鷲津名都江

鷲津 名都江
わしづ なつえ
子役時代(1953年)
基本情報
別名 小鳩 くるみ
生誕 (1948-01-20) 1948年1月20日(76歳)
出身地 日本の旗 日本愛知県一宮市
学歴 青山学院大学文学部卒業
ジャンル 童謡
担当楽器
活動期間 1952年10月 - 1988年11月
2004年12月 -

鷲津 名都江(わしづ なつえ、1948年1月20日[1] - )は、日本のイギリス文学者児童文学研究者翻訳家で、元目白大学外国語学部および目白大学大学院言語文化学科教授。童謡歌手・女優声優として小鳩 くるみ(こばと くるみ)、タレント・翻訳家としてわしづなつえの名義でも活動している[1]。作家・永井荷風の大叔父である鷲津蓉裳の曾孫に当たる[2]

愛知県一宮市出身[1]渋谷区立代々木小学校[3]渋谷区立外苑中学校[3]東京都立青山高等学校を経て[3]青山学院大学文学部英米文学科[3](1970年3月)[4]教育学科(1980年3月)卒業[4]、青山学院大学大学院教育学研究科修了(1982年3月)[4][1]ロンドン大学大学院修士課程修了(M.A.)[4]

来歴・人物[編集]

3歳の時、NHK名古屋放送局主催の歌唱コンテスト「声くらべ腕くらべ子供音楽会」に飛び入りで出場、47人の参加者の中から唯一の合格者となる[1]。童謡歌手として本格的なレッスンを受けるように勧められ、上京しくるみ芸術学園へ入学、くるみ芸術学園が芸名・小鳩くるみの由来になった[5][1]1952年10月に、日劇の「秋の踊り」で歌手・小鳩くるみとして4歳で日劇最年少デビューを果たす[5][4]。愛らしい容姿、明朗な歌声で人気となり[3]、同年12月から『ちえのわクラブ』(ラジオ東京)に童謡歌手として、またこの番組がテレビ開局に合わせてラジオ東京テレビに移行すると同時に司会者となり、1968年3月に終了するまで16年間レギュラー出演した[1]1953年5月に、ビクターの専属となり[4]、音楽活動をストップしている現在も専属継続中で、2013年に専属50周年を迎えた。

小学生時代の1955年から1961年まで雑誌『なかよし』のカバーガールを担当したり、女優としてテレビドラマ『どんぐり日記』シリーズ(日本テレビ)、国産初のテレビドラマ『ぽんぽこ物語』(ラジオ東京テレビ)に出演したりするなど、天才子役ともなる[6][1]。高校生時代の1964年から1966年まで『ドレミファ船長』(NHK教育)のお姉さんが初のレギュラー番組となり、『ドレミファ船長』後継番組の『なかよしリズム』では大学進学後の1966年から1972年まで初代お姉さんとして出演[5]1972年4月から1974年3月まで『おかあさんといっしょ』(NHK総合)にうたのおねえさんとして出演し[7]、10年間NHKテレビの歌のお姉さんとしてレギュラー出演した[4]。本名を平仮名にした「わしづなつえ」名義で、前述の『なかよしリズム』の初代お姉さん[8]の他に、ワイドショー番組『アフタヌーンショー』(テレビ朝日)の司会を務めたこともある[1]。またアニメ『アタックNo.1』(フジテレビ)のヒロイン・鮎原こずえ、ディズニー映画『白雪姫』の主役・白雪姫の声などを担当していた[1]

1976年から1986年まで『お達者ですか[9]お達者くらぶ』(NHK教育)(日本初の高齢者向け番組)の司会者として通算10年間出演[1]1985年4月、目白学園短期大学(現・目白大学短期大学部)非常勤講師(英文科)に就任[1]。『お達者くらぶ』が11年目の番組改編により、4歳でデビュー以来初めてレギュラー番組が切れるのを機にイギリス留学を決意。1986年に、目白学園短期大学(現・目白大学短期大学部)助教授(英文科)に就任してイギリス古来の童謡・マザーグースの研究を進め、1986年9月から1990年にはイギリスに研究留学を行った。

帰国後に一般男性と結婚した後、芸能活動を再開することはなく、教育・研究活動に専念する[3]が、過去の出演作の再演で声優活動をする事はある。2004年12月から2005年1月放送『NHK人間講座』(NHK教育)で、毎週月曜日にマザーグースの研究成果を紹介する講義『ようこそ!マザーグースの世界へ』を担当、久しぶりのテレビへの復帰となった[3]

