鞍馬 (空母)

鞍馬(くらま)は大日本帝国海軍が建造を予定していた、雲龍型航空母艦。艦名は京都府北部にある鞍馬山による[1]。海軍省達号で本艦の命名にかかるものは存在せず、本記事で標題とした艦名はあくまでも候補艦名の一つに過ぎない。他の候補名として開聞(かいもん)があった[2]。戦況の悪化により建造中止。

計画[編集]

1942年(昭和17年)策定の改⑤計画による雲龍型航空母艦の7番艦で、同計画による仮称艦名第5008号艦。

予定建造所は三菱長崎造船所。1943年11月に起工し、1945年12月の竣工を予定していたが[3]、1944年5月5日の建造線表の改訂により建造取りやめとなった[4]

同型艦[編集]

雲龍 - 天城 [III] - 5002号艦 - 葛城 [II] - 笠置 [II] - 5005号艦 - 阿蘇 [II] - 生駒 [II] - 5008号艦(鞍馬 [II]または開聞) - 5009号艦 - 5010号艦 - 5011号艦 - 5012号艦 - 5013号艦 - 5014号艦 - 5015号艦

参考文献[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 片桐大自『聯合艦隊軍艦銘銘伝』光人社
  2. ^ 世界の艦船、p. 43。
  3. ^ 戦史叢書88巻、p. 18。
  4. ^ 戦史叢書88巻、p. 95。

関連項目[編集]