長野松竹相生座

長野松竹相生座
長野ロキシー1・2
Nagano Shochiku Aioiza
Nagano Roxy 1, 2
地図
情報
通称 相生座/ロキシー
正式名称 長野松竹相生座・長野ロキシー
旧名称 千歳座
完成 1892年
開館 1919年4月
収容人員 516人
客席数 当該項目参照
設備 DSDDSRD
用途 映画上映
旧用途 芝居上演
運営 長野映画興行株式会社
所在地 380-0833
長野県長野市権堂町2255
位置 北緯36度39分12秒 東経138度11分22.9秒 / 北緯36.65333度 東経138.189694度 / 36.65333; 138.189694 (長野松竹相生座
長野ロキシー1・2
)
座標: 北緯36度39分12秒 東経138度11分22.9秒 / 北緯36.65333度 東経138.189694度 / 36.65333; 138.189694 (長野松竹相生座
長野ロキシー1・2
)
最寄駅 長野電鉄長野線権堂駅
外部リンク http://www.naganoaioiza.com/
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長野松竹相生座・長野ロキシー(ながのしょうちくあいおいざ・ながの-)とは、長野県長野市権堂町にある映画館

古くからの繁華街に位置する、国内最古級の映画館である。

概要[編集]

1892年明治25年)に開場した芝居小屋「千歳座」が前身で、建物は増改築が重ねられているものの明治時代当時のものが今も使われている。当初は歌舞伎などが上演されていたが、日本で最初に活動写真が上映された1897年(明治30年)には県内で初めて活動写真の上映が行われた。

映画の時代の到来とともに、1919年大正8年)に長野演芸館(現 長野映画興行)に買収されて「相生座」と名を改めた。相生座の名は、劇場が面する相生町通り(1913年大正2年)開通=現 権堂アーケード通り)に由来する。1972年昭和47年)には松竹と劇場賃貸契約を交わし、翌年スクリーンを増やし「長野ロキシー」との2館体制として、松竹配給の洋画も上映するようになる。現在では長野映画興行の直営館であり、新作映画のほか、隔月で観客へのアンケートによる「名画特集」が催されている。

建物は既に築120年以上経ち、建築年が明確にわかっている中で日本一古い映画館である高田世界館新潟県上越市1911年(明治44年)開館よりも更に古い。

沿革[編集]

  • 1892年明治25年)12月11日 - 芝居小屋 千歳座が開場。
  • 1897年(明治30年)7月8日 - 千歳座で県下で初めて活動写真が上映される。
  • 1917年大正6年)12月25日 - 株式会社長野演芸館、設立。東之門町で映画館「長野演芸館」(1914年(大正3年)開館・1948年(昭和23年)閉館)を営業していた。
  • 1919年(大正8年)4月 - 長野演芸館が千歳座を買収し、相生座と改称。
  • 1947年昭和22年)1月 - 運営会社、長野演芸興行株式会社と改称。
  • 1953年(昭和28年)1月 - 運営会社、長野映画興行株式会社と改称。
  • 1972年(昭和47年)10月 - 松竹株式会社と劇場賃貸契約。
  • 1973年(昭和48年) - 館内改修。スクリーンを増設し長野松竹相生座長野ロキシーの2館体制となる。
  • 1984年(昭和59年)4月 - さらにミニシアターを増設し、長野ロキシーが長野ロキシー1・2となる。
  • 2006年平成18年)3月 - 松竹との配給契約を終了し、長野映画興行の直営館となる。
  • 2017年(平成29年) - 長野演芸館設立から100周年を迎える。

スクリーン[編集]

3スクリーンがあり、総座席数は516席。

スクリーン 客席 音響 上映作品
長野松竹相生座 176席 DSDDSRD 主に邦画
長野ロキシー1 264席 DS・DD・SRD 主に洋画
長野ロキシー2 72席 DS・DD・SRD

アクセス[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 中嶋言実 (6 August 2017). "商店街のニューシネマパラダイス". 日本のチカラ. Episode 98. 民間放送教育協会. テレビ朝日. 2017年9月18日閲覧 加盟局の信越放送は同年8月20日に放送。
  2. ^ ながでんシネマきっぷ (PDF) - 長野電鉄。権堂駅までの往復乗車券(特急料金含む)と映画1上映がセットで1,860円となる(平成26年4月現在)。

関連項目[編集]

長野市内の映画館

参考文献[編集]

  • 小林竜太郎「未来に伝えたい『日本一古い映画館』相生座の価値」(長野郷土史研究会『長野』297号 2014年10月発行)
  • 『街並み』43号映画館(ナノグラフィカ、2014年6月発行)

外部リンク[編集]