2018年3月、目白大学を定年退職した。

1978年、第17回久留島武彦文化賞受賞[4][1]1983年、第13回日本童謡賞特別賞受賞[4][1]

エピソード[編集]

  • ディズニー映画『白雪姫』の主役・白雪姫は1980年から担当しており、吹き替えにあたってウォルト・ディズニー・カンパニーが「台詞と歌唱を1つの人物に依頼したい」というこだわりを持っていて、鷲津(小鳩くるみ)のクラシックではない歌い方、幼さが残る歌声が魅力的だったことから白雪姫の吹き替えに起用された。2015年現在は、小鳩くるみ名義の活動は白雪姫を担当する場合のみ行っている[10]
  • 1985年5月に行われた『こどもの国20周年式典』では、参加者で『こどもの国の歌』を歌う際、司会を務めていた鷲津が、臨席していた上皇上皇后(当時の皇太子・皇太子妃)夫妻にマイクを差し出すと、夫妻は歌をマイク越しに口ずさんだ。鷲津は「全くの予想外でございました。『こどもの国の歌』を、(夫妻に)歌唱指導してくださいというお話を、突如、当日に伺いまして。歌唱指導でしたら、(当時の)皇太子殿下にもマイクを向けてもよろしいのでしょうかと、本当に軽い気持ちでマイクを向けてしまいまして」と語った。当時の反応について、鷲津は「(夫妻の)歌声は、一度も電波に乗ったことがないというお話を聞きまして、私は本当に大変なことをしてしまいましたかしらと思って、固くなっておりましたけれど。あちらこちらから、皇室の皆さまのお歌も聞こえて、身近に感じられて。『いいシャッターチャンスをありがとうございました』なんて、お礼のお手紙をいただいたり、かえって恐縮しています」と語った[11]。実際には前日に夫妻主催のパーティーに参加して、鷲津はその場で夫妻の演奏で『荒城の月』を歌っており、「それが無ければこういう風にはなっていないのでは」とも語っている[12]

系譜[編集]

 
 
鷲津蓉裳
 
(氏名不明)
 
(氏名不明)
 
鷲津名都江
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
鷲津毅堂
 
 
 
永井荷風
 
永井永光
 
永井壮一郎
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
鷲津貞二郎
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
永井久一郎
 
 
永井威三郎
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
永井匡威
 
 
永井松右衛門
 
永井松三
 
永井邦夫
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
阪本瑞男
 
野村万作
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
野村萬斎
 
 
 
 
 
 
 
 
 
阪本釤之助
 
 
阪本越郎
 
阪本若葉子
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
坂本鹿名夫
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
永井佐々吉
 
 
古井喜実
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ふく
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
馳浩
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
小野寺房子
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
高見恭子
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
高見順
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
由紀子
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
秋子
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
大島成友
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
大島久満次
 
大島一雄
(杵屋五叟)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
永井永光
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
永井銉次
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
永井頑頡
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

出演[編集]

テレビドラマ[編集]

テレビアニメ[編集]

劇場アニメ[編集]

  • アタックNo.1(1970年)鮎原こずえ 役
  • アタックNo.1 涙の回転レシーブ(1970年)鮎原こずえ 役
  • アタックNo.1 涙の世界選手権(1970年)鮎原こずえ 役
  • アタックNo.1 涙の不死鳥(1971年)鮎原こずえ 役
  • 海底3万マイル(1970年)エンジェル[14]
  • ながぐつ三銃士(1972年)アニー 役
  • 白雪姫(1980年再公開版)白雪姫

ゲーム[編集]

吹き替え[編集]

映画[編集]

  • この世の花 完結篇(1956年)京子 役

バラエティ[編集]

ラジオ[編集]

その他のテレビ番組[編集]

その他のコンテンツ[編集]

音楽[編集]

全作品、ビクターから発売。

シングル[編集]

