:10.440 7
9 33 オランダの旗 マックス・フェルスタッペン レッドブル-タグ・ホイヤー 1:07.131 1:06.866 1:11.153 8
10 19 ブラジルの旗 フェリペ・マッサ ウィリアムズ-メルセデス 1:07.419 1:07.145 1:11.977 PL3
11 21 メキシコの旗 エステバン・グティエレス ハース-フェラーリ 1:07.660 1:07.578 11
12 94 ドイツの旗 パスカル・ウェーレイン MRT-メルセデス 1:07.565 1:07.700 12
13 8 フランスの旗 ロマン・グロージャン ハース-フェラーリ 1:07.662 1:07.850 13
14 14 スペインの旗 フェルナンド・アロンソ マクラーレン-ホンダ 1:07.671 1:08.154 14
15 55 スペインの旗 カルロス・サインツ トロ・ロッソ-フェラーリ 1:07.618 No time 15
16 11 メキシコの旗 セルジオ・ペレス フォース・インディア-メルセデス 1:07.657 No time 16
17 20 デンマークの旗 ケビン・マグヌッセン ルノー 1:07.941 17
18 30 イギリスの旗 ジョリオン・パーマー ルノー 1:07.965 194
19 88 インドネシアの旗 リオ・ハリアント MRT-メルセデス 1:08.026 204
20 26 ロシアの旗 ダニール・クビアト トロ・ロッソ-フェラーリ 1:08.409 PL5
21 9 スウェーデンの旗 マーカス・エリクソン ザウバー-フェラーリ 1:08.418 18
22 12 ブラジルの旗 フェリペ・ナッセ ザウバー-フェラーリ 1:08.446 214
107% time: 1:11.172
ソース[1]
追記
  • ^1 - ロズベルグはFP3でのクラッシュによりギアボックスを交換したため5グリッド降格[2]
  • ^2 - ベッテルはフリー走行前にギアボックスを交換したため5グリッド降格[3]
  • ^3 - マッサは決勝前にフロントウイングを交換したためピットレーンからスタート[4]
  • ^4 - パーマーハリアントナッセの3名はQ1でのイエローフラッグ中の速度違反により3グリッド降格ペナルティとペナルティポイント2点がそれぞれ科せられた[5][6][7][8]
  • ^5 - クビアトはQ1でクラッシュしマシンを損傷、モノコックとギアボックスを交換したため、決勝はピットレーンからスタート[9]

Q1~Q3までの使用タイヤと総周回数を以下に示す。

順位 No ドライバー チーム Q1 Q1タイヤ Q2[10] Q2タイヤ Q3[11] Q3タイヤ ラップ数
1 44 ルイス・ハミルトン メルセデス 1:06:947 US 1:06.228 US,SS 1:07.922 I,US 21
2 6 ニコ・ロズベルグ メルセデス 1:06.516 US 1:06.403 US,SS 1:08.465 I,US 20
3 27 ニコ・ヒュルケンベルグ フォース・インディア 1:07.385 US,US 1:07.257 US,US 1:09.285 I,US 25
4 5 セバスチャン・ベッテル フェラーリ 1:06.761 US 1:06.602 SS 1:09.781 I,US 18
5 22 ジェンソン・バトン マクラーレン 1:07.653 US,US 1:07.572 US,US 1:09.900 I,US 22
6 7 キミ・ライコネン フェラーリ 1:07.240 US 1:06.940 SS,SS,US 1:09.901 I,US 21
7 3 ダニエル・リカルド レッドブル 1:07.500 US 1:06.840 US,SS 1:09.980 I,US 20
8 77 バルテリ・ボッタス ウィリアムズ 1:07.148 US 1:06.911 US,US 1:10.440 I,US 18
9 33 マックス・フェルスタッペン レッドブル 1:07.131 US 1:06.866 US,SS 1:11.153 I,US 17
10 19 フェリペ・マッサ ウィリアムズ 1:07.419 US 1:07.145 US,US 1:11.977 I,US 21
11 21 エステバン・グティエレス ハース 1:07.660 US,US,US 1:07.578 US,US 18
12 94 パスカル・ウェーレイン MRT 1:07.565 US,US,US 1:07.700 SS,US 17
13 8 ロマン・グロージャン ハース 1:07.662 US,US,US 1:07.850 US,US 19
14 14 フェルナンド・アロンソ マクラーレン 1:07.671 US,US 1:08.154 US,US 12
15 55 カルロス・サインツ トロ・ロッソ 1:07.618 US,US,US 10
16 11 セルジオ・ペレス フォース・インディア 1:07.657 US 5
17 20 ケビン・マグヌッセン ルノー 1:07.941 US,US,US,US 10
18 30 ジョリオン・パーマー ルノー 1:07.965 US,US,US,US 9
19 88 リオ・ハリアント MRT 1:08.026 US,US,US 11
20 26 ダニール・クビアト トロ・ロッソ 1:08.409 US,US 8
21 9 マーカス・エリクソン ザウバー 1:08.418 US,US,SS 12
22 12 フェリペ・ナッセ ザウバー 1:08.446 US,US,SS 13

