長谷川威展
福岡ソフトバンクホークス #59 | |
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基本情報 | |
国籍 | 日本 |
出身地 | 埼玉県大宮市(現:さいたま市大宮区) |
生年月日 | 1999年8月9日(24歳) |
身長 体重 | 178 cm 81 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 左投左打 |
ポジション | 投手 |
プロ入り | 2021年 ドラフト6位 |
初出場 | 2022年3月26日 |
年俸 | 770万円(2024年)[1] |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
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この表について |
長谷川 威展(はせがわ たけひろ、1999年8月9日 - )は、埼玉県大宮市(現:さいたま市大宮区)出身のプロ野球選手(投手)。左投左打。福岡ソフトバンクホークス所属。
経歴[編集]
プロ入り前[編集]
さいたま市立植水小学校では『加茂川ワイルドダックス[2]』、さいたま市立桜木中学校では硬式野球(リトルシニア)の『和光リトルシニア』でプレーした[3]。
花咲徳栄高等学校では外野手を務めていたが[4]、2年時に投手へ転向[5]。3年夏の県大会では背番号19でベンチ入りしていたが[4]、チームが全国制覇を達成した甲子園ではベンチ外であった[5]。同期には清水達也、西川愛也がいた。
高校卒業後は金沢学院大学人間健康学部スポーツ健康学科[6]に進学し、2年春からリリーフとして登板。2年秋に出場した明治神宮大会で2試合に登板すると[4]、その投球が評価され、大会後には大学日本代表候補合宿に選出された[7]。リーグ戦では通算22試合の登板で1勝0敗・防御率0.23[4]。
2021年10月11日に行われたドラフト会議にて、北海道日本ハムファイターズから6位指名を受け[注 1]、11月12日に契約金2500万円・年俸700万円(金額はいずれも推定)で仮契約した[9][10]。背番号は53[11]。なお、チームには同姓の長谷川凌汰が所属しているため、報道上の表記およびスコアボード上の表記は「長谷川威」となる。
日本ハム時代[編集]
2022年は春季キャンプを二軍でスタートしたが[12]、オープン戦で登板機会を得ると[13]、6試合の登板で防御率2.57と結果を残し[14]、リリーフとして開幕一軍入りを果たした[15]。3月26日の福岡ソフトバンクホークス戦でプロ初登板となり、1イニングを無失点に抑えた[16]。ただ、この1試合のみで同28日に出場選手登録を抹消されると[17]、4月中旬からは左肘痛により、4か月ほど戦列を離れた[18]。10月2日に出場選手登録となり[19]、同日の埼玉西武ライオンズとのレギュラーシーズン最終戦、2点リードの7回表から登板し[20]、1イニングを無失点に抑えてプロ初ホールドを記録[21]。ルーキーイヤーは一軍で2試合に登板し、0勝0敗1ホールド・防御率0.00という成績であった。オフに10万円増となる推定年俸710万円で契約を更改した[22]。なお、シーズン終了後に長谷川凌汰が戦力外通告を受けて現役を引退したことで[23]、報道上の表記およびスコアボード上の表記が「長谷川」となった。
2023年はオープン戦で計4試合・3イニングを無失点に抑えていたが、開幕は二軍で迎えた[24]。5月23日に出場選手登録となり[25]、同日のソフトバンク戦でシーズン初登板を果たし、1イニングを無失点に抑えた[26]。3試合の登板で無失点に抑えていたが、6月13日の横浜DeNAベイスターズ戦での登板[27]を最後に同20日に出場選手登録を抹消された[28]。二軍でもしばらく調子が上がらずにいたが、8月8日の二軍戦以降[29]は10試合連続無失点を記録し[30]、9月16日に出場選手登録され[31]、シーズン終了まで一軍に帯同し、この年は9試合の登板で防御率1.08を記録。オフに60万円増となる推定年俸770万円で契約を更改した[32]。なお、イースタン・リーグでは8勝を挙げ、松井颯、塩見貴洋と並んで最多勝利のタイトルを獲得した[33]。