A面 B面 発売年月 規格品番 備考
ぴょんぴょん虫 りんごひめ 1953年4月 B-325 デビュー曲。5歳でのレコード吹き込みは当時日本最年少記録
ねえおばちゃん 赤ちゃんはいいな 1953年8月 B-337
かくれんぼ 母のない子
藤原義江
1953年8月 NK-3150 藤原義江、佐々木静枝との共唱
かたつむり
きくのはな
吉井章子
おもちゃのマーチ
おうま
1953年9月 B-340
おてつだい 動物園に行きたいな 1953年10月 B-349
こざるのめがね あひるのえんそく
吉井章子
1953年12月 B-354
にんぎょう
はとぽっぽ
ゆき
いけのこい
(吉井章子)
1954年1月 B-358
まっててね くるみとこりす 1954年2月 B-365
キューピーさん
ポチとタマ
春よ来い
ままごと
(吉井章子)
1954年4月 B-371
夕日 こうま 1954年9月 B-395
にこにこかがみ がんぎんごう 1954年10月 B-411
すずめのがっこう あめふり 1954年12月 B-416
ほめられぽっぽ ほらほらあのね 1955年3月 B-427
あかいかにこがに
岩田佐智子
おみやげなーに 1955年5月 B-436
ノンちゃん雲にのる
(BGM)
早起きノンちゃん 1955年5月 B-451 「小鳩くるみ、荒井恵子」名義
たきび 七つの子 1955年7月 B-448
ひよこの茶目さん チューリップのおじょうさん 1955年9月 B-460
かたずけましょう じどうしゃ
ビクター児童合唱団
1955年10月 B-467
えくぼぽっつりこ
(岩田佐智子)
おうちの赤ちゃん日本一 1955年11月 B-469
おとあてごっこ
(岩田佐智子)
あてたらえらいな 1955年12月 B-478
雲のおうちはどこでしょう おかさをさして 1956年1月 B-486
夕やけ小やけ どんぐりころころ
大道寺重野
1956年1月 B-488
こりすのなわとび
(岩田佐智子)
ミルクのみ人形 1956年3月 B-499
おさげちゃん
(岩田佐智子)
くつやのおじさん 1956年5月 B-518
すもう
メリーゴーランド
(ビクター児童合唱団)
あっぷっぷ
みずでっぽう
1956年7月 B-532
あんよはじょうず もしもしあのね
(佐久間澪子、久保田陽子)
1956年7月 B-533
石けりちょん こどものモーモー 1956年8月 B-536
たのしいお正月 メリー・クリスマス 1956年11月 B-562 古賀さと子、小鳩くるみ、田端典子、岩田佐智子」名義
ぺんぎんさんの行列 はねましょとびましょ
大道寺重野
1957年7月 B-583
てんとう虫のかくれんぼ
山本とも子
日の丸ふってランランラン 1957年8月 B-588
こりすの和尚さん 兎ちゃんの夢
(岩田佐智子)
1957年10月 B-605
小雪の踊り 小人の国のクリスマス
(山本とも子)
1957年11月 B-609
こぶたの火星たんけん 大きな大根 1968年 BS-391-S
劇 シンデレラ姫 良寛さま 1968年 BS-394-S
アタックNo.1の歌 バン・ボ・ボン
伊集加代子
1969年 BX-71 ジャケットには「小鳩くるみ(鮎原こずえ)」と記載
ちびっこ盆踊り いい湯だな ピンポンパン体操 1972年 KV-6
うれしいひなまつり ひなまつり 1973年 BX-33
山口さんちのツトム君 南の島のハメハメハ大王 1976年 KV-40
どうして 1977年
二人の江の島 スイミング・タイム
ザ・ブレッスン・フォー
1977年 KV-555 藤沢市、藤沢商工会議所、藤沢市観光協会推薦歌
麻雀・風呂つき・お酒ルンバ 麻雀・風呂つき・お酒ルンバ(カラオケと風呂オケ) 1978年 KV-1019 大沢悠里、小鳩くるみ」名義
コーヒールンバ」のカバー
白線流し あいでしょうか 1979年 KV-1023
タータ おふろのうた 1979年 KV-2015 財団法人日本青少年文化センター募集 国際児童年記念
「母と子でつくる新しい子どもの歌」入選歌
いただきます 春ですね春ですよ 1980年 小鳩くるみの手遊び・指遊び 1
ひばり なにがみえた? 1980年 小鳩くるみの手遊び・指遊び 2
てんぐのうちわ パパは日曜大工さん 1980年 小鳩くるみの手遊び・指遊び 3
かっこうのごあいさつ おねぼうさんだあれ 1980年 小鳩くるみの手遊び・指遊び 4
チェ・チェ・コレ 野球のうた 1980年 小鳩くるみの手遊び・指遊び 5
ねずみのはみがき 幸せなら手をたたこう 1980年 小鳩くるみの手遊び・指遊び 6
エイトマンゴーゴー トントンパチパチ 1981年 SK-1179 小鳩くるみの手遊び・指遊び 7
指ロケットのうた どんなおひげ 1981年 SK-1180 小鳩くるみの手遊び・指遊び 8
1981年 SK-1181 小鳩くるみの手遊び・指遊び 9
サンタクロースがやってきた 雪だるま 1981年 SK-1182 小鳩くるみの手遊び・指遊び 10
ガラスのうさぎ 1982年 KV-3021 高木敏子原作『ガラスのうさぎ』より
虹の国 九九のうた 198?年 PRA-10342 『七夕ナナちゃんふしぎな九九の旅』主題歌

