馬場利重

凡例馬場利重
生誕	不詳
死没	明暦3年9月10日（1657年10月17日）
別名	三郎左衛門
戒名	捩鉄
墓所	天猷寺
主君	木曾義利→徳川家康→徳川秀忠→徳川家光→徳川家綱
氏族	馬場氏
父母	父：馬場昌次、母：千村良重の娘
兄弟	昌法(六兵衛)、高安、昌則
妻	妻木頼忠の娘
子	重元、重昌、宣隆、利興、娘（鈴木重成妻）、娘（久野権兵衛妻）、娘（丹羽茂近妻）、娘（加藤成勝妻）
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馬場利重（ばばとししげ、生年不詳 - は木曾氏一族で重臣の馬場昌次の嫡男で、後に江戸幕府の旗本釜戸馬場氏の二代。

略歴[編集]

父と共に慶長5年（1600年）の会津征伐の際に、父と伴に木曾氏の重臣であった山村良勝や千村良重と東軍に加わり徳川家康に仕えることとなった。

父と伴に関ヶ原の戦いの前哨戦である東濃の戦いで戦功を挙げた。

その功績により江戸幕府樹立後、父の昌次は幕府の旗本となり、徳川秀忠に拝謁し、利重は御書院番に任じられた。

寛永8年（1631年）2月12日、御使番に任じられた。

寛永9年（1632年）4月、御目付に転じ、11月27日に布衣を許された。

寛永10年（1633年）、堀尾忠晴が無嗣のため改易に伴い隠岐・出雲へ赴いた。

寛永12年（1635年）、甲斐国巨摩郡内に1000石を加増された。

寛永13年（1636年）、長崎代官となり制法の沙汰を務めた。

寛永14年（1637年）に島原の乱が勃発すると、上使の板倉重昌に属して原城攻めに加わり、

寛永15年（1638年）からは細川忠利の軍監に属し、2月28日に落城させると長崎に帰還し、

乱終結後の寛永16年（1639年）11月10日に長崎奉行に就任した。

釜戸馬場氏の菩提寺の天猷寺(岐阜県瑞浪市釜戸町)は、島原の乱に従軍した利重が多くのキリシタンを手にかけたと伝わる槍(呪いの地槍)を所蔵している。

伝説ではこの槍を蔵から出すと不幸が起きたため、蔵の奥に仕舞われて表に出されることはなくなったと伝わる。

慶安5年（1652年）1月28日に辞職。法名は捩鉄。

明暦3年（1657年）に死去。江戸牛込の松源寺に葬られた。

釜戸馬場氏の菩提寺である天猷寺にも墓がある。