鐘ヶ淵駅

鐘ヶ淵駅
電車と駅ホーム(2014年3月16日)
かねがふち
Kanegafuchi
TS 05 東向島 (1.0 km)
(1.1 km) 堀切 TS 07
地図
所在地 東京都墨田区墨田5-50-2
北緯35度44分0.4秒 東経139度49分12秒 / 北緯35.733444度 東経139.82000度 / 35.733444; 139.82000座標: 北緯35度44分0.4秒 東経139度49分12秒 / 北緯35.733444度 東経139.82000度 / 35.733444; 139.82000
駅番号 TS06
所属事業者 東武鉄道
所属路線 伊勢崎線(東武スカイツリーライン)
キロ程 4.2 km(浅草起点)
電報略号 カネ
駅構造 地上駅
ホーム 2面4線*
乗降人員
-統計年度-
[東武 1]11,609人/日
-2022年-
開業年月日 1902年明治35年)4月1日
備考 *通過線あり
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鐘ヶ淵駅
配線図

東向島駅

2 1


v-STRg v-STRf
v-SHI2gr v-SHI2gr
PLTl vSTR vSTR PLTr
PLTl vSTR vSTR PLTr
vSHI2g+l- vSHI2g+l-
vSTRg- vSTRf-

堀切駅

鐘ヶ淵駅(かねがふちえき)は、東京都墨田区墨田五丁目にある東武鉄道伊勢崎線である。墨田区最北端の駅。「東武スカイツリーライン」の愛称区間に含まれている。駅番号TS 06

年表[編集]

駅構造[編集]

相対式ホーム2面4線を有する地上駅。中央2線は通過線で、東武本線系統では数少ない新幹線型の配線である。

改札は上下線で別となっており、改札内に上下ホーム間の連絡通路はない。ホームの有効長は10両編成に対応するが、東京メトロ半蔵門線東急田園都市線直通列車はすべて当駅を通過する。ホームが大きくカーブしているため、列車とホームの間が大きく空いている部分がある。

上述のようにホームの間には中線が敷設されているが、半蔵門線・東急田園都市線との直通運転開始に際して、通過列車用の本線と停車用の副本線を持つ、新幹線中間駅で多く見られる構内配線に改良された(後述)。当駅を通過する列車は追い抜きの有無にかかわらず通過線を経由する。ただし駅構内の曲線半径は小さく、通過線側が分岐器の分岐側を使用する箇所があるため、通過線を経由する列車であっても速度上限45km/hの制限を受ける。また、構内通過時には車内の揺れが大きいことを配慮し、主に半蔵門線・東急田園都市線直通電車では当駅付近を通過する際、立席客に対して手すり・つり革などにつかまるよう注意を喚起するアナウンスがなされる場合がある。

下りホーム側に保線基地がある。

トイレは、下り線側の改札付近と上り線ホーム中央にあり、いずれも改札内に設置されている。下り線側には、ユニバーサルデザインの一環として車椅子オストメイトの利用に対応した多機能トイレも併設されている。

以前の配線[編集]

ホームに面した上下本線とその間に中線2本という構内配線で、中線は貨物列車回送列車の待避・夜間滞泊や亀戸線運用車両の入線待機、臨時列車の通過追い抜き、西新井工場からの試運転列車の折り返しなどに使用されていた。この中線でも通過待避は可能であったが、南側にはダブル・スリップ・スイッチが、北側には上り方から下り方への片渡り線が設置され、上下線が同時に通過線を走ることができなかった。

これで半蔵門線東急田園都市線直通運転を開始すると運転上の制約が大きくなるため、前述のダブル・スリップの撤去などを行い、新幹線中間駅で多く見られる構内配線に改良された。立地条件の制約から通過線は曲線が設定され、下りは分岐器新設のためホームと改札口の距離が増加した。

のりば[編集]

番線 路線 方向 行先
1 TS 東武スカイツリーライン 下り 北千住新越谷東武動物公園
TI 伊勢崎線 久喜TN 日光線 南栗橋方面
2 上り 曳舟とうきょうスカイツリー浅草方面
  • 上記の路線名は旅客案内上の名称(「東武スカイツリーライン」は愛称)で表記している。
  • 2020年6月6日ダイヤ改正より、日中時間帯に当駅へ発着する列車は毎時6本全て浅草 - 北千住駅間のシャトル列車であるため、それ以外の駅を利用する場合は曳舟駅北千住駅などでの乗り継ぎが必要である。なお朝と夕方時間帯には、浅草 - 館林駅東武動物公園駅南栗橋駅などを発着する区間急行・区間準急も設定されている。

