名探偵コナン 14番目の標的

名探偵コナン 14番目の標的ターゲット
Detective Conan
The Fourteenth Target
監督 こだま兼嗣
脚本 古内一成
原作 青山剛昌
出演者 高山みなみ
山崎和佳奈
神谷明
山口勝平
茶風林
緒方賢一
岩居由希子
高木渉
大谷育江
音楽 大野克夫
主題歌 ZARD
少女の頃に戻ったみたいに
撮影 野村隆
編集 岡田輝満
制作会社 キョクイチ東京ムービー
製作会社 小学館
よみうりテレビ
小学館プロダクション
ポリグラム
東宝
キョクイチ東京ムービー
配給 東宝
公開 日本の旗 1998年4月18日
上映時間 99分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
興行収入 18億5000万円[1][2][3][4][5][6]
配給収入 10億5000万円[7]
前作 名探偵コナン 時計じかけの摩天楼
次作 名探偵コナン 世紀末の魔術師
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名探偵コナン 14番目の標的』(めいたんていコナン 14ばんめのターゲット)は、1998年4月18日に公開された劇場版『名探偵コナン』シリーズの第2作目にあたる劇場版アニメである。上映時間は99分。興行収入は18億5000万円[1][2][3][4][5][6]配給収入は10億5000万円[7]キャッチコピーは「次に狙われるのはだれだ!?」。

概要

劇場版シリーズ第2作目。毛利小五郎とその知人が、名前に入っている数字になぞらえて13から1まで次々と標的になる事件が展開されていく。犯行現場には被害者の数字を表すトランプが残されていく。数字の順番は、目暮十三 (13) → 英理 (12) → 阿笠博 (11) → 弘樹 (10) → 勝義 (9) → 沢木平 (8) → 小山内奈々 (7) → 戸永明 (6) → 毛利小郎 (5) → ピーター・フォード (4) → 白鳥任郎 (3) → 科稔 (2) → 工藤新 (1)[注 1]。犯人は小五郎に恨みを抱いている村上(ジョーカー)とされ、物語が進む。そして、映画のサブタイトルである『14番目の標的』とは誰なのか、という謎が本作のメインになっている。なお、名前に数字の付くメインキャラクターが13から番号順に狙われるというストーリーにするにあたり、目暮警部の名前が13=十三(じゅうぞう)、白鳥刑事の名前が3=任三郎(にんさぶろう)と明かされ、原作・アニメシリーズでも共通の公式設定となった。また、「2」の人物は当初は服部平次を予定していたが、テレビシリーズに登場して間もないこともあって断念し、平次の登場は見送られた[注 2][8]。第7作『迷宮の十字路』で、コナンや小五郎が本作について触れている。

物語の別軸として、小五郎が刑事を辞めるきっかけとなった事件と毛利夫婦が別居した理由が描かれている。映画シリーズの設定は、原作者とスタッフで原作・アニメ共に矛盾がないように合わせられている。目暮は刑事時代の小五郎を「数々の難事件を迷宮入りにした」と評していたが、本作で射撃の腕前については本物であることが明かされており、小五郎の有能な部分が垣間見える作品にもなっている(実は原作初期でも阿笠博士が「あれでも昔は敏腕刑事じゃった」とコナンに言っている)。この点については、小五郎は本作以降も原作・アニメ、そして第9作『水平線上の陰謀』などで、コナンを凌ぐ活躍を見せていくことになる。

テレビシリーズのキャラクターからは妃英理が初登場したほか、彼女の秘書である栗山緑も初登場し、後の劇場版やテレビアニメ、原作にも登場することとなる。

タイトルに「日本語で書いて英語で読む語」が初めて用いられた作品であり、第6作『ベイカー街の亡霊』以降定着している[注 3]

アメリカでは2007年11月20日ファニメーションから英語吹き替え版のDVDが販売された。英語名は「Case Closed: The Fourteenth Target」。

1997年からテレビシリーズの主題歌は2023年現在もビーイング所属歌手が担当しており、本作以降も2011年の第15作『沈黙の15分』まで14年間はビーイング所属アーティストが担当していた[注 4]

英理がエピローグ回想ではない形で登場したのは本作が唯ーとなっている[注 5]。また、次作から高木刑事佐藤刑事などが登場するため、目暮と行動を共にする部下が白鳥のみなのも、本作が最後になっている[注 6]

ストーリー

湖のほとりで母の妃英理を見付けた蘭は、思わず彼女のそばへ駆け寄ろうとするが、英理は大声で蘭を止める。するとどこからともなく銃声が聞こえ、英理が地面に倒れこんでしまう。そんな夢を見た蘭は、不安から英理に電話をかける。それを笑う英理だったが、蘭が夢の中の母が今より少し若く見えたことを伝えると、表情を曇らせる。

一方、コナンは少年探偵団と航空博物館に向かうことになり、阿笠博士を待つ間に歩美は占いゲームでコナンの恋を占う。表示された「Aの予感」にコナンは困惑する(Aはキスを意味する古い隠語)。