US:Ultra soft, SS:Super soft, S:soft, M:Medium, H:Hard, I:Intermediate, W:Wet

決勝[編集]

2016年7月3日日曜日)天候:曇

展開[編集]

ファイナルラップでニコ・ロズベルグが後続のルイス・ハミルトンとブレーキミスで接触。結局ロズベルグのマシンは破損し4位まで後退、ハミルトンが優勝。2位にマックス・フェルスタッペン、3位にキミ・ライコネンが座った。表彰式では当然のようにブーイングの嵐であった。パスカル・ウェーレインが10位入賞でF1キャリア初ポイントを獲得した(所属するマノー(MRT)も初ポイント)。

結果[編集]

Pos. No. ドライバー コンストラクター 周回数 タイム/リタイア Grid Pts.
1 44 イギリスの旗 ルイス・ハミルトン メルセデス 71 1:27:38.107 1 25
2 33 オランダの旗 マックス・フェルスタッペン レッドブル-タグ・ホイヤー 71 +5.719 8 18
3 7 フィンランドの旗 キミ・ライコネン フェラーリ 71 +6.024 4 15
4 6 ドイツの旗 ニコ・ロズベルグ メルセデス 71 +26.7101 6 12
5 3 オーストラリアの旗 ダニエル・リカルド レッドブル-タグ・ホイヤー 71 +30.981 5 10
6 22 イギリスの旗 ジェンソン・バトン マクラーレン-ホンダ 71 +37.706 3 8
7 8 フランスの旗 ロマン・グロージャン ハース-フェラーリ 71 +44.6682 13 6
8 55 スペインの旗 カルロス・サインツ トロ・ロッソ-フェラーリ 71 +47.400 15 4
9 77 フィンランドの旗 バルテリ・ボッタス ウィリアムズ-メルセデス 70 +1 Lap 7 2
10 94 ドイツの旗 パスカル・ウェーレイン MRT-メルセデス 70 +1 Lap 12 1
11 21 メキシコの旗 エステバン・グティエレス ハース-フェラーリ 70 +1 Lap 11
12 30 イギリスの旗 ジョリオン・パーマー ルノー 70 +1 Lap 19
13 12 ブラジルの旗 フェリペ・ナッセ ザウバー-フェラーリ 70 +1 Lap 21
14 20 デンマークの旗 ケビン・マグヌッセン ルノー 70 +1 Lap 17
15 9 スウェーデンの旗 マーカス・エリクソン ザウバー-フェラーリ 70 +1 Lap 18
16 88 インドネシアの旗 リオ・ハリアント MRT-メルセデス 70 +1 Lap 20
17 11 メキシコの旗 セルジオ・ペレス フォース・インディア-メルセデス 69 アクシデント[12] 16
18 14 スペインの旗 フェルナンド・アロンソ マクラーレン-ホンダ 64 バッテリー[13] 14
19 27 ドイツの旗 ニコ・ヒュルケンベルグ フォース・インディア-メルセデス 64 ブレーキ[12] 2
20 19 ブラジルの旗 フェリペ・マッサ ウィリアムズ-メルセデス 63 ブレーキ[4] PL
Ret 5 ドイツの旗 セバスチャン・ベッテル フェラーリ 26 タイヤバースト[14] 9
Ret 26 ロシアの旗 ダニール・クビアト トロ・ロッソ-フェラーリ 2 メカニカル[15] PL
ソース[16]
ファステストラップ[17]
ラップリーダー
追記
  • ^1 - ロズベルグは最終ラップでハミルトンと接触した件についてロズベルグに非があるとされ、レース後に10秒加算ペナルティ(順位変動なし)とペナルティポイント2点が科された。また、この接触によりマシンにダメージを負ったがそのままフィニッシュしたため戒告処分も受けている[18][19]
  • ^2 - グロージャンはピットレーンでの速度違反のため、レース後に5秒加算ペナルティ(順位変動なし)[20]
  • ^† - リタイアだが、90%以上の距離を走行したため規定により完走扱い

