野中邦子

野中 邦子(のなか くにこ 1950年[1] - )は、日本翻訳家アースハートの野中邦子、弁護士の野中邦子とは同姓同名の別人。

来歴[編集]

東京生まれ[1]多摩美術大学絵画科卒[1]。出版社勤務の後、フリーの編集者を経て、現在は英米ノンフィクションの翻訳に従事。翻訳グループ「牧人舎」所属。夫は翻訳家で「牧人舎」の主催者だった鈴木主税

著書[編集]

訳書[編集]

  • 『大発見 未知に挑んだ人間の歴史』(ダニエル・J・ブアスティン、鈴木主税共訳、集英社) 1988年4月、のち集英社文庫(全5巻) 1991
  • 『アーツアンドクラフツ ウィリアム・モリス以後の工芸美術』(スティーヴン・アダムス、美術出版社) 1989
  • マルセル・デュシャン』(グロリア・モウレ、美術出版社) 1990.5
  • 『チョコレートブック』(ヘルガ・ルビンスタイン、平凡社) 1990.1
  • アール・ヌーヴォー 世紀末に生まれた空前の美術状況』(ウイリアム・ハーディ、美術出版社アートガイド) 1990
  • ゴッホ 一〇〇年目の真実』(デイヴィッド・スウィートマン、文藝春秋) 1990.12
  • 『馬車の歴史』(ラスロー・タール、平凡社) 1991.11
  • 『ペギー 現代美術に恋した“気まぐれ令嬢"』(ジャクリーン・ボグラド・ウェルド、文藝春秋) 1991.1
  • 『ジャズ・クレオパトラ パリのジョゼフィン・ベーカー』(フィリス・ローズ、平凡社) 1991
  • ナンシー・キュナード 疾走する美神』(アン・チザム、河出書房新社) 1991.4
  • 『豊かさの伝説 アメリカ・ビジネスにおける価値観の変遷』(ピーター・バイダ、ダイヤモンド社) 1992.6
  • マティスピカソ 芸術家の友情』(フランソワーズ・ジロー、河出書房新社) 1993.2
  • 『オキーフ あるアメリカ神話の誕生』(ジェフリー・ホグリフ、平凡社、20世紀メモリアル)1994
  • 『究極の迷路』1 - 3(デイヴィッド・アンソン・ラッソ、河出書房新社) 1994.2
  • 『危険な愛人マタハリ 今世紀最大の女スパイ』(ジュリー・ホィールライト、平凡社) 1994
  • 『オキーフ / スティーグリッツ 愛をめぐる闘争と和解』(ベニータ・アイスラー、朝日新聞社) 1994.12
  • 『誰がリンドバーグの息子を殺したか』(ルドヴィック・ケネディ、文藝春秋) 1995.2
  • 『わがままな猫と暮らす方法』(スティーヴン・ベーカー、飛鳥新社) 1995.4
  • 『セックス、アート、アメリカンカルチャー』(カミール・パーリア、河出書房新社) 1995.9
  • ウォーホル日記』(パット・ハケット編、中原佑介共訳、文藝春秋) 1995.12、のち文春文庫(上・下) 1997
  • マレーネ・ディートリッヒ』(スティーヴン・バック、福武書店) 1995.1
  • 『カップルをめぐる13の物語 創造性とパートナーシップ』(ホイットニー・チャドウィック, イザベル・ド・クールティヴロン、桃井緑美子共訳、平凡社、20世紀メモリアル) 1996
  • 『伝記ウォーホル パーティのあとの孤独』(フレッド・ローレンス・ガイルズ、文藝春秋) 1996.4
  • 『永遠のバービー』(M・G・ロード、実川元子共訳、キネマ旬報社) 1996.6
  • 『愛の魔力 セックスに愛は必要か』(メレディス・F・スモール、角川書店) 1996.9
  • 『ピーター・ビアードの冒険 優雅で野蛮な芸術家の半生』(ジョン・バウワマスター、河出書房新社) 1997.11
  • 『地球に落ちてきた男 スティーヴン・スピルバーグ伝』(ジョン・バクスター、角川書店) 1998.1
  • 『ハリウッド・ガイズ スーパーインタビューブック』(集英社インターナショナル編、集英社) 1998.3
  • ダリ』(メレディス・イスリントンースミス、文藝春秋) 1998.9
  • 『夜とともに西へ』(ベリル・マーカム、角川文庫) 1999.3
  • 『プラスチック・ビューテイー 美容整形の文化史』(エリザベス・ハイケン、平凡社) 1999.5
  • 『世界のアイデア商品50の秘密 ひらめきでビジネス・チャンスをつかむ』(アリン・フリーマン, ボブ・ゴールデン、河出書房新社) 1999.5
  • 『ピカソと恋人ドラ パリ1940-50年代の肖像』(ジェームズ・ロード、平凡社) 1999.12
  • トルーマン・カポーティ』(ジョージ・プリンプトン、新潮社) 1999年12月、のち新潮文庫(上・下) 2006
  • 『赤ん坊にも理由がある』(メレディス・F・スモール、角川書店) 2000.7
  • 『バービー・クロニクル』(ヨナ・ゼルディス・マクダナー共編、実川元子, 藤田真利子共訳、早川書房) 2000.11