利用状況[編集]

2022年度の一日平均乗降人員11,609人である[東武 1]

近年の一日平均乗降・乗車人員推移は下表の通りである。

年度別一日平均乗降・乗車人員[1]
年度 一日平均
乗降人員[2]
一日平均
乗車人員
1992年(平成04年) 8,940
1993年(平成05年) 8,674
1994年(平成06年) 8,430
1995年(平成07年) 8,273
1996年(平成08年) 8,148
1997年(平成09年) 7,918
1998年(平成10年) 15,267 7,575
1999年(平成11年) 14,757 7,311
2000年(平成12年) 14,400 7,121
2001年(平成13年) 13,633 6,852
2002年(平成14年) 13,079 6,584
2003年(平成15年) 13,512 6,760
2004年(平成16年) 13,162 6,548
2005年(平成17年) 12,906 6,422
2006年(平成18年) 12,801 6,345
2007年(平成19年) 12,834 6,429
2008年(平成20年) 12,859 6,444
2009年(平成21年) 12,545 6,288
2010年(平成22年) 12,495 6,233
2011年(平成23年) 11,966 6,055
2012年(平成24年) 12,453 6,236
2013年(平成25年) 12,539
2014年(平成26年) 12,553
2015年(平成27年) 12,566
2016年(平成28年) 12,603
2017年(平成29年) 12,716
2018年(平成30年) [東武 2]12,896
2019年(令和元年) [東武 3]12,839
2020年(令和02年) [東武 4]9,939
2021年(令和03年) [東武 5]10,558
2022年(令和04年) [東武 1]11,609

駅周辺[編集]

バス路線[編集]

最寄りのバス停留所は、駅前にある鐘ヶ淵通り上の「鐘ヶ淵駅」と、駅から北西方向約300メートルの所にある墨堤通り上の「墨田二丁目」で、京成バス京成タウンバス東京都交通局により運行される以下の路線が発着する。

鐘ヶ淵駅
墨田二丁目

その他[編集]

開業当初、駅は直線上に位置しており、路線も当駅の北東で緩やかにカーブして堀切方面に向かっていた。しかし、荒川放水路の開削に伴い、1923年(大正12年)7月1日に当駅から北のルートが変更され、現在の荒川放水路の横をかすめるルートとなったため、その影響で当駅に急カーブができることとなった。

2007年6月30日に解散した企業カネボウ(事業としてはクラシエが継承)の旧社名、績(かねがふちぼうせき)および、同社から1949年9月1日に分離独立された企業カネカの旧社名、学工業(かねがふちがくこうぎょう)は、鐘ヶ淵が創業の地であることに因む。

鐘ヶ淵駅付近において、立体交差化を進める計画がある[3]。立体交差化完了後に、駅付近にある伊勢崎線第17号踏切を撤去する[4]

隣の駅[編集]

東武鉄道
TS 東武スカイツリーライン
急行・準急
通過
区間急行・区間準急・普通
東向島駅 (TS 05) - 鐘ヶ淵駅 (TS 06) - 堀切駅 (TS 07)

脚注[編集]

注釈[編集]

出典[編集]

  1. ^ 東京都統計年鑑
  2. ^ 関東交通広告協議会レポート
  3. ^ 墨田区『令和3年度予算案』(PDF)(レポート)、15頁https://www.city.sumida.lg.jp/kuseijoho/gyoseikaikaku_zaisei/presssiryou/r3yosan_press.files/r3press.pdf#page=152021年5月11日閲覧 
  4. ^ 踏切安全通行カルテ 伊勢崎線第17号” (PDF). 国土交通省関東地方整備局. 2023年7月22日閲覧。
東武鉄道の1日平均利用客数
  1. ^ a b c 駅情報(乗降人員)|東武鉄道公式サイト”. 東武鉄道. 2023年7月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年7月13日閲覧。
  2. ^ 駅情報(乗降人員)|東武鉄道公式サイト”. 東武鉄道. 2019年8月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年7月13日閲覧。
  3. ^ 駅情報(乗降人員)|東武鉄道公式サイト”. 東武鉄道. 2020年10月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年7月13日閲覧。
  4. ^ 駅情報(乗降人員)|東武鉄道公式サイト”. 東武鉄道. 2021年9月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年7月13日閲覧。
  5. ^ 駅情報(乗降人員)|東武鉄道公式サイト”. 東武鉄道. 2022年8月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年7月13日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]