韓国鉄道公社368000系電車

韓国鉄道公社368000系電車
368006編成
基本情報
製造所 現代ロテム
主要諸元
編成 8
軌間 1,435 mm
電気方式 交流25,000V (60Hz)
最高運転速度 180 km/h
設計最高速度 190 km/h
起動加速度 3.0 km/h/s
減速度(常用) 3.5 km/h/s
減速度(非常) 4.5 km/h/s
編成定員 1,256(座席420)人
車両定員 先頭車:148(座席48)人
中間車:160(座席54)人
全長 20,000(中間車),
21,005(先頭車) mm
車体長 19,500(中間車),
20,405(先頭車) mm
全幅 3,200 mm
全高

3,750(1階建て)

4,410(2階建て) mm
車輪径 860 mm
固定軸距 2,500 mm
台車中心間距離 13,800 mm
主電動機 自己通風式かご形三相誘導電動機
駆動方式 WN駆動方式
歯車比 22:91=1:4.14
編成出力

250kW×20=5,000kW(定格)

280kW×20=5,600kW(1時間定格)
制御装置 IGBT素子VVVFインバータ制御東芝
制動装置 回生ブレーキ併用電気指令式空気ブレーキ
保安装置 ATSATP
テンプレートを表示

韓国鉄道公社368000系電車(368000けいでんしゃ)は、2011年に登場した韓国鉄道公社電車2012年2月28日より京春線の都市間準高速列車「ITX-青春」で運用されている。

2013年10月現在、8両編成8本、計64両が存在する。

概要[編集]

京春線の電鉄化開業により導入された車両である。ステンレス製。311000系後期車や321000系などをベースに製造された。この車両は電鉄線の高床式ホームや一部の駅に設置されているホームドアに対応している一方、一般列車が発着する低床式ホームでの乗降には対応していない(そのため、京釜線での運用に際し、低床式ホームに乗降のための専用の踏み台を設置している)。

設計最高速度180km/hに対応するため、歯車比は低めの22:91に設定され、主電動機は自己通風式の4極かご形三相誘導電動機(最高回転数5064rpm)を採用した[1]

京春線は観光路線でもあるため、眺望確保を目的として、韓国初の2階建て車両が4号車と5号車に導入された。

車内[編集]

車内の室内照明はLEDを採用。 客室内に車内案内表示装置として21インチLCDモニターを設置。他、授乳室と手荷物保管台、自動販売機、両先頭車に自転車置き場、3号車と6号車にトイレなどを設置。座席リクライニングシートで、KTX-山川同様回転が可能となっている。

編成表[編集]

2013年10月現在[編集]

 
← 龍山
春川/大田 →
所属路線・車両基地
形式 368000形
(Tc)
368100形
(M')
368200形
(M)
368300形
(T)
368400形
(T)
368500形
(M)
368600形
(M')
368900形
(Tc)
搭載機器 SIV,CP,BT CI,Mtr CI 2階建て車両 2階建て車両 CI CI,Mtr SIV,CP,BT
車両質量 33.0t 38.0t 42.0t 27.5t 27.5t 38.0t 42.0t 33.0t
車両番号 368001

368008
368101

368108
368201

368208
368301

368308
368401

368408
368501

368508
368601

368608
368901

368908
坪内
凡例
  • CI (Converter・Inverter) :主変換装置(コンバータ装置 + VVVFインバータ装置)
  • Mtr (Main-Transformer) :主変圧器
  • SIV:補助電源装置(静止形インバータ)
  • CP:空気圧縮機
  • BT:蓄電池
備考
  • パンタグラフは、M'(368100形、368600形)にシングルアーム型を1基ずつ搭載する。

運行区間[編集]

京春線京元線中央線忘憂線・京春線)
京釜線

画像[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 2층 고속열차 기술개발 기획보고서”. 2023年3月24日閲覧。

関連項目[編集]