1週間後、公園にてジョギングしていた目暮警部が何者かにボウガンで狙撃される事件が発生。現場には紙で作られた西洋の短剣らしきものが残された。また、英理は自身の法律事務所に送られてきたチョコレートに毒が仕込まれており、命に別状こそなかったものの、入院を余儀なくされる。事務所の郵便受けには紙製のが入っていた。さらには、阿笠家にて博士がバイク上の何者かにボウガンで狙撃される。コナンは犯人を追うが取り逃してしまい、現場には剣のようなものが残されていた。

コナンは数々の遺留品から、これらの襲撃事件がトランプの札に倣って名前に「十三」から「一」までが入る人間が順に襲われていることと、その犯行が小五郎に関連した人物を狙っていることを突き止める。目暮はその情報から、仮出所したばかりの村上丈を犯人だと考えた。コナンと蘭は白鳥刑事から、かつて取り調べから逃げようとした村上が英理を人質にとり、小五郎が拳銃を発砲したが、その弾丸が英理の足をかすめたことがあったと聞く。村上の確保には成功したものの、人質にかまわず発砲したことが問題となり、ほどなく小五郎は警察を退職したのであった。蘭はこの事件が両親の別居に至った原因であると考え、新一の声で電話をしてきたコナンに小五郎への信頼が揺らいだことを訴えるが、コナンは「小五郎が英理を撃ったのは事実でも、それが真実とは限らないのではないか」と諭す。

目暮は「十」のつくプロゴルファー・辻弘樹に事件のことを知らせ、忠告するが、辻はヘリコプターのフライトを止めようとしない。仕方なく小五郎と目暮も同乗することを条件にフライトの許可を出し、コナンもひそかに同乗する。やがて、米花町上空を飛行中に辻がの不調を訴え、ヘリは墜落の危機に陥る。コナンの助けを借りての不時着によって惨事こそ免れたものの、辻は次の大会を欠場することとなった。原因は辻がフライト前に使用する目薬が散瞳剤にすり替えられていたことであった。さらにスペードの10のカードが発見される。

小五郎が「九」のつく知人に心当たりがなかったため、「八」の標的たりうる、ソムリエの沢木公平を訪ねる。沢木はレストランを任せてもいいという打診を受け、新たに開業する海洋娯楽施設「アクアクリスタル」に行くのだと語り、コナンたちはそこのオーナーとして、「九」のつく旭勝義の名前を目にする。小五郎は旭とも面識があったものの、些細な依頼を受けた程度に過ぎず、知人ではなかった。しかし、犯人もそう考えるかは不明であり、沢木を護衛する必要もあったことから、コナンたちも同行する。

現地に到着した一行は、他の招待客である小山内奈々、仁科稔、宍戸永明、ピーター・フォードと出会い、彼らもそれぞれ名前に「七」、「二」、「六」、「四」の数字を持っていた。さらに白鳥の名前に「三」が入っていることと、「一」はここにはいない工藤新一ではないかという推測も語られる。招待客に事情を説明して村上との関係を聞いたところ、仁科と宍戸は仕事で村上に取材した経験を語る。奈々は3か月前、接触こそなかったもののバイクの運転手を転倒させる自動車事故を起こして逃走していたが、そのことを黙っていた。

旭が不在の中、奈々が旭から贈られたマニキュアでワインのコルクに落書きをして遊んでいると、フォードが足元に旭名義で沢木宛のメモを見つける。そのメモに従って赴いたワインセラーにはブービートラップが仕掛けられており、ボウガンが発射される。気付いたコナンが叫び、沢木が避けたため命中はしなかったが、村上の存在を確信した一行は脱出を決意する。

しかし、建物は入口も非常口も塞がれていたうえ、一行は海中を漂う旭の遺体を発見する。コナン以外の男性陣が手分けして脱出口を探していると、建物の電気が落とされ、マニキュアに仕込まれていた夜光塗料を目印に奈々が刺殺される。遺体から右利きの人間による犯行と判断したコナンは、博士の襲撃犯も右利きだったが村上は左利きだったことに気付き、一連の事件の犯人が村上ではなく招待客の中にいると確信する。さらに電気が落とされた際、犯人が床に置いたジュース缶を蹴り飛ばしていたことから、衣服の裾についた染みによって犯人を特定する。一行にミネラルウォーターを配ることで犯行の動機を確認したコナンは、犯人を追い詰めるための証拠を探し、発見する。

ところがそこで爆発が起こって海水が流入し、一行のいる海中レストランが水没する。泳げない仁科は小五郎が助けるが、蘭だけが浮上してこない。コナンがペットボトルに空気を入れて潜ると、蘭は展示中の自動車に足を挟まれ、抜け出せずにいた。コナンはペットボトルの空気で蘭の窮地を救うが、自身も足を挟まれてしまう。窒息しかけたところへ蘭が口づけをし、今度はコナンへ直接空気を渡す。それによって息を吹き返したコナンは、なんとか足を引き抜き、改めて蘭を「伸縮サスペンダー」を使って救う(これ以降、コナンの上半身の服装が長袖のYシャツのみになる)。

