赤坂ツインタワー

赤坂ツインタワー
赤坂ツインタワー
施設情報
所在地 東京都港区赤坂二丁目17-22
状態 解体済
着工 1980年12月[1]
竣工 1983年4月[1]
用途 事務所、多目的ホール
地上高
高さ 66.35m[2]
各種諸元
階数 地下4階、地上18階、塔屋2階[2]
敷地面積 11,866.50 [1]
※本館と東館分との合計
建築面積 7,523 [1]
※本館と東館分との合計
延床面積 98,033.02 [1]
※本館と東館分との合計
構造形式 S造SRC造RC造[1]
関連企業
設計 入江三宅設計事務所[1]
施工 鹿島建設[1]
デベロッパー 森ビル開発[1]
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赤坂ツインタワー(あかさかツインタワー、Akasaka Twin Tower, ATT)は、東京都港区赤坂にある森トラスト(旧:森ビル開発)が運営する高層タワービルである。

このうち本館・東館は解体され、森トラストとNTT都市開発が跡地などに「東京ワールドゲート赤坂」の整備に取り組み、2024年(令和6年)8月に第1期完工・開業を予定する[3]街区内には地上43階・地下3階の「赤坂トラストタワー」が建てられる[3][4]

概要[編集]

外堀通りの溜池交差点から六本木方面に曲がったところに建てられたツインビルで、首都高速から、縦縞模様の彫りの深い外壁がよく見えた[2]。ほぼ正方形の本館と東館が少しずらした形で建てられ、5階