長岡久夫

長岡 久夫
基本情報
国籍 日本の旗 日本
出身地 東京都
生年月日 (1929-02-05) 1929年2月5日
没年月日 (2017-08-18) 2017年8月18日(88歳没)
選手情報
ポジション 捕手外野手
プロ入り 1946年
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

長岡 久夫(ながおか ひさお、1929年2月5日 - 2017年8月18日[注 1])は、東京都出身の元プロ野球選手捕手外野手[注 2])。

来歴・人物[編集]

東京工業高等学校(現:日本工業大学駒場中学校・高等学校)在学中の1946年、東京巨人軍(1947年より読売ジャイアンツ。以下、巨人)に練習生として入団[4][注 3]。翌1947年まで在籍した[5][注 4]。その後、ノンプロの豊岡物産でプレーした。1949年中日ドラゴンズでプロ球界復帰したが、一軍公式戦出場は果たせないまま1950年に現役引退した[注 5]

巨人で初めて背番号0を付けた[注 6]事で知られる。

引退後は、高校野球の監督を務めた[注 7]1994年に発足した日本プロ野球OBクラブにも会員として名を連ね[9]、各地で開催される少年野球教室の講師としても活動した。

2017年8月18日死去。88歳没[注 8]

詳細情報[編集]

年度別打撃成績[編集]

  • 一軍公式戦出場なし

背番号[編集]

関連項目[編集]

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 参考:
    • 生年…[1]
    • 没年月日…[1]
  2. ^ 参考(プロ野球選手時代の守備位置):
  3. ^ 2004年発行の書籍『ジャイアンツ栄光の70年』では入団前の経歴について「東京工業出身」と紹介[5]。また、マスコットや準登録の扱いで出場資格はなく[5]、のちのブルペン捕手に相当する役割を務めたとしている[5]。1946年から1947年まで巨人に在籍の後[5]、1949年にも中日でブルペン捕手に相当する役割を務めたが[5]、ついに一軍公式戦出場はなかったとしている[5]。一軍公式戦未出場選手一覧では、在籍年度を「1946-1947」、ポジションを「*」(*…選手未登録)、最終出身校を「東京工業」としている[6]
  4. ^ 1946年のシーズン途中から1947年まで、登録外という形で在籍したとする資料もある[2]
  5. ^ 1949年から1950年まで、中日に在籍したことは次の資料を参照[3]。1949年は練習生からの新規登録とする資料あり[3]
  6. ^ 背番号0は1936年に中日の前身である名古屋軍の練習生(肩書は養成選手)として入団した西沢道夫が翌1937年に選手登録される前に付けたとするエピソードが残っている[7]。その後、太田義次東急・急映)が1947年から1948年ブルペン捕手として付けた[7]。そして、1983年長嶋清幸広島で背番号0を付けて、初の一軍公式戦出場を果たした[8]
  7. ^ 2008年に『週刊ベースボール』創刊50周年記念に出版されたムックの中で日本プロ野球OBクラブ会員の一人(出身球団の記載あり)としてコメントを寄せており、プロ引退後に高校野球の監督を務めたことや同誌を指導の参考に役立てていたことを明かしている[9]
  8. ^ 次の資料では、享年として記載[1]
  9. ^ 1946年・'47年の背番号…[2][10]
  10. ^ 1949年・'50年の背番号…[3][11]

出典[編集]

  1. ^ a b c 『OB News』第75号P14
  2. ^ a b c 『日本プロ野球80年史』記録編に収録された、東京巨人→読売ジャイアンツの年度別メンバー表を参照。
  3. ^ a b c d 『日本プロ野球80年史』記録編に収録された、名古屋→産業→中部日本→中日ドラゴンズ→名古屋ドラゴンズ→中日ドラゴンズの年度別メンバー表を参照。
  4. ^ 東京巨人軍登録選手(1946年・野球回廊のHP)[信頼性要検証]
  5. ^ a b c d e f g 『ジャイアンツ栄光の70年』P159
  6. ^ 『ジャイアンツ栄光の70年』P161
  7. ^ a b 参考:『ベースボールマガジン』1998年夏季号「背番号&ユニフォーム大特集」に掲載の編集後記
  8. ^ 『ベースボールマガジン』1998年夏季号より、各背番号のエピソードを紹介した記事より、0番に関する記述を参照。
  9. ^ a b B.B.MOOK 562 スポーツシリーズNo.436 『週刊ベースボール50years 創刊50周年記念特別企画』(2008年7月発売・8月10日発行、ベースボール・マガジン社 ISBN 978-4583615523)P70
  10. ^ 『日本プロ野球背番号大図鑑』に掲載された、東京巨人→読売ジャイアンツの年度別背番号一覧表を参照。
  11. ^ 『日本プロ野球背番号大図鑑』に掲載された、名古屋→産業→中部日本→中日ドラゴンズ→名古屋ドラゴンズ→中日ドラゴンズの年度別背番号一覧表を参照。

参考資料[編集]

  • ベースボールマガジン』1998年夏季号「背番号&ユニフォーム大特集」(1998年7月1日発行、発行元:ベースボール・マガジン社)
  • 『ジャイアンツ栄光の70年』(『B.B.MOOK』290 「スポーツシリーズ」NO.179。2004年4月10日発行、発行元:ベースボール・マガジン社) ISBN 4583612621
    • P159-161掲載「一軍不出場選手 栄光の陰に隠された男たち」(文:千葉功=プロ野球アナリスト)
  • 『日本プロ野球背番号大図鑑 球団別全背番号年表 1936→2013』(『BB MOOK』892。2013年2月1日、ベースボール・マガジン社発行) ISBN 978-4583619354
  • 『日本プロ野球80年史 1934-2014』(2014年12月、ベースボール・マガジン社発行) ISBN 978-4-583-10668-7
    • 付録DVD-ROM「記録編」
  • 日本プロ野球OBクラブ会報誌『OB News』第75号(2017年10月、全国野球振興会発行)…同クラブ公式サイト内で配信されたPDFファイル

外部リンク[編集]