一行は爆破された箇所から泳いで外へ脱出するが、仁科が溺れてしまう。沢木が人工呼吸を買って出るが、コナンは小五郎の声で白鳥がやるように命じ、小五郎を眠らせて推理ショーを始める。犯行は、自身や標的の名前に数字が入っていると気付いた犯人が村上の経歴などを利用して起こしたもので、目暮たちを襲ったのはカムフラージュであり、真の標的は辻や旭、奈々だったうえ、犯人が仁科に対して海中レストランを爆破することで水死させようとしたことと人工呼吸を装って窒息死させるつもりだったことも明かし、それらの真犯人として沢木を挙げる。証拠として、奈々を襲撃した際に紛れ込んだ彼女の落書き入りのコルクをポケットから出させ、さらに新一のカードであるスペードのエースを持っていることを指摘された沢木はエースを出し、犯行を認める。

動機は味覚障害であり、沢木が唐辛子を味見していたところを目撃していたコナンは、沢木のミネラルウォーターにだけ塩を混ぜてそのことを確かめていた。奈々が誘発した交通事故に遭った沢木はまもなく味覚障害を発症しており、視覚と嗅覚で仕事をこなすも矜持から引退を決意したうえ、医者に事故だけでなくストレスが原因の可能性もあると言われたため、奈々と合わせてストレスの原因となった仁科、旭、辻[注 7]への復讐を決意すると、小五郎と不在で会えなかった村上との遭遇を機に彼の利用を考え、まもなく殺害していた。なお、宍戸とフォードは単なる数合わせに過ぎず、特にフォードにおいては小五郎や村上とも無関係であった。

目暮たちは沢木の逮捕に動くが、彼はアクアクリスタルを崩壊させるために仕掛けた爆弾を爆発させ、衰弱によって抵抗できない蘭を人質にとり、ヘリポートへの逃走を図る。建物の全壊が始まり、目を覚ました小五郎、コナン、目暮、白鳥は宍戸たちを避難させ、沢木を追う。崩落の危険と、武器を持って人質を取る沢木の存在からヘリコプターが着陸せず、立ち往生していた沢木のもとへコナンたちが追いつき、白鳥が拳銃を構えるが、腕に自信のない彼は発砲できない。沢木はこれから再度辻の殺害に向かい、その後蘭を道連れにして死ぬと笑い、白鳥の拳銃をコナンを介して自身に渡すよう要求する。窮地の蘭に拳銃を構えたコナンは、かつて小五郎が英理に発砲した真意を悟り、同じ行動を起こす。足を怪我した人質は逃走の障害にしかならないため、小五郎はわざと英理の足を撃ったのだった。コナンの姿に新一の面影を見た蘭、誤解していた白鳥もこの「真実」に思い至った後、小五郎が沢木を捕まえて投げ飛ばす。

目暮が沢木を殺人容疑及び傷害や拉致などの現行犯で逮捕しようとしたところで建物がさらに崩壊し、沢木が海へ落下しかける。目暮の手に支えられた沢木は「離せ!死なせろ!!」と死を望むが、「死なしゃしねぇ!!てめぇに、自分の犯した罪の重さを分からせてやる!!」と小五郎に手を掴まれて責められ、救出を経て目暮に拘束された。救出後、「おじさん、ヘリコプター恐怖症治ったみたいだね!」とコナンに言われた直後に小五郎が完全に怯えて顔が青くなり、「うわああーっ、降ろしてくれーっ!!」と悲鳴を上げた。救急車で搬送される蘭は沢木の持っていたスペードのエースを握りしめ、「新一が守ってくれたのかもしれない」と語るが、それを聞いたコナンは「エース」=「A」=「キス」によって助けられたのは自分であることを実感する。

数日後、英理の家に招かれたコナンと蘭は、かつて小五郎が英理の足を撃った真意を英理自身が知っていた事、怪我を押して作った料理を小五郎が酷評した事が別居の原因である事を英理から聞かされ、英理が極めて料理下手だったことを思い返すのだった。