第9戦終了時点でのランキング[編集]

  • :ドライバー、コンストラクター共にトップ5のみ表示。

脚注[編集]

  1. ^ FORMULA 1 GROSSER PREIS VON ÖSTERREICH 2016 - QUALIFYING. The Official F1 Website(2016年7月2日).
  2. ^ ロズベルグ、クラッシュでギヤボックス交換へ。決勝での5グリッド降格が決定. AUTOSPORTweb(2016年7月2日).
  3. ^ セバスチャン・ベッテル、ギアボックス交換で5グリッド降格. F1-Gate.com(2016年7月2日).
  4. ^ a b 期待に届かなかったウィリアムズ. ESPN F1(2016年7月4日).
  5. ^ ヒュルケンベルグにおとがめなし. ESPN F1(2016年7月3日).
  6. ^ Stewards Decision Doc44 - J.Palmer”. fia.com (2016年7月2日). 2016年7月3日閲覧。
  7. ^ Stewards Decision Doc46 - R.Haryanto”. fia.com (2016年7月2日). 2016年7月3日閲覧。
  8. ^ Stewards Decision Doc45 - F.Nasr”. fia.com (2016年7月2日). 2016年7月3日閲覧。
  9. ^ クビアト、予選のクラッシュでモノコックを交換。ピットレーンスタートに. AUTOSPORTweb(2016年7月3日).
  10. ^ 終了間際から雨
  11. ^ 開始直前に晴天
  12. ^ a b 2台そろって落胆の結果に終わったフォース・インディア. ESPN F1(2016年7月4日).
  13. ^ 予想外の成果を得たマクラーレン. ESPN F1(2016年7月4日).
  14. ^ ベッテル「謎のタイヤバースト。戦略が原因じゃない」:フェラーリ オーストリア日曜. AUTOSPORTweb(2016年7月4日).
  15. ^ 見事な追い上げを決めたサインツ. ESPN F1(2016年7月4日).
  16. ^ FORMULA 1 GROSSER PREIS VON ÖSTERREICH 2016 - RACE RESULT. The Official F1 Website(2016年7月3日).
  17. ^ FORMULA 1 GROSSER PREIS VON ÖSTERREICH 2016 - FASTEST LAPS. The Official F1 Website(2016年7月3日).
  18. ^ ロズベルグにペナルティも結果は変わらず. ESPN F1(2016年7月4日).
  19. ^ Stewards Decision Doc67 - N.Rosberg”. fia.com (2016年7月3日). 2016年7月4日閲覧。
  20. ^ Stewards Decision Doc59 - R.Grosjean”. fia.com (2016年7月3日). 2016年7月5日閲覧。
前戦
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