野上進

野上 進（のがみ すすむ、1901年1月25日^[1] - 1965年12月21日^[2]）は、日本の実業家、政治家。参議院議員（1期、自由民主党）。

経歴[編集]

熊本県出身^[1]。1923年明治大学専門部政経科卒^[1][3]。卒業後は関東庁警察部に入り^[1][3]、のち熊本県内の各警察署長、同県刑事、警防の各課長^[1][3]、熊本市交通局長^[1][3]、熊本電気軌道社長、九州産業交通初代社長、同会長、熊本観光社長、ラジオ熊本、熊本振興各取締役^[3]、熊本県交通安全協会、同県バス協会、同県トラック協会各会長などを務めた^[3]。

1947年、熊本県議会に当選し、副議長となる^[1]。自由党熊本県支部幹事長^[1]、1956年、自由民主党熊本県連会長、1960年、参議院議員熊本地方区補欠選挙に当選^[4]、参議院運輸委員会委員長などを歴任する^[3]。1965年の第7回参議院議員通常選挙には不出馬。同年12月21日死去、64歳。死没日をもって勲三等瑞宝章追贈（勲六等からの昇叙）、正七位から正五位に叙される^[5]。

脚注[編集]

参考文献[編集]

• 『大衆人事録』第19版、西日本篇、帝国秘密探偵社、1957年。
• 衆議院・参議院編『議会制度百年史 - 貴族院・参議院議員名鑑』大蔵省印刷局、1990年。
• 朝日新聞選挙本部編『朝日選挙大観』朝日新聞社、1997年。

議会
先代 米田正文	参議院運輸委員長 1964年 - 1965年	次代 松平勇雄
党職
先代 -	自民党熊本県連会長 初代	次代 河津寅雄

表 話 編 歴 参議院運輸委員長 (1964年-1965年)
板谷順助 中山壽彦 佐々木鹿藏 植竹春彦 山縣勝見 小泉秀吉 前田穰 高木正夫 加藤シヅエ 片岡文重 左藤義詮 堀末治 戸叶武 天田勝正 大和与一 大倉精一 平島敏夫 三木與吉郎 前田佳都男 村松久義 金丸冨夫 米田正文 野上進 松平勇雄 江藤智 天坊裕彦 谷口慶吉 岡本悟 温水三郎 鬼丸勝之 木村睦男 長田裕二 宮崎正雄 宮崎正義 上林繁次郎 内田善利 三木忠雄 黒柳明 桑名義治 矢追秀彦 矢原秀男 鶴岡洋 中野明 田代富士男 中野鉄造 多田省吾 中野鉄造 中川嘉美 峯山昭範 高桑栄松 和田教美 大久保直彦 寺崎昭久 直嶋正行 泉信也 廃止

表 話 編 歴 熊本県選挙区選出参議院議員(1947年 - )
第1回 （定数4）	田方進↓ 堀内到↓ 城義臣↑ 松野鶴平↑ 3年議員 谷口弥三郎 深水六郎
偶数回 定数2 第2回 深水六郎 谷口弥三郎 第4回 森中守義 林田正治 第6回 園木登↓ 林田正治 北口龍徳↑↓ 園田清充↑ 第8回 高田浩運 園田清充 第10回 高田浩運↓ 園田清充 田代由紀男↑ 第12回 田代由紀男 園田清充↓ 守住有信↑ 第14回 田代由紀男 守住有信 第16回 守住有信 浦田勝 第18回 本田良一 木村仁 奇数回 定数2 第3回 松野鶴平 寺本広作 第5回 桜井三郎↓ 松野鶴平↓ 野上進↑ 沢田一精↑ 第7回 森中守義 沢田一精 第9回 寺本広作 森中守義 第11回 三善信二↓ 細川護熙 三浦八水↑ 第13回 沢田一精 浦田勝 第15回 紀平悌子 沢田一精 第17回 阿曽田清↓ 三浦一水 魚住汎英↑
定数1 （第19回以降）	奇数回 三浦一水 松野信夫 馬場成志 偶数回 木村仁 松村祥史
↓：途中辞職、失職、在職中死去など、↑：補欠選挙で当選。

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