登場人物

レギュラーキャラクター

江戸川 コナン(えどがわ コナン)
- 高山みなみ
本作の主人公。本来の姿は「東の高校生探偵」として名を馳せている工藤新一だが、黒ずくめの組織に飲まされた毒薬・APTX4869の副作用で小学生の姿になっている。
工藤新一として小学5年生の頃に航空博物館で体験したヘリコプターの模擬操縦、ハワイで父・優作に教わった射撃訓練の経験が、今回の事件で大いに役立つことになる。
毛利 蘭(もうり らん)
声 - 山崎和佳奈
本作のヒロイン。新一の幼なじみで、ガールフレンド。都大会で優勝するほどの空手の達人。
両親の別居の真相を知り、小五郎のことを信じられなくなるが、電話で新一に諭され10年前の事件と小五郎を見つめなおそうとする。彼女の身を案じて留守番を言いつける小五郎に対しても、自分も事件の当事者だと主張して同行する。
毛利 小五郎(もうり こごろう)
声 - 神谷明
蘭の父親で「眠りの小五郎」の異名で有名な私立探偵。コナンの保護者。元警視庁捜査一課強行犯係の刑事。
目暮によって「警視庁内でも一、二を争う腕前」と評されたほどの射撃の名手であることが明かされる。また、高所恐怖症であるため、辻のヘリコプターに同乗させられた時は完全に怯えていた。
所轄署の刑事だった10年前、目暮と共に村上丈を逮捕したが、英理を人質に取って逃亡しようとした村上に対して拳銃を発砲した際、村上を足止めする目的で英理の脚にも銃弾を当てる。その後、人質に構わず発砲した責任を問われて依願退職し、英理とも対応を巡って大喧嘩をした末に別居していた。
工藤 新一(くどう しんいち)
声 - 山口勝平
コナンの本来の姿で高校生探偵。
コナンが新一の声で電話をした際、父を信じられなくなったと嘆く蘭に対し、小五郎が英理を撃ったのは事実でも、それがイコール真実とは限らないのではないかと諭す。
名前に「1」が含まれている事から、蘭は最後の標的にされるのが新一だと推測する。
目暮 十三(めぐれ じゅうぞう)
声 - 茶風林
警視庁刑事部捜査一課強行犯捜査三係の警部
犯人の標的「十三」として狙われ、ジョギング中にボーガンで右の脇腹を撃たれて負傷するが、数日後に退院して事件の犯人を追う。射撃の腕はいまいち。
10年前の階級は警部補で、小五郎と共に殺人犯の村上丈を逮捕していた。
本作で初めて下の名前が明かされた。
阿笠 博士(あがさ ひろし)
声 - 緒方賢一
コナンの正体を新一と知る数少ない人物の1人で、発明家。
犯人の標的「十一」として狙われ、玄関のドアのガラスを割られて不用意にドアを開けたところをボーガン臀部でんぶを撃たれて負傷する。
吉田 歩美(よしだ あゆみ)、小嶋 元太(こじま げんた)、円谷 光彦(つぶらや みつひこ)
声 - 岩居由希子(歩美)、高木渉(元太)、大谷育江(光彦)
少年探偵団の3人。
歩美は恋愛の古い隠語である「A」の意味を知っているような節があるが、元太はエビフライのことだと思っていた。
劇場版恒例のダジャレクイズを今回は光彦が出題した。
阿笠が犯人に襲われた直後、3人はコナンと探偵団バッジで連絡を取り、逃走する犯人の位置を伝えた。
辻のヘリコプターが不時着する際には帝丹小学校の校庭でサッカーをしており、他の生徒を避難させた。
妃 英理(きさき えり)
声 - 高島雅羅
蘭の母親で小五郎の妻。「法曹界のクィーン」の異名で有名な敏腕弁護士
弁護士業の都合もあって旧姓の「妃」を用いているものの、離婚したわけではないので戸籍名は「毛利 英理(もうり えり)」のままである。
10年前の事件で村上に人質に取られた際、村上丈を足止めする目的で小五郎から脚を撃たれていた事が判明し、その事件の直後に別居して法廷で活躍するようになった。10年前の人質事件で負った傷跡が左大腿部に残っている。
犯人の標的「十二」として狙われ、自身の法律事務所に送られてきたジゴバのチョコレートを小五郎のプレゼントだと思い口にしたところ、仕込まれていたによって倒れてしまう。ただし、瞬時に毒に気付き、目の前に秘書がいたことから素早く対処できたことが幸いし、命に別条はなく大事にも至らなかった。
その後、無事退院し、蘭とコナンに別居理由を明かした。
鈴木 園子(すずき そのこ)
声 - 松井菜桜子
蘭の同級生で親友。鈴木財閥の令嬢で、蘭や新一とは幼馴染でもある。
序盤のみ登場。仁科のようなタイプが好みだと語っている[注 8]
蘭との食事で小五郎と英理の話題が出た時は、「(小五郎は)蘭がいなかったら身を持ち崩していたかもね」と話している。
白鳥 任三郎(しらとり にんざぶろう)
声 - 塩沢兼人
警視庁刑事部捜査一課のキャリア組刑事で階級は警部補
前作に引き続き登場し、10年前に起きた小五郎と村上丈の因縁の真相を蘭に教える。
ワインに精通しており、沢木の自宅のワインクーラーやアクアクリスタルのワインセラーに貯蔵されているワインを見て興奮していた。射撃の腕はからきしで、拳銃を構えた時には手が震えていた。
目暮と同じく、本作で初めて下の名前が明かされた。