ソフトバンク時代[編集]
2023年12月8日、現役ドラフトの結果、福岡ソフトバンクホークスに移籍することが発表された[34][35][36]。背番号は59。獲得したソフトバンク・三笠杉彦GMは「左の中継ぎとしてね。我々はあまり層が厚くないところですので、チャンスがあると思います」と獲得理由を語り、期待を込めた[37]。
選手としての特徴・人物[編集]
テイクバックの小さいサイド気味の投球フォームが特徴[7]。その変則フォームはエドウィン・エスコバーを彷彿とさせることから、名前の「威展(たけひろ)」とかけて「タケコバー」の愛称を持つ[38][39]。
持ち球は最速151km/hのストレート[40]、ツーシーム[41]、大小2種類の曲がり幅があるスライダー[42]。プロ入り時の新入団選手発表にて「キレッキレのスライダーを見てもらいたいです」と本人が話したように[43]、一番自信のある球種はスライダーであり、決め球に用いている[44]。
詳細情報[編集]
年度別投手成績[編集]
年 度 | 球 団 | 登 板 | 先 発 | 完 投 | 完 封 | 無 四 球 | 勝 利 | 敗 戦 | セ 丨 ブ | ホ 丨 ル ド | 勝 率 | 打 者 | 投 球 回 | 被 安 打 | 被 本 塁 打 | 与 四 球 | 敬 遠 | 与 死 球 | 奪 三 振 | 暴 投 | ボ 丨 ク | 失 点 | 自 責 点 | 防 御 率 | W H I P |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2022 | 日本ハム | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | ---- | 9 | 2.0 | 2 | 0 | 1 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0.00 | 1.50 |
2023 | 9 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | ---- | 35 | 8.1 | 8 | 0 | 3 | 0 | 1 | 5 | 0 | 0 | 1 | 1 | 1.08 | 1.32 | |
通算:2年 | 11 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | ---- | 44 | 10.1 | 10 | 0 | 4 | 0 | 1 | 7 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0.87 | 1.35 |
- 2023年度シーズン終了時
年度別守備成績[編集]
年 度 | 球 団 | 投手 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
試 合 | 刺 殺 | 補 殺 | 失 策 | 併 殺 | 守 備 率 | ||
2022 | 日本ハム | 2 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1.000 |
2023 | 9 | 2 | 1 | 0 | 0 | 1.000 | |
通算 | 11 | 2 | 2 | 0 | 0 | 1.000 |
- 2023年度シーズン終了時
記録[編集]
- 初記録
- 初登板:2022年3月26日、対福岡ソフトバンクホークス2回戦(福岡PayPayドーム)、8回裏に5番手で救援登板・完了、1回無失点
- 初奪三振:同上、8回裏に三森大貴から空振り三振
- 初ホールド:2022年10月2日、対埼玉西武ライオンズ25回戦(ベルーナドーム)、7回裏に3番手で救援登板、1回無失点
背番号[編集]
- 53(2022年 - 2023年)
- 59(2024年 - )
登場曲[編集]
脚注[編集]
注釈[編集]
出典[編集]
- ^ “日本ハム - 契約更改 - プロ野球”. 日刊スポーツ. 2023年11月23日閲覧。
- ^ “長谷川投手プロフィール”. 金沢学院短期大学. 2023年6月14日閲覧。