ミニアルバム[編集]

タイトル 発売年月日 規格品番 備考
誰でも知ってる三つの歌 1955年4月 V-41363
たのしいクリスマス 1972年 当時『おかあさんといっしょ』でうたのおにいさんを務めていた田中星児の楽曲も収録。
たのしいどうよう 1988年11月21日 VDRM-12004 1曲目「おもちゃのチャチャチャ」の歌唱を担当。

アルバム[編集]

その他、童謡を集めたオムニバス盤にも多くの音源が収録されている。

タイトル 発売年月日 規格品番 備考
NHK「うたのえほん」より うたのおねえさん 1973年 JBX-11
うたのおねえさん 小鳩くるみ 童謡名曲集 1973年 JBX-13
NHK「うたのえほん」より うたのおねえさんとおにいさん 1973年 JBX-19〜20
NHK「うたのえほん」より うたのおねえさん第2集 1973年 JBX-25
NHK「うたのえほん」より うたのおねえさん 1973年 JBX-33〜4
小鳩くるみ 童謡のすべて 1973年 JBX-39〜40
ディズニーランドの小鳩くるみ ディズニー映画主題歌集 1974年 JBX-45/JBX-2005
うたのおねえさんデラックス 1974年 JBX-47
宵待草/小鳩くるみ抒情をうたう 豪華盤 1974年 JBX-51〜52
小鳩くるみ愛唱歌をうたう JBX-65〜6
ふるさとの子守唄 JBX-77
世界のこどもの歌 アメリカ・イギリス編 Vol.1 JBX-83
世界のこどもの歌 アメリカ・イギリス編 Vol.2 JBX-84
世界のこどもの歌 ヨーロッパ編 Vol.1 ドイツ・北欧 JBX-85
世界のこどもの歌 ヨーロッパ編 Vol.2 フランス・イタリア他 JBX-86
椰子の実 小鳩くるみ 日本の詩情 1975年 DX-15012
小鳩くるみ・田中星児のうたとおはなし 1 1975年
小鳩くるみ・田中星児のうたとおはなし 2 1976年 JB-88〜9
小鳩くるみ・田中星児のうたとおはなし 3 1976年 JB-95〜6
うたのおねえさん小鳩くるみ・名作童謡集 1976年 JBX-113
幸せなら手をたたこう/くるみおねえさんとあそぼう 1979年 JBX-225
白線流し 1979年 KVX-1055
愛しき歌 1994年11月23日 VICG-5386
小鳩くるみ大全集 1995年6月30日 VICG-58161〜70 CD10枚組。1巻「マザーグース」などを中心に9巻「うたのおねえさん」の歌、10巻「みんなのうた」放送曲、自身が主人公声優を担当した「アタックNo.1[17]など収録[18]

ビブリオグラフィ[編集]

著書[編集]

  • 『小鳩くるみのあそびたい歌すきな歌』明治図書出版〈シリーズ・集まれ!子どもの広場 ; 1〉、1985年6月。NDLJP:12056391 
  • 『わらべうたとナーサリー・ライム : 日本語と英語の比較言語リズム考』晩聲社、1992年。
  • 『マザー・グースをくちずさんで : 英国童謡散歩』〈求竜堂グラフィックス〉、求竜堂、1995年。
  • 『マザー・グースをたずねて : 英国への招待』筑摩書房、1996年。
  • 『マザーグースと日本人』〈歴史文化ライブラリー〉129、吉川弘文館、2001年。
  • 『よもう うたおう! マザーグース』講談社、2004年。
  • 『ようこそ「マザーグース」の世界へ』〈NHK人間講座〉、日本放送出版協会、2004年。