オリジナルキャラクター

容疑者

村上 丈(むらかみ じょう)〈35〉
声 - 鈴木英一郎
「ジョーカー」の異名で知られる元トランプ賭博のディーラー。左利き。
10年前、殺人事件を起こして小五郎と目暮に逮捕された。所轄署での取り調べの最中に英理を人質にして逃走を試みるも、小五郎に左肩を撃たれて失敗した。その直後に依願退職した小五郎にとっては、刑事時代に逮捕した最後の犯人である。
逮捕後は模範囚となり、1週間前に刑務所から仮出所している。出所直後に毛利探偵事務所を訪ねたが留守のため面会できず、それ以降行方不明になっている。前述の小五郎との因縁から、一連の事件の犯人として疑われる。
台詞は10年前の回想シーンのみ。
仁科 稔(にしな みのる)〈37〉
声 - 鈴置洋孝
料理エッセイスト
キザな性格だが女性ファンも多い。最近では「パリのレストラン」などの料理関連の本を書いているが、実際は味覚音痴でワインの知識にも疎い[注 9]
著書の内容を間違いだと悟った奈々に味覚を疑われて口論となり、お土産に持参したワインでブラインド・テイスティングの勝負をしたが、ボジョレームーラン・ナ・ヴァンを飲んで、最高級ワインであるシャンベルタンの名を挙げてしまい、奈々から笑われる結果となった。また、金槌のため水が苦手であり、海面を走るモノレールの上からでも冷や汗をかいていた。
エッセイストになる前は犯罪ルポライターとして活動しており、村上の事件を取り上げたことがある。
本来の標的「二」の予定だった服部平次の登場が見送られたことにより制作されたキャラクターで、犯人に恨まれ殺される側となったが、彼と同じく生存するくだりとなった。
ピーター・フォード(Peter Ford)〈40〉
声 - アンディ・ホリフィールド
ニュースキャスター
紳士的な外国人で、片言の日本語を喋っている。報道関係の仕事に携わっており、目暮と白鳥を一目で警察関係者だと見抜いている。
陽気で冗談好きだが、率先して脱出口の捜索を手伝ったり、「アクアクリスタル」からの脱出時に子供のコナンを引っ張っていこうとするなど正義感は強い。
村上に襲われる可能性がある立場にあっても毅然とした態度を崩さず、慌てた素振りは見せていない。女遊びが好きらしく、コナン達と英理との食事中に、十和子のクラブで若い女性に囲まれて豪遊する姿を目撃されている。
予告ではワインを飲んだ直後に苦しむシーンが挿入されていたが、実際には毒を盛られたふりをしただけの冗談であった。
劇場版シリーズで、初めて登場した外国人キャラクター。
宍戸 永明(ししど えいめい)〈45〉
声 - 内海賢二
カメラマン
豪快な性格で、初対面[注 10]のコナンを小僧と呼び嫌がられている。また、態度の大きさと挑発めいた発言[注 11]を何度も目暮に咎められていた。しかし、泳げない仁科を見て「俺が連れていってやる」と発言した他、少年探偵団の写真を撮って喜ばせるなど、優しい面も持ち合わせている。村上に襲われる可能性がある立場にありながら、フォードと同じく動揺した素振りは見せていない。村上とは過去に面識があり、写真集「殺人犯の肖像」で彼を撮影した事がある。
小山内 奈々(おさない なな)〈21〉
声 - 岡本麻弥
ファッションモデル
一行と同じく旭勝義からの招待を受けるが、フランス製の高級なマニキュアも一緒にプレゼントされている。
高飛車な性格で、仁科が紹介した店を批判して口論となり、この口論から発展したブラインド・テイスティングに彼が失敗したことを受け、さらに挑発を繰り返している。車の運転も荒っぽく、駐車場に停車させる際にも勢いよく走行してコナン達を驚かせた。
3ヶ月前に前方不注意が原因でバイクを転倒させる事故を起こしており[注 12]、それが村上から狙われる原因かもしれないと考えている。
宍戸とは顔見知りであり、彼を「先生」と呼んでいる。
劇場版シリーズで、前作『時計じかけの摩天楼』のプロローグを除き、名前が与えられた最初の女性キャラクターであると同時に、殺害されたキャラクターにもなった。
沢木 公平(さわき こうへい)〈36〉
声 - 中尾隆聖
フランス料理店「ラ・フルール」のソムリエ
小五郎や英理の古くからの友人。温和で紳士的な性格をしているが、ワインに関する知識と情熱は凄まじい。
奈々が持参したワインの銘柄をすぐに当てるなどソムリエとしての実力は一流で、いつか自分の店を開くことを目標にしている。趣味はワイン収集で、自宅のワインセラーには宝物のシャトー・ペトリュスなど高級ワインを数多く所持している。実家は山梨県で果樹園を経営しており、その一人息子。ワインセラーに数百本のワインが貯蔵されている。
旭からレストランの経営を打診され[注 13]、コナン一行と「アクアクリスタル」を訪れる。ワインセラーで犯人の仕掛けたブービートラップに引っ掛かりボーガンで狙われるが、トラップに気付いたコナンの声で間一髪矢を避けた。
旭 勝義(あさひ かつよし)〈61〉
声 - なし
実業家。海洋娯楽施設「アクアクリスタル」のオーナー。
都内にある十数件のレストランの経営に携わっている。小五郎にはペットのネコ探しを依頼したことがあるが、知り合いというほどの付き合いではない。
高級ワインのコレクションが趣味で、ワイン好きの白鳥が舌を巻くほどの希少ワインを取り揃えているが、その管理方法は杜撰ずさんであり、沢木に室内の温度の高さを指摘されていた[注 14]。その沢木にレストランの経営を任せたいという話を持ち掛けており、コナン達は次の標的「九」は旭ではないかと推理。沢木のガードも兼ねて「アクアクリスタル」へ向かうことになった。だが、一行が到着しても現れないので待機していると、ワインセラーから好きなワインを選ぶようにとの手紙が発見された。
劇場版シリーズで『時計じかけの摩天楼』のプロローグを除き、最初に殺害されたキャラクター。
辻 弘樹(つじ ひろき)〈36〉
声 - 谷口節
プロゴルファー
小五郎とはプロ・アマゴルフの時に知り合い、その時に彼にサイン付きの写真を贈っている。ヘリコプターの操縦免許を取得しており、所有する自家用機で休日によく飛行している。車を運転したり、ヘリを操縦したりする時には目薬を指す習慣がある。
犯人の標的「十」の可能性があることから、警察に飛行を中止するよう要請されるが断り、小五郎と目暮を搭乗させて飛行を開始してしまう。だが、米花町上空を飛行中に目の異常を訴え、ヘリは墜落の危機を迎えるが、辻を守るべくこっそり搭乗していたコナンの活躍により無事に不時着させて脱出することができた。その後の検査で、ビタミン剤から虹彩炎用の散瞳剤にすり替えられていた目薬をさして瞳孔が開いたことが判明し、出場予定の全米オープンをキャンセルすることになってしまった。

