高輪中学校・高等学校

高輪中学校・高等学校
地図北緯35度38分19.0秒 東経139度44分9.4秒 / 北緯35.638611度 東経139.735944度 / 35.638611; 139.735944座標: 北緯35度38分19.0秒 東経139度44分9.4秒 / 北緯35.638611度 東経139.735944度 / 35.638611; 139.735944
国公私立の別 私立学校
設置者 学校法人高輪学園
設立年月日 1885年
創立者 西本願寺京都市
共学・別学 男子校
課程 全日制課程
単位制・学年制 単位制
設置学科 普通科
学期 3学期制
学校コード C113310300071 ウィキデータを編集(中学校)
D113310300088 ウィキデータを編集(高等学校)
高校コード 13530F
所在地 108-0074
東京都港区高輪二丁目1番32号
外部リンク 公式サイト
ウィキポータル 教育
ウィキプロジェクト 学校
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高輪中学校・高等学校(たかなわちゅうがっこう・こうとうがっこう)は、東京都港区高輪にある、中高一貫教育を行う私立男子中学校高等学校

概要[編集]

[1] 1885年明治18年)、西本願寺京都市)により「普通教校」が開校。1901年(明治34年)、現在地である高輪に移転し、1906年(明治39年)、仏教との関係を離れ、高輪中学校と改称した。同年、龍口了信が校主兼校長に就任した。

第二次世界大戦後の1947年昭和22年)、学制改革に伴い高輪中学校・高輪高等学校となった。1970年(昭和45年)に中学校募集を一旦停止したが、1989年(平成元年)に募集を再開し中高一貫教育を行う学校となった。

2013年度までは高等学校からはスポーツに技量が優れ、入学後もそのスポーツに関わるクラブに所属して活動できる生徒に限り15名募集していた[2]が、2014年度以降高校からの募集を停止し、完全中高一貫校となった。

沿革[編集]

  • 1885年4月 - 西本願寺により普通教校創立、4月18日の開校式を現高輪学園の創立記念日とする。
  • 1888年10月 - 西本願寺の学制更改により文学寮と改称。
  • 1900年4月 - 西本願寺の学制更改により模範仏教中学仏教高等中学仏教大学と改称。
  • 1901年4月 - 高輪に移転。
  • 1902年4月 - 模範仏教中学は第一仏教中学[3]と改称。
  • 1904年4月 - 大学・高等中学は京都に移転し(現在の龍谷大学の一部)、第一仏教中学のみ高輪に残留。
  • 1906年4月 - 第一仏教中学を高輪中学と改称。仏教との関係から離れる。
  • 1920年4月 - 高輪商業学校開設。
  • 1935年6月 - 校歌制定。
  • 1944年4月 - 高輪商業学校を高輪工業学校に転換(終戦後商業学校に復帰)。
  • 1947年4月 - 新制高輪中学校高輪第二中学校(後に廃止)発足。
  • 1948年4月 - 新制高輪高等学校(普通科・商業科)発足。
  • 1955年11月 - 高輪高等学校から商業科を分離し、高輪商業高等学校を設立。
  • 1970年3月 - 中学校休校。
  • 1985年4月 - 『高輪学園百年史』発行。
  • 1989年4月 - 中学校募集再開。
  • 1994年4月 - クリスチャンである櫻橋稔が初めて校長に就任。
  • 1996年2月 - 商業高等学校廃校。
  • 2003年4月 - 授業5日・学校6日制とする(土曜講座開講)。
  • 2005年4月 - 授業6日制とする。
  • 2007年4月 - スポーツ推薦による高校募集を一時中止。
  • 2008年4月 - スポーツ推薦による25名の高校募集を再開。
  • 2013年4月 - 高等学校での生徒募集を停止、完全中高一貫校化。
  • 2015年8月 - 校内LED化工事完了。
  • 2018年8月 - 一部を除く各教室へのプロジェクターの設置が完了。

学校行事[編集]