翻訳[編集]

鷲津名都江名義
  • 『ししゅうでつづるマザーグース』〈児童図書館・絵本の部屋〉、評論社、1997年。
わしづなつえ名義
  • 『ホラすてきなお庭でしょう』〈マザーグース・ライブラリー〉1、瑞雲舎、1998年。
  • 『バンザイ!海原めざして出航だ!』〈マザーグース・ライブラリー〉2、瑞雲舎、1998年。
  • 『市場へ!行きましょ!』〈マザーグース・ライブラリー〉3、瑞雲舎、1998年。
  • 『クリスマスの12にち』〈世界傑作絵本シリーズ〉、福音館書店、1999年。

編著[編集]

  • 『よりぬきマザーグース』〈岩波少年文庫〉、岩波書店、2000年。

参考文献[編集]

  • 小谷野敦『日本の有名一族 : 近代エスタブリッシュメントの系図集』幻冬舎幻冬舎新書〉、2007年9月30日。ISBN 978-4-344-98055-6 

脚注[編集]

  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n 長田暁二『童謡歌手からみた日本童謡史』大月書店、1994年11月1日、92-99頁。ISBN 427261066X 
  2. ^ 小谷野敦 2007, pp. 85–88.
  3. ^ a b c d e f g 高等教育の明日 われら大学人〈28〉 童謡の小鳩くるみさんは目白大学外国語学部教授 鷲津名都江さん」『教育学術新聞』第2502号、日本私立大学協会、2012年11月7日、2017年10月12日閲覧 
  4. ^ a b c d e f g h i j k 鷲津 名都江 - 研究者”. researchmap. 科学技術振興機構. 2017年10月12日閲覧。
  5. ^ a b c d e 発掘ニュース”. NHKアーカイブス 番組発掘プロジェクト. NHK (2016年10月28日). 2017年10月12日閲覧。
  6. ^ NHKアーカイブス2016年9月4日のポスト - Facebook
  7. ^ 「おかあさんといっしょ」の歴代「うたのお姉さん」を振り返ろう。ママ・パパも知ってる歌がいっぱい!”. すくコム. NHKエデュケーショナル (2016年2月12日). 2016年2月21日閲覧。
  8. ^ なかよしリズム(幼稚園・保育所) 「あさのあいさつ」(1)”. NHKクロニクル. NHK. 2017年10月19日閲覧。
  9. ^ お達者ですか - NHK名作選(動画・静止画) NHKアーカイブス
  10. ^ 高梨鈴子 (2015年11月9日). “【D23 Expo Japan 2015】エルサ役・松たか子サプライズ登場!「ディズニー吹き替えの秘密」完全レポ”. ディズニー特集 -ウレぴあ総研. http://ure.pia.co.jp/articles/-/47630 2017年10月12日閲覧。 
  11. ^ 【写真・図版】横浜市の「こどもの国」開園20周年記念式典に出席し、小鳩くるみさんからマイクを向けられ、「こどもの国の歌」を歌う皇太子ご夫妻時代の天皇、皇后両陛下、黒田清子さん(紀宮さま)”. 朝日新聞デジタル. 2022年4月22日閲覧。
  12. ^ 皇室アルバム”. MBS 毎日放送. 2022年4月22日閲覧。
  13. ^ “日本初の連続テレビ映画 第一号作品『ぽんぽこ物語』―”テレビの原点”秘蔵フィルム復刻レストア特別配信セレクション―”. PR TIMES (PR TIMES). (2021年11月4日). https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000406.000030674.html 2024年4月19日閲覧。 
  14. ^ 海底3万マイル”. メディア芸術データベース. 2016年10月27日閲覧。
  15. ^ “話題のふきカエ シュガー・ラッシュ:オンライン”. ふきカエル大作戦!!. (2018年12月16日). https://www.fukikaeru.com/?p=10747 2018年12月22日閲覧。 
  16. ^ “映画「ウィッシュ」カメオ声優に石丸幹二・尾上松也・濱田めぐみ・松たか子ら”. ステージナタリー (ナターシャ). (2023年12月15日). https://natalie.mu/stage/news/553218 2023年12月15日閲覧。 
  17. ^ 初期は小鳩くるみがオープニングテーマ「アタックNo.1」をうたっている。のち大杉久美子
  18. ^ 一部の曲には森の木児童合唱団ほかの伴唱あり

外部リンク[編集]