1929年の航空

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航空に関する出来事[編集]

クエスチョンマーク号 (下方)
LZ 127「グラーフ・ツェッペリン」
  • 1月1日〜7日 - アメリカ陸軍のアイラ・エーカーカール・スパーツらの搭乗したクエスチョンマーク号(Question Mark)が、空中給油による連続無着陸飛行の記録を作った
  • 4月24日 - イギリスのパイロット、アーサー・ジョーンズ=ウィリアムズとノーマン・H・ジェンキンスがフェアリー長距離単葉機でイギリスのクランウェルからカラチまでの6,646 kmを50時間48分で飛行した。
  • 6月16日 - フランスのジャン・アッソラン、ルネ・ルフェーブル、アーマン・ロチが搭乗するベルナール 191G.R.「カナリア号」がアメリカのメイン州からフランスまでの大西洋横断飛行に成功した。フランス人最初の無着陸大西洋横断飛行成功である。この飛行機にアメリカ人、アーサー・シュライバーが隠れて乗り込んだ。(日付は到着のヨーロッパ時間、出発はアメリカ時間13日で30時間ほどの飛行)
  • 6月13日 - アメリカのパイロット、ロジャー・クインシー・ウイリアムズ(Roger Quincy Williams)とルイス・ヤンシー(Lewis Alonzo Yancey)の搭乗したベランカ モノプレーン「グリーン・フラッシュ」がローマまでの無着陸横断飛行をめざして、オールドオーチャードビーチを出発しようとしたが、主脚が壊れ離陸に失敗した。この様子は映画が残っている。[1]
  • 7月9日 - ロジャー・クインシー・ウイリアムズとルイス・ヤンシーがベランカ モノプレーン「パスファインダー」でオールドオーチャードビーチからスペインのサンタンデール まで無着陸飛行した。スペインで給油してローマに到着した。
ANT-9
ユンカース G.38
  • 11月6日 - 大型4発の旅客機/輸送機、ユンカース G.38が初飛行した。
  • 11月26日 - ドイツのフリードリッヒ・カール・フォン・ケーニッヒ=ヴァルトハウゼンが1928年8月9日から始めた20hpの軽飛行機、Klemm L.20での世界一周飛行を終えてベルリンに到着した。
  • 11月28日〜29日 - リチャード・バードらが、南極大陸ロス氷原のリトル・アメリカ基地から南極点までの往復と初の南極点上空飛行に成功した。使用機はフォード4AT・3発機「フロイド・ベネット」号。飛行時間は15時間51分。
  • 12月 - フランスのパイロット、デュドネ・コストとコドスがブレゲー19Aで8029kmの周回距離記録を樹立した。
  • 12月17日 - イギリスから南アフリカのケープタウンまでの無着陸飛行に挑戦した、アーサー・ジョーンズ=ウィリアムズとノーマン・H・ジェンキンスがチュニジアで山地に衝突し、死亡した。

1929年に初飛行した機体の画像[編集]

航空に関する賞の受賞者[編集]

1929年の民間航空のデータ[編集]

国名 民間機数 定期航空路延長 旅客数
アメリカ合衆国 6,763 57,600 165,263
ドイツ 971 26,400 100,144
フランス 882 27,520 25,256
イギリス 829 8,488 28,260
イタリア 548 13,088 25,298
日本 111 3505 3274
ベルギー 83 4691 5264
オランダ 45 4664 19,273

(出典:『飛行機の科学と芸術』:多田憲一:厚生閣:1932年)

関連項目[編集]

参考文献[編集]

  1. ^ http://roynagl.50megs.com/oldorchardbeach.htm