飯綱高原
飯綱高原または飯縄高原(いいづなこうげん)は、長野県長野市芋井地区[1]にある、飯縄山麓に広がる高原地帯。主として飯縄山の南西から南東にかけての標高1000メートル前後の範囲を指す。
歴史[編集]
戸隠山への修験道の一部を成したほか、一の鳥居は戸隠神社の最初の鳥居であり、辺り一帯には宿坊が多く並んでいた。観光地として開発されたのは昭和30年代以降であり、1964年の戸隠バードライン開通後は休養地として注目されるようになり、別荘地としても開発された。
概要[編集]
スキー場、スケート場(飯縄湖)、キャンプ場、ハイキングコース、ゴルフ場などがある。長野オリンピックでフリースタイルスキー、ボブスレー、リュージュの会場となった。また高地にあるため、電力会社やNTTの無線中継所なども存在する。
そのほか高原東部にある霊仙寺湖周辺には温泉施設などもある。
観光スポット[編集]
- 冬の霊仙寺湖の夕景
- 大谷地湿原
- 大座法師池ボート場
- 戸隠神社一の鳥居跡(一の鳥居苑地)
- 飯綱高原スキー場
- いいづなリゾートスキー場
- 長野県自治研修所(旧長野県庁舎)
- 旧長野県師範学校教師館
- 旧ダニエル・ノルマン邸
- グリーン・ヒルズ小中学校
交通[編集]
長野市内から戸隠バードライン、浅川ループラインを使い約30分。
普通車は、長野市道大座法師池西高線(七曲り・大貨大特特定中型車通行不可)・戸隠バードラインを利用可能。
県庁前より長野県道399号長野豊野線(県庁通り)、国道406号、長野県道76号長野戸隠線、長野県道453号飯綱高原芋井線も利用可能。
参考文献[編集]
- 『長野県百科事典』(1974年 信濃毎日新聞社)