金聖鍾

金 聖鍾
誕生 (1941-12-31) 1941年12月31日(82歳)[1]
全羅南道 求礼[1]
職業 小説家
言語 韓国語
活動期間 1969年[1] -
ジャンル 小説
デビュー作경찰관 (警察官)」[1]
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金 聖鍾
各種表記
ハングル 김성종
漢字 金聖鍾[2]
発音: キム・ソンジョン
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金 聖鍾(キム・ソンジョン、김성종1941年12月31日 - )は、韓国小説家推理作家中国山東省済南市生まれ。韓国全羅南道求礼育ち。延世大学政治外交科卒業。韓国推理作家協会副会長(2002年現在[3])。

ハードボイルド作品で人気を博し、総売り上げ数は1000万部を超えている[4]。その一方で、「金聖鍾推理文学館」を建設し推理小説の普及に努めるなど、韓国の推理小説界で中心的な役割を担っている。

略歴[編集]

1969年、朝鮮日報主催の新春文芸(ko)に短編小説「警察官」が入選しデビューした。1974年、長編『最後の証人』で韓国日報の懸賞公募に入選し[4]、この作品はのちに2度映画化されるなど高評価を得た。

創作活動以外では、推理小説専門誌『季刊推理文学』(10号まで)を刊行したほか[4]、1992年には釜山市海雲台に推理小説1万冊余りを所蔵する金聖鍾推理文学館を建設するなど、韓国での推理小説の普及に力を尽くしている。

主な作品[編集]

日本語訳作品[編集]

単行本[編集]

  • 最後の証人(上下巻) (2009年2月 論創社、翻訳:祖田律男)
『最後の証人』(1980年)、『黒水仙』(2001年)という題で映画化されており、後者は日本でも公開された。
  • ソウル 逃亡の果てに (2005年4月 新風舎文庫、翻訳:祖田律男)

短編[編集]

  • 失踪 (『コリアン・ミステリ 韓国推理小説傑作選』、2002年5月 バベル・プレス) - 著者名は「金聖鐘」と表記されている。

原書[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b c d 인물정보(人物情報) NAVER(韓国語) 2011年9月3日閲覧。
  2. ^ 김성종 (キム・ソンジョン) chosun.com 조선 DB (朝鮮 DB)(韓国語) 2011年9月3日閲覧。
  3. ^ バベル・プレス『コリアン・ミステリ 韓国推理小説傑作選』(2002年)参照
  4. ^ a b c 早川書房『ミステリマガジン』2000年10月号 特集「コリアン・ミステリ・ナウ」参照

外部リンク[編集]