法曹関係者

秘書
声 - 百々麻子
妃法律事務所に所属する弁護士で、英理の秘書。
英理に挨拶をした際に、胸に付けていたブローチを褒められとても喜んでいた。
名前が判明するのは『瞳の中の暗殺者』からである[注 15]

病院関係者

医者
声 - 千葉一伸
東都大学院の医師
毒入りチョコレートを食べてしまい病院に搬送された英理の治療をした。その後、混入されていた毒が農薬系であることを白鳥に報告している。

メディア関係者

レポーター
声 - 永島由子
海洋娯楽施設「アクアクリスタル」のオープンに伴い、旭に取材をしていた女性レポーター。
コナンはこのニュースをテレビで見ていたが、蘭にテレビを消されてしまった。

ラ・フルール

辻の彼女
声 - 海原やすよ・ともこ
辻が仏料理店「ラ・フルール」に連れてきた女性二人組。
海原やすよ・ともこは、前作の2丁拳銃に続く芸人のゲスト出演である。

十和子

岡野 十和子(おかの とわこ)〈32〉
声 - 一城みゆ希
銀座高級クラブ「十和子」のママ。
小五郎が店の常連であり、名前に「10」(岡野和子)が入っているということで警察にマークされていたが、事件とは無関係であった。

スタッフ

テレビ放送

回数 番組名(放送枠名) 放送形態 放送日 放送時間(JST 放送分数 平均世帯視聴率 備考
1 通常拡大枠 1999年3月22日 19:00-20:54 114分
2 2002年9月1日
3 金曜ロードSHOW! 2014年2月7日 21:00-22:54 16.0% デジタルリマスター版を放送。

音楽

主題歌

ZARD少女の頃に戻ったみたいに
作詞 - 坂井泉水 / 作曲 - 大野愛果 / 編曲 - 池田大介

挿入歌

「KIZUNA」
作詞 - 有森聡美 / 作曲・編曲 - 大野克夫 / 歌 - 伊織
キミがいれば
作詞 - 高柳恋 / 作曲・編曲 - 大野克夫 / 歌 - 伊織