- ^ “和光シニアOBプロ野球選手来場!...34期谷岡選手(巨人)、38期長谷川選手(日ハム)”. 和光リトルシニア公式ホームページ (2021年12月30日). 2022年3月26日閲覧。
- ^ a b c d “【球界ここだけの話(2185)】甲子園V校の背番号「19」がドラフトへの道を進んでいる”. サンケイスポーツ新聞 (2020年12月25日). 2022年3月18日閲覧。
- ^ a b “ポスト宮西候補!日本ハム6位長谷川威展、花咲徳栄ではベンチ外の苦労人”. 日刊スポーツ (2021年10月20日). 2023年6月14日閲覧。
- ^ “長谷川投手プロフィル”. 金沢学院大学. 2023年7月30日閲覧。
- ^ a b “金沢学院大の左右の両輪に熱視線…松井友飛と長谷川威展に8球団のスカウトが集結”. BASEBALL KING (2021年10月7日). 2023年3月11日閲覧。
- ^ “金沢学院大、大学初の直接プロ入りが一挙に2人!楽天5位・松井、日本ハム6位・長谷川”. Sponichi Annex (2021年10月11日). 2023年6月14日閲覧。
- ^ “長谷川投手「1年投げ抜く体を」 日本ハムと仮契約 会見笑顔”. 中日スポーツ (2021年11月13日). 2023年6月14日閲覧。
- ^ “金沢学院大の長谷川、日ハム仮契約 契約金2500万円、年俸700万円”. 北國新聞 (2021年11月13日). 2022年3月18日閲覧。
- ^ “日本ハム ドラ1・達は有原ら背負った「16」に決定 新入団選手の背番号発表”. Sponichi Annex (2021年12月5日). 2023年6月14日閲覧。
- ^ “日本ハム・清宮は2軍スタート 新人の水野、上川畑が1軍抜てき キャンプメンバー発表”. Sponichi Annex (2022年1月20日). 2023年6月14日閲覧。
- ^ “日本ハム・ドラ6長谷川威 満点デビュー!初対外試合で1回無安打無失点”. Sponichi Annex (2022年2月27日). 2023年6月14日閲覧。
- ^ “2022年度 北海道日本ハムファイターズ 個人投手成績(オープン戦)”. 日本野球機構. 2023年6月14日閲覧。
- ^ “日本ハム 球団6年ぶり新人3人開幕1軍入り、ドラ6長谷川威「理想の形になってくれて良かった」”. Sponichi Annex (2022年3月25日). 2023年6月14日閲覧。
- ^ “【日本ハム】長谷川威がプロ初登板1回0封「負けていられない」3人目の開幕1軍ルーキー奮闘”. 日刊スポーツ (2022年3月26日). 2023年6月14日閲覧。
- ^ “【28日の公示】巨人デラロサ、広島・中村奨成、ソフトBリチャードら再調整で抹消”. Sponichi Annex (2022年3月28日). 2023年6月14日閲覧。
- ^ “日本ハム・長谷川威 完璧なリリーフ、3者三振斬り 宮西目標に直球、スライダーだけで勝負”. Sponichi Annex (2022年10月11日). 2023年6月14日閲覧。
- ^ “【10月2日プロ野球公示】オリックスが山﨑福也、田嶋大樹、来田涼斗、杉本裕太郎を登録、ロッテ国吉佑樹、日本ハム長谷川威展も昇格”. SPAIA (2022年10月2日). 2023年6月14日閲覧。
- ^ “【日本ハム】6位長谷川威展、2度目1軍マウンドで無失点投球 来季につながる最終戦”. 日刊スポーツ (2022年10月2日). 2023年6月14日閲覧。
- ^ “2022年10月2日 【公式戦】 試合結果 (埼玉西武vs北海道日本ハム)”. 日本野球機構. 2023年6月14日閲覧。
- ^ “日本ハム 2022年契約更改一覧&新入団選手”. スポーツ報知 (2022年11月11日). 2023年6月14日閲覧。
- ^ “【日本ハム】片岡奨人と長谷川凌汰が現役引退 来季からチームスタッフへ”. スポーツ報知 (2022年11月27日). 2023年6月14日閲覧。
- ^ “【日本ハム】長谷川威展、OP戦の防御率0・00で2軍スタートも「『なんで』とは全く思わない」…球速強化で昇格目指す”. スポーツ報知 (2023年4月13日). 2023年6月14日閲覧。
