金山軟件

金山軟件有限公司
金山软件有限公司
Kingsoft Corporation
本社
種類 有限公司
市場情報
略称 金山
本社所在地 中華人民共和国の旗 中国
主な開発拠点: 広東省珠海市
主な営業拠点: 北京市海淀区
設立 1989年
業種 情報・通信業
事業内容 ソフトウェア
代表者 雷軍
主要子会社 Cheetah Mobile
西山居
金山云
金山办公
外部リンク http://www.kingsoft.com/
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金山軟件有限公司(きんざんなんけんゆうげんこうし)は、用友軟件などとともに中国最大のソフトウェア開発販売会社のひとつ。

日本ではジョイントベンチャーとして東京都港区赤坂キングソフト株式会社があり、日本国内向けにオフィスソフトセキュリティソフトなどのサービスとともにスマートフォンアプリやモバイル広告事業などを展開している。

沿革[編集]

金山軟件有限公司はもともと香港金山公司から派生してできた会社である。香港金山公司は1973年張鎧卿によって創られ、PCの組み立てや販売を行っていた。1980年以降、張鎧卿の息子張旋龍が後を引き継ぐ。

主な製品[編集]

オフィスソフト、セキュリティソフト、辞書・翻訳ソフト等[編集]

WPS Office
金山公司創立のきっかけを作ったソフトウェア。1988年発表。最初は文字処理専用ソフトであったが現在では拡充されオフィススイートとなった。個人向けの無料版の他、より多くの機能を利用できる有償サブスクリプションが提供されている。
日本では「WPS Office 2」として販売されており、「Microsoft Office」との互換性に優れたオフィスソフトとして一定のシェアを獲得している。
金山毒霸(Kingsoft Internet Security
アンチウイルスソフトウェア2010年8月時点の最新版は金山毒霸2011。日本では「Kingsoft Internet Security」としてサービスが展開されている。有償版(初期費用のみ、ウイルス定義ファイル更新は無料)の他、広告付きながら同等の機能を備えた無償版もある。
金山詞覇(キングソフト辞書)
初版である金山詞覇1.0は1997年5月に金山公司の北京にある開発部門によって制作された。その後毎年バージョンアップが繰り返されている。
金山詞覇はGUI環境で使用できる電子辞書で手書き入力に対応。中国語日本語英語が双方向で検索でき、また200冊近い辞書を具えている。
対応OSWindowsMacPalmHopenSymbian等。またインターネット上でもサービスを受けることができる。
金山詞覇の英名は何度か改められた。最初はXDict、その後CibaやiCibaと呼ばれ、現在での公式名称はPowerwordと呼ばれる。
金山政鷹
電子管理システム。主に公文書の移動や電子印章等の機能を有する。また企業政府機関の情報発信や交流の場もサポートする。さらにメンバーの認証による新規作成やログインも行える。金山政鷹は1999年の金山電子印章システムから開発が始まり、2001年に金山政鷹網上辦公平台1.1版が発表された。
詞覇豆豆
詞覇豆豆はインターネット版金山詞覇である。詞覇豆豆1.0は2005年12月発表された。金山詞覇のすべての機能が使える。
詞覇豆豆の辞書はすべてサーバ上に置かれているため、インストール時の実行ファイルは1Mバイトと小さい。
金山快譯
翻訳ソフト。もともと金山詞覇の付属機能であったが、2000年に金山快譯2000として販売される。全文翻訳のほかにユーザーインターフェイス、或いはウェブページに対しても翻訳が行える。英語名は高速人工知能の意味のFastAIT。
中国市場において、この分野のソフトでは金山詞覇と金山快譯はおおよそ80%のシェアを占める。
金山打字
タイピングソフト

ゲームソフト[編集]

中関村啓示録
都市建設ゲーム。シムシティに似ている。
剣侠情縁
時代を舞台にしたロールプレイングゲーム1997年発表。
その後「剣侠情縁2」、「剣侠情縁外伝」、「剣侠情縁オンライン」、「剣侠情縁オンライン2」が制作された。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]