サウンドトラック

名探偵コナン 14番目の標的
大野克夫サウンドトラック
リリース
ジャンル J-POP
時間
レーベル ポリドール
プロデュース 大野克夫バンド
大野克夫 アルバム 年表
名探偵コナン 時計じかけの摩天楼
1997年
名探偵コナン 14番目の標的
1998年
名探偵コナン 世紀末の魔術師
1999年
EANコード
EAN 4988005212771
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「名探偵コナン メイン・テーマ(標的ヴァージョン)」の演奏は、高中正義リードギター)と、吉田建ベース[注 16]斉藤ノブパーカッション[注 17]が担当している[10]。その他に、T-SQUARE伊東たけし(「コナンが通る」「アクアクリスタル」「アクアクリスタル内へ」「挫折」)や、カシオペア桜井哲夫(「アクアクリスタル」「アクアクリスタル内へ」)、柳ジョージ(「KIZUNA(ヴォーカル ヴァージョン)」)が参加している[10]。前作「時計仕掛けの摩天楼」ではTVシリーズの楽曲「対決のテーマ」「捜査開始」「西の名探偵」「昼下がりの天使たち」「想い出」のリアレンジ楽曲が収録されたの逆に今作は新曲が殆どとなっている。

TVシリーズでは9月21日放送の第118話(1時間スペシャル)『浪速の連続殺人事件』から汎用開始。本作以降劇場版劇伴のTVシリーズへの流用は公開から半年過ぎた時期からの汎用となり、収録曲の一つである「スペードのエース」は公開後しばらくの間、一部テレビシリーズのエピソードで劇伴として一時期用いられた。また、「ターゲット サスペンス」シリーズや「犯人の謎」などの楽曲は長期にわたりテレビシリーズの劇伴として使われていた。

収録曲

  1. 名探偵コナン メイン・テーマ (標的ヴァージョン)
  2. 恋のトランプゲーム占い
  3. 母への想い
  4. ワインをのんで
  5. ターゲット サスペンスA
  6. ターゲット サスペンスB
  7. ターゲット サスペンスC
  8. ターゲット サスペンスD
  9. コナンの大作戦1
  10. コナンが通る
  11. カード賭博のボス
  12. ターゲット サスペンスE
  13. 犯人の謎
  14. 次のターゲット!
  15. 何かが起きる…
  16. トリック
  17. アクアクリスタル
  18. アクアクリスタル内へ
  19. ターゲット サスペンスF
  20. ターゲット サスペンスG
  21. ターゲット サスペンスH
  22. ターゲット サスペンスI
  23. ターゲット サスペンスJ
  24. 犯人の目星
  25. 迫り来る危機
  26. コナンの大作戦2
  27. 真相究明
  28. 謎の解明 (ターゲット サスペンスK)
  29. スペードのエース
  30. 挫折
  31. 殺意
  32. 一触即発
  33. Aの予感
  34. 別居の真相
  35. KIZUNA (ヴォーカル ヴァージョン)

映像ソフト化

  • VHS - 1999年4月14日発売[11]
  • DVD - 2001年3月28日発売[12](廉価版・2011年2月25日発売[13]、英語版・2007年11月20日発売[14]
  • BD - 2011年6月24日発売[15](廉価版・2018年12月7日発売[16]。)

関連本

出典本

  • 『名探偵コナン全映画パーフェクトガイド』 小学館、2001年5月10日。ISBN 978-4-09-101802-1
  • 『名探偵コナン 10years シネマガイド』 小学館、2006年3月24日。ISBN 978-4-09-101803-8
  • 『劇場版名探偵コナン全人物調書』 小学館、2007年4月18日。ISBN 978-4-09-120823-1
  • 『名探偵コナン キャラクタービジュアルブック』 小学館、2014年9月18日。ISBN 978-4-09-199036-5

フィルムブック

脚注

注釈

  1. ^ 下記の英語吹き替え版などでは、漢字の概念が分かりにくいことを考慮してか、数字と本人との関係が名前ではなく別物に差し替えられている(〜人の子供がいる、〜個のビルを持っているなど)。
  2. ^ ただし、オープニングにおける作品説明の「蝶ネクタイ型変声機」についての解説部分でイメージカットとして登場している。
  3. ^ 第16作『11人目のストライカー』、第19作『業火の向日葵』、第22作『ゼロの執行人』、第24作『緋色の弾丸』、第25作『ハロウィンの花嫁』を除く。
  4. ^ 第20作『純黒の悪夢』・第21作『から紅の恋歌』も再びビーイング所属のアーティストが担当している。
  5. ^ 次々作『瞳の中の暗殺者』のエピローグでは回想で登場。第22作『ゼロの執行人』ではエンディング内の後日談に登場するが台詞なしである。
  6. ^ 物語の展開上、目暮のみ登場の『業火の向日葵』などは除く。
  7. ^ 仁科は著書でワインについての誤った知識を広めたこと、旭は希少ワインを買い漁って管理をおろそかにしていたこと、辻はソムリエのバッジやタストヴァンフランス語版をネタとして笑いものにしたこと。
  8. ^ 本作の公開時は、本編の時系列上も後に恋人となる京極真と出会う前である。
  9. ^ 仁科の著書を読んだ蘭も、英理との会食で誤ったワインの知識を披露し、沢木に訂正されている。
  10. ^ 東都航空記念博物館で、ヘリコプターの撮影を行っていた時にコナンや少年探偵団と出会っているが、直接会話をするのはアクアクリスタルで会った時が初めてである。
  11. ^ 面識があった人物が眼前で死亡しても特に動じることなくシャッターを切っていた。
  12. ^ バイクとの接触はなかったものの、奈々は相手を救護せず逃走してしまっている(当然これは、道路交通法第72条の「救護義務違反」などに該当するため[9]、奈々の方が先に罪を犯しており、もし「アクアクリスタル」を生還していた場合、目暮達に連行される予定だった)。
  13. ^ このスカウトは、一人息子のため実家の手伝いをしなければならず断る予定だった。
  14. ^ ワインを保存する際の温度は10 - 14℃が理想だが、「アクアクリスタル」のワインセラーは17℃であった。
  15. ^ その後、原作・テレビアニメにも登場するようになった。
  16. ^ 「名探偵コナン メイン・テーマ(標的ヴァージョン)」の他に、「次のターゲット!」と「謎の解明(ターゲット サービス K)」の2曲も演奏している。
  17. ^ 「名探偵コナン メイン・テーマ(標的ヴァージョン)」の他に、「コナンの大作戦1」と「犯人の謎」、「次のターゲット!」、「コナンの大作戦2」の4曲も演奏している。