- ^ “中日ビシエド、ヤクルト太田賢吾ら登録 ヤクルト青木宣親ら抹消/23日公示”. 日刊スポーツ (2023年5月23日). 2023年6月14日閲覧。
- ^ “昇格即登板の長谷川 〝師匠〟宮西から「ナイス」と声を掛けられ「3文字でも十分重いです」”. 道新スポーツ (2023年5月24日). 2023年6月14日閲覧。
- ^ “2023年6月13日(火)-DeNAvs日本ハム”. BASEBALL KING. 2023年11月24日閲覧。
- ^ “DeNAオースティン、巨人菅野智之ら抹消 ヤクルト金久保優斗登録/20日公示”. 日刊スポーツ (2023年6月20日). 2023年11月24日閲覧。
- ^ “2軍で8戦連続無失点の2年目左腕・長谷川 実は中学でバスケ部 好調の要因は〝桜木花道メンタル〟”. 道新スポーツ (2023年9月3日). 2023年11月24日閲覧。
- ^ “2年目左腕の長谷川 1軍昇格決定 2軍で10試合連続無失点”. 道新スポーツ (2023年9月14日). 2023年11月24日閲覧。
- ^ “巨人大勢、オリックス渡部遼人ら登録 オリックス頓宮裕真ら抹消/16日公示”. 日刊スポーツ (2023年9月16日). 2023年11月24日閲覧。
- ^ “【日本ハム】2023年契約更改一覧”. スポーツ報知. 2023年11月24日閲覧。
- ^ 2023年度 イースタン・リーグ リーダーズ(投手部門) 日本野球機構 (2023年11月27日閲覧)
- ^ “2023年度現役ドラフト結果”. NPB.jp 日本野球機構 (2023年12月8日). 2023年12月8日閲覧。
- ^ “現役ドラフトで長谷川威展投手が移籍、水谷瞬選手を獲得”. 北海道日本ハムファイターズ (2023年12月8日). 2023年12月8日閲覧。
- ^ “長谷川威展投手 入団のお知らせ”. 福岡ソフトバンクホークス (2023年12月8日). 2023年12月8日閲覧。
- ^ “【現役ドラフト】ソフトバンク、日本ハムの変則左腕・長谷川威展を獲得 水谷瞬が日本ハムへ”. スポーツ報知 (2023年12月8日). 2023年12月8日閲覧。
- ^ “日本ハムの新人左腕が「思った以上にエスコバー」 激似フォームが密かな話題に”. Full-Count (2022年2月14日). 2022年3月18日閲覧。
- ^ 只松憲. “【現役ドラフト】ソフトバンク入り「タケコバー」長谷川威展 V奪回へ手薄だった左リリーフ補強”. nikkansports.com. 2023年12月11日閲覧。
- ^ “《2022新人連載⑥》長谷川威展 鉄腕・宮西目指す〝左キラー〟”. 道新スポーツ (2022年1月26日). 2023年3月11日閲覧。
- ^ “日本ハム6位長谷川威展がオープン戦4戦連続無失点、開幕ベンチ入り射程も油断なし”. 日刊スポーツ (2022年3月13日). 2023年3月11日閲覧。
- ^ “日本ハム・ドラ6長谷川威 初実戦で打者6人パーフェクトも「満足せずにやっていきたい」”. Sponichi Annex (2022年2月13日). 2023年3月11日閲覧。
- ^ “【日本ハム】ドラフト6位・長谷川、ビッグボス指令にコメント修正「キレッキレのスライダー見てほしい!」”. 中日スポーツ (2021年12月5日). 2023年3月11日閲覧。
- ^ “【日本ハム】ドラフト6位左腕・長谷川威展、打者6人を無安打3奪三振…「キレッキレ」スライダー”. スポーツ報知 (2022年2月13日). 2023年3月11日閲覧。
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
- 個人年度別成績 長谷川威展 - NPB.jp 日本野球機構
- 選手の各国通算成績 Baseball-Reference (Japan)、The Baseball Cube
- 59 長谷川 威展 選手名鑑 - 福岡ソフトバンクホークスオフィシャルサイト
- 長谷川威展 (@takehirohasegawa) - Instagram