鈴木一也 (ゲームクリエイター)

鈴木 一也(すずき かずなり、1960年11月1日 - )は日本のゲームクリエイター。東京生まれ。読みを一時期「すずきいちなり」としていた。オカルト悪魔学神話学宗教学などに関心が高く、ダミアン鈴木(デミアン鈴木)、鈴木大司教などの異名を持つ。ウォー・シミュレーションゲームのデザイナーとして知られる鈴木銀一郎は実父。

来歴

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1979年にレックカンパニーに入社し、エポック社の「ワールドウォーゲームシリーズ」の制作に携わる。レックカンパニーにてApple IIの『ウィザードリィ』に熱中し、コンピュータRPG制作を志す。

その後、アトラスにてナムコより発売されたファミリーコンピュータ用ソフト『デジタル・デビル物語 女神転生』『デジタル・デビル物語 女神転生II』の制作に携わる[1]。「女神転生」では魔法設定、悪魔設定を担当した他、対話による仲魔システム、合体システムを初めてRPGに導入する。「女神転生II」では世界設定、シナリオを手がけ、その後のメガテンシリーズの基礎を築く。 「真・女神転生TRPG」のキャンペーンでは、東京を中心とした心霊スポットツアーを何度か企画運営する。

1989年に独立し、「遊企画」の代表としてモンスターメーカーシリーズを制作。ゲームボーイでは『モンスターメーカー』『モンスターメーカー2 ウルの秘剣』、ファミリーコンピュータでは『モンスターメーカー 七つの秘宝』、スーパーファミコンでは『モンスターメーカー3 光の魔術師』、PCエンジンでは『モンスターメーカー 闇の竜騎士』(途中で制作を降板)がある。

その後、社名を有限会社「デジタル・デヴィル」と改名。サクセスから『モンスターメーカー4』をゲームボーイアドバンスで、NTTレゾナントから『モンスターメーカーi』をDoCoMoi-modeで配信するが、2002年に渋谷の事務所を閉鎖している。

2003年11月11日より元気の社員としてシナリオ、企画を担当。シンガポールに滞在し、現地のチームと共に、ニンテンドーDSジェットインパルス』の制作に、シナリオ兼ディレクターとして携わる。

2008年新宿区神楽坂にデジタルデヴィル株式会社を再度設立し、2009年SNKプレイモアよりDSソフト「ツキビト」を発表。

2012年から、高田馬場の東京デザインテクノロジーセンター専門学校(通称TECH.C.)にて、ゲームプランナー講座の講師を務める。

人物

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2018年のインタビューにて、「女神転生シリーズ」に纏わる都市伝説として著名な「すぐにけせ」について、開発者視点からデマであると否定した[1]

作品

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コンピューターゲーム

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テーブルトークRPG

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ケータイゲームアプリ

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脚注

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注釈

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出典

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  1. ^ a b 【衝撃】真・女神転生の都市伝説「すぐにけせ」の真相が判明 / 開発者が話す開発秘話”. ガジェット通信. (c)2008-2024,東京産業新聞社 (2018年5月18日). 2025年6月2日閲覧。

外部リンク

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