出典

  1. ^ a b “名探偵コナン:劇場版新作が興収60億円突破 シリーズ最高記録を更新”. MANTANWEB (MANTAN). (2016年6月6日). https://mantan-web.jp/article/20160606dog00m200008000c.html 2017年5月30日閲覧。 
  2. ^ a b “劇場版『名探偵コナン 純黒の悪夢(ナイトメア)』興行収入は、ついにシリーズ最高60億到達!?”. アニメイトタイムズ (アニメイト). (2016年6月6日). https://www.animatetimes.com/news/details.php?id=1465190280 2017年5月30日閲覧。 
  3. ^ a b “劇場版『名探偵コナン から紅の恋歌(ラブレター)』が、シリーズ歴代最高興収を記録! まもなく500万人動員、65億円突破へ”. アニメイトタイムズ (アニメイト). (2017年5月29日). https://www.animatetimes.com/news/details.php?id=1496040765 2017年5月30日閲覧。 
  4. ^ a b “「劇場 名探偵コナン」シリーズ史上初 興収50億円突破で『純黒の悪夢(ナイトメア)』メガヒットに突入”. 映画/ドラマ (アニメ!アニメ!). (2016年5月9日). https://animeanime.jp/article/2016/05/09/28432.html 2017年5月30日閲覧。 
  5. ^ a b “劇場版「名探偵コナン 純黒の悪夢」興収60億円突破 シリーズ累計は600億円に”. アニメニュース (アニメ!アニメ!). (2016年6月6日). https://animeanime.jp/article/2016/06/06/28848.html 2017年5月30日閲覧。 
  6. ^ a b “【どこまで行く!?】『名探偵コナン から紅の恋歌』63.5億でシリーズ最高興行収入突破!”. T-SITE NEWS (TSUTAYA). (2017年5月29日). http://top.tsite.jp/entertainment/cinema/i/35612870 2017年5月30日閲覧。 
  7. ^ a b 過去配給収入上位作品(1998年)”. 日本映画製作者連盟. 2015年5月16日閲覧。
  8. ^ 青山 剛昌「青山クロニクル」『名探偵コナン14番目の標的:劇場版』小学館〈少年サンデーコミックススペシャル〉、2006年1月18日、裏表紙カバー頁。ASIN 4091203000ISBN 978-4091203007OCLC 674976500全国書誌番号:20964131 
  9. ^ ひき逃げで逮捕|ひき逃げの刑罰は初犯だとどうなるのか?前科はつく?”. 刑事事件弁護士アトム. アトム法律事務所弁護士法人. 2023年5月13日閲覧。
  10. ^ a b 大野克夫* – 名探偵コナン 14番目の標的 オリジナル・サウンドトラック”. Discogs. 2020年5月29日閲覧。
  11. ^ 名探偵コナン 14番目の標的【劇場版】[VHS] - Amazon.co.jp。2018年12月22日閲覧。
  12. ^ 名探偵コナン 14番目の標的(ターゲット) [DVD] - Amazon.co.jp。2018年12月22日閲覧。
  13. ^ 劇場版「名探偵コナン 14番目の標的(ターゲット)」DVD - Musing、ビーイング。2018年12月22日閲覧。
  14. ^ Case Closed Movie - 14th Target - Amazon.com。2018年12月22日閲覧。
  15. ^ 劇場版「名探偵コナン 14番目の標的(ターゲット)」ブルーレイディスク - Musing、ビーイング。2018年12月22日閲覧。
  16. ^ “劇場版 名探偵コナン 新価格版Blu-ray10巻”. 名探偵コナン[DVD/Blu-ray公式サイト]. https://beinggiza.com/conan/news/newpricebd.html 2020年8月11日閲覧。 

関連項目

外部リンク