高野山1dayチケット

高野山1dayチケット(こうやさんワンデイチケット)は、大阪市高速電気軌道(Osaka Metro・大阪シティバス)・南海電気鉄道(南海)・能勢電鉄(能勢電)・阪急電鉄(阪急)・阪神電気鉄道(阪神)・山陽電気鉄道(山陽電鉄)・北大阪急行電鉄(北大阪急行)が共同で発売している期間限定タイプの乗り放題の乗車券(電子カード)と優待クーポンがセットになった切符である。2016年のみ「高野山・真田九度山1dayチケット」として発売した。

概要[編集]

高野山世界遺産登録(2004年)を前にした観光客誘致のため、2002年に登場した。登場当初から春と秋に発売されている。2008年春より山陽電鉄、2009年春より北大阪急行と大阪モノレールからも発売されるようになった。京阪電気鉄道(京阪)は2019年に一旦発売を取りやめたが、2023年時点では再び発売されている。近畿日本鉄道(近鉄)は2017年以降、大阪高速鉄道(大阪モノレール)は2020年以降発売していない。

乗り放題の区間 [編集]

このほか、発売する社局により、上記の路線に加えて以下の路線も乗り放題となる。

  • 大阪地下鉄版 - Osaka Metro大阪シティバス全線(IKEA鶴浜行バス及びユニバーサル・スタジオ・ジャパン行バスを除く)
  • 阪急版 - 阪急全線(神戸高速鉄道を除く)、Osaka Metro全線
  • 能勢電版 - 能勢電全線、阪急全線(神戸高速鉄道を除く)、Osaka Metro全線
  • 北大阪急行版 - 北大阪急行全線、Osaka Metro全線
  • 京阪版 - 鋼索線京津線石山坂本線以外の全駅、Osaka Metro全線

以下の発売会社は阪神なんば線の開通により、2009年春版から乗り放題の区間が変更になり、発売料金も変更された。

  • 阪神版 - 神戸高速鉄道以外の阪神全線(2020年時点では別に神戸高速鉄道全線も含む版も発売)
  • 山陽電鉄版(1)(明石以東版) - 山陽電鉄(明石-西代間)、神戸高速鉄道(西代-阪神元町間)、阪神全線
  • 山陽電鉄版(2)(山陽全線版) - 山陽電鉄全線、神戸高速鉄道(西代-阪神元町間)、阪神全線

以下の発売会社は2023年時点で発売していない。

  • 近鉄版 - 自動改札機スルッとKANSAIに対応している大阪府奈良県内の各駅(道明寺線・田原本線・吉野線・ケーブル線・ロープウェイを除く)
  • 大阪モノレール版 - 大阪モノレール全線、北大阪急行全線、Osaka Metro全線

南海と南海りんかんバスでは発売されていないが、高野山・世界遺産きっぷでは類似の設定がなされている。また、南海りんかんバスについては高野山内乗り放題の切符がある。なお、近鉄特急と南海の特急「こうや」に乗車する場合には別途特別急行券が必要となる。

発売料金[編集]

いずれも、大人用のみ発売されている。下記は2023年4月1日からの発売額である。

  • 大阪地下鉄版- 3,150円
  • 阪急版 - 3,350円
  • 阪神版 - 3,200円
  • 阪神版(神戸高速含む) - 3,300円
  • 能勢電版 - 3,650円
  • 山陽電鉄版(1)(明石以東版) - 3,600円
  • 山陽電鉄版(2)(山陽全線版) - 3,900円
  • 北大阪急行版 - 3,270円
  • 京阪版 - 3,400円

下記のきっぷは、現在発売されていない。

  • 近鉄版 - 3,070円(2016年まで発売、2016年の「高野山・真田九度山1dayチケット」も同額)
  • 大阪モノレール版 - 3,240円(2019年まで発売)

有効期間[編集]

この期間内の任意の一日に有効。データは2016年以降のもの。

2007年から2014年まで

2015年のみ 3月1日11月30日

優待クーポンの概要[編集]

高野山・世界遺産きっぷなどとは、クーポン券利用可能箇所が一部異なっている。

参考文献[編集]

  • 「高野山1dayチケット」発売のニュースリリース
    • 2002年春季 - 南海電気鉄道(2002年3月19日) ※発売当初のもの。(Internet Archive)
    • 2007年春季 - 阪神電気鉄道(2007年3月15日) ※初登場年。
    • 2008年春季 - 阪神電気鉄道(2008年3月17日)
    • 2009年春季 - 南海電気鉄道(2009年3月18日)
    • 2010年春季 - 阪神電気鉄道(2010年3月18日)
    • 2013年春季 - 大阪モノレール(2013年2月19日)
    • 2016年 - 京阪電気鉄道(2016年3月23日)
    • 2017年 - 京阪電気鉄道(2017年3月23日)
    • 2018年パンフレット - 大阪モノレール
    • 2019年 - 南海電気鉄道(2019年3月22日)
    • 2020年 - 南海電気鉄道(2020年3月19日)
    • 2021年 - 南海電気鉄道(2021年3月19日)