  • 体育祭 - 毎年5月中旬に中学・高校合同で行われる。2校舎併設のグラウンドでは狭いため、大井ふ頭中央海浜公園陸上競技場が会場となっている。
  • オープンキャンパス - 7月中旬に小学4年生以上を対象に行われる。授業やクラブ活動の体験の他、生徒による入試相談等も行っている。
  • 自然体験学習(中1) - 夏休み期間中に、長野県で3泊4日の日程で行われる。
  • 農工芸体験学習(中2) - 夏休み期間中に、福島県会津若松市及び喜多方市などで3泊4日の日程で行われる。年によっては民泊を1泊含む場合もある。また、2018年度までは群馬県水上で行われていた。
  • イギリス・サマースクール - 中3・高1の希望者向けに13日間の日程でギルフォードにあるサリー大学で行われる。世界各地から集まった学生とともに英語研修の授業を受ける他、名所観光をする。2012年度のイギリス・サマースクールは2012年ロンドンオリンピック開催のため中止になったため、2013年度のイギリス・サマースクールでは高校2年の希望者も含めて実施された。また、2017年度のイギリス・サマースクールはロンドン市街でのテロ多発などにより中止となった。
  • 高学祭(文化祭)- 毎年9月末または10月初頭の土・日の2日間にわたって開催される。高学祭執行部をはじめとした生徒主体で行われる。
  • 西日本探訪(中3) - 10月下旬に4泊5日の日程で行われる。行先は京都・奈良の年度もあれば九州の年度もあり、2014年度には初めて沖縄となった。沖縄が行先の時は離島での民泊が組まれることが多い。
  • 海外学校交流(高2) - 10月下旬に5泊6日の日程で行われる、生徒の高輪中学校・高等学校在籍中での最後の宿泊行事である。行先はオーストラリアで、ファームステイ2泊や現地の高校との交流などを行う。
  • スキー学校(中1) - 中1の希望者を対象に12月下旬に志賀高原で行われる。
  • 強歩大会(中1・中2) - 2月上旬に対象学年全員で行われる。六郷土手から二子玉川手前の多摩川沿いを往復20km歩く。2016年度までは中3も行っており、また2011年度まではルートも京王多摩川駅から六郷土手までの片道20kmであった。
  • アメリカ・サンタクルーズ・ホームステイ - 中3の希望者を対象に春休みに10日間の日程で行われる。
  • 芸術鑑賞会 - 創立130周年記念行事として『レ・ミゼラブル』を鑑賞したことをきっかけに、2016年度以降毎年開催されるようになった。130周年記念行事の『レ・ミゼラブル』は全校生徒・教職員で鑑賞したが、以降は学年ごととなった。鑑賞作品は毎年学年ごとに異なる。

部活動[編集]

運動部[編集]

  • 野球部
  • バスケットボール部
  • バレーボール部
  • サッカー部
  • バドミントン部
  • 硬式テニス部
  • 卓球部
  • 剣道部 - インターハイで3回優勝している(1997年2000年2004年)。
  • 柔道部
  • ゴルフ部
  • 陸上競技部

文化部[編集]

  • 美術部
  • 写真部
  • 映画研究部
  • マルチメディア研究部
  • 吹奏楽部
  • 理科研究部
  • 書道部
  • 模型部
  • 旅行・鉄道研究部 - 8月に開催される「全国高等学校鉄道模型コンテスト」に出展している。
  • 将棋部
  • ダーツ部 - 2014年には「JAPAN OPEN ユースシングルス」優勝 や「World Darts Federation ユースランキング」アジア・パシフィック地域1位 など。
  • 社会歴史研究部
  • マジック部
  • 天文部 - 高学祭では自作のプラネタリウムを展示・上演している。
  • 弦楽部
  • 軽音楽

同好会[編集]

  • ESS
  • ダンス同好会
  • 自転車同好会
  • 琉球三線同好会
  • クイズ研究同好会
  • ウェイトトレーニング同好会
  • 釣り同好会
  • 数学同好会
  • 折紙同好会 - 2023年高学祭大賞を受賞。[4]
  • マケドニア研究同好会[5]

アクセス[編集]

著名な出身者[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 学園について | 高輪中学高等学校”. www.takanawa.ed.jp. 2019年10月14日閲覧。
  2. ^ 高校入試要項(高輪中学校・高輪高等学校)の「Ⅰ 平成25年度 高輪高等学校募集要項」の「出願資格」によれば「2. 次のスポーツ活動の一つについて、特に技量がすぐれ、同校入学後そのクラブに所属して活動できる者。剣道・バレーボール・硬式野球・柔道・バスケットボール・バドミントン・サッカー・硬式庭球」と記載されている。
  3. ^ 仏教中学は全国で5校あった。第一仏教中学(現:高輪高等学校)、第二仏教中学(現:北陸高等学校)、第三仏教中学(現:龍谷大学付属平安高等学校)、第四仏教中学(現:崇徳高等学校)、第五仏教中学(現:龍谷高等学校)である。いずれも旧制中学校の要件を満たない「中学」である。
  4. ^ 高学祭各賞 | 高輪中学高等学校”. www.takanawa.ed.jp. 2023年12月15日閲覧。
  5. ^ 2020年秋のオンライン英会話講座でマケドニア人が講師となったことから活動が始まり、2023年1月、学校公認の同好会となった。【TOKYO発】僕らマケドニア同好会!港区の高輪高 東欧の小国学ぶ「唯一」の部活東京新聞』朝刊2023年2月7日24面(同日閲覧)。
  6. ^ 私立高輪中学校|同級生交歓 - 文藝春秋(2023年6月2日閲覧)
  7. ^ 高輪学園同窓会会報”. 2023年4月8日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]