  • 『性転換 53歳で女性になった大学教授』(ディアドラ・N・マクロスキー、文春文庫) 2001.5
  • 『キッチン・コンフィデンシャル』(アンソニー・ボーデイン、新潮社) 2001.10、のち新潮文庫 2005、のち土曜社 2015
  • 『あの人が誰だか知っていますか?』(サラ・バートン、角川書店) 2001.10
  • 『彼女が買うわけ、会社が伸びるわけ 女性を魅きつけるマーケティング8つの法則』(フェイス・ポップコーン, リース・マリゴールド、早川書房) 2002.4
  • 『伝記ガウディ』(ヘイス・ファン・ヘンスベルヘン、文藝春秋) 2003.2
  • ジョン・レノンレジェンド』(ジェームズ・ヘンケ、河出書房新社) 2003.9
  • 『世界を食いつくせ! キッチン・コンフィデンシャル・ワールド・エディション』(アンソニー・ボーデイン、新潮社) 2003.11、のち改題『クックズ・ツアー』(土曜社) 2015
  • 『血とシャンパン ロバート・キャパ - その生涯と時代』(アレックス・カーショウ、角川書店) 2004.4
  • 『世界を変えた地図 ウィリアム・スミス地質学の誕生』(サイモン・ウィンチェスター、早川書房) 2004
  • 『やっぱり美味しいものが好き』(ジェフリー・スタインガーテン、文春文庫) 2005.3
  • 『ロンドン 食の歴史物語 中世から現代までの英国料理』(アネット・ホープ、白水社) 2006.3
  • 『貧困の終焉 2025年までに世界を変える』(ジェフリー・サックス、鈴木主税共訳、早川書房) 2006.4、のちハヤカワ文庫 2014
  • 『悪魔と博覧会』(エリック・ラーソン、文藝春秋) 2006.4
  • マリー・アントワネット』上・下(アントニア・フレイザー、ハヤカワ文庫) 2006
  • 『「最後の社会主義国」日本の苦闘』(レナード・ショッパ、毎日新聞社) 2007.3
  • フェルメール受胎告知』(シリ・ハストヴェット、白水社) 2007.4
  • 第四の十字軍 コンスタンティノポリス略奪の真実』(ジョナサン・フィリップス、中島由華共訳、中央公論新社) 2007.4
  • バグダッド101日 早朝5時30分、米空軍の猛爆撃が始まった』(アスネ・セイエルスタッド、イースト・プレス) 2007.10
  • 『図書館 愛書家の楽園』(アルベルト・マングェル、白水社) 2008.10、のち新装版 2018
  • 『黒死病 ペストの中世史』(ジョン・ケリー、中央公論新社) 2008.11、のち中公文庫 2020
  • レニ・リーフェンシュタールの嘘と真実』(スティーヴン・バック、清流出版) 2009.7
  • 『地球全体を幸福にする経済学 過密化する世界とグローバル・ゴール』(ジェフリー・サックス、早川書房) 2009
  • 『奇想の美術館 イメージを読み解く12章』(アルベルト・マングェル、白水社) 2010.12
  • 『アート・スピリット』(ロバート・ヘンライ、国書刊行会) 2011.8
  • 『世界を救う処方箋 「共感の経済学」が未来を創る』(ジェフリー・サックス、早川書房) 2012.5
  • マティス 知られざる生涯』(ヒラリー・スパーリング、白水社) 2012.6
  • 『脳の右側で描け』(ベティ・エドワーズ、河出書房新社) 2013、のち新装版 2021
  • 『世界は考える』(ジョージ・ソロスほか、土曜社) 2013
  • 『読書礼讃』(アルベルト・マングェル、白水社) 2014
  • 『世界の図書館 美しい知の遺産』(ジェームズ・キャンベルほか、高橋早苗共訳、河出書房新社) 2014
  • 『世界の都市地図500年史』(ジェレミー・ブラック、高橋早苗共訳、河出書房新社) 2016
  • 『ラブ・ゲーム テニスの歴史』(エリザベス・ウィルソン、白水社) 2016
  • フィンセント・ファン・ゴッホ 失われたアルルのスケッチブック』(ボゴミラ・ウェルシュ=オフチャロフ、高橋早苗共訳、河出書房新社) 2017
  • アンディ・ウォーホルのヘビのおはなし』(河出書房新社) 2017、のち新装版 2021:大人向け絵本
  • 『ピカソとの日々』(フランソワーズ・ジロー, カールトン・レイク、白水社) 2019
  • 『世界の書店を旅する』(ホルヘ・カリオン、白水社) 2019
  • 『利き目を使って描け 左右それぞれの目の特性を活かす』(ベティ・エドワーズ、河出書房新社) 2021.10
  • 『ザ・ミュージアム 世界の知と美の殿堂』(オーウェン・ホプキンズ、河出書房新社) 2022.9

脚注[編集]

  1. ^ a b c 『キッチン・コンフィデンシャル』翻訳者紹介

外部リンク[編集]