逃げ去る恋

逃げ去る恋
L'Amour en fuite
監督 フランソワ・トリュフォー
脚本 フランソワ・トリュフォー
マリー=フランス・ピジェ
ジャン・オーレル
シュザンヌ・シフマン
製作 マルセル・ベルベール
出演者 ジャン=ピエール・レオ
クロード・ジャド
マリー=フランス・ピジェ
ドロテ
音楽 ジョルジュ・ドルリュー
撮影 ネストール・アルメンドロス
編集 マルチーヌ・バラケ
配給 日本の旗 ぴあ
公開 フランスの旗 1979年1月24日
日本の旗 1982年4月10日
上映時間 96分
製作国 フランスの旗 フランス
言語 フランス語
前作 家庭
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逃げ去る恋』(にげさるこい、原題: L'Amour en fuite)は、フランソワ・トリュフォーの監督による、1979年フランスの長編映画である。「アントワーヌ・ドワネルの冒険」5作目。『大人は判ってくれない』から20年後、シリーズの総集編である。

フランソワ・トリュフォーとクロード・ジャド (逃げ去る恋のプレミアで)

トリュフォーは前作の『家庭』でシリーズを終わらせたつもりだったのだが、デンマークのある映画館で前4作を連続上映したところ、大好評を博したという話を聞いて本作の構想を得た。現在のシーンと回想シーンとをパッチワークのようにつなぎ合わせた実験的な映画。

回想シーンと現在のシーンで年代に開きがある場合、それぞれのシーンは違う役者が演技するのが一般的であるが、20年前の回想シーンに登場する子どもから現在に至るまで全て同一人物というのは他に類を見ない。20年間撮り続けたシリーズものならではの演出である。

ストーリー[編集]

今は印刷所に勤めているアントワーヌは、働きながら自伝的な恋愛小説を出版している。レコード店に勤めるサビーヌと付き合う一方で、別居していた妻クリスチーヌとはフランス初の協議離婚をする。音楽学院の合宿に行く息子のアルフォンスを駅まで送りにいったとき、アントワーヌの初恋の相手コレットに再会する。

キャスト[編集]

解説[編集]

関連項目[編集]

  • アメリ
    • 破り捨てられた写真を集めて接ぎ合わせるシーンが引用されている。断片的なエピソードをモンタージュのようにつなぎ合わせた全体の構成も本作と同じである。

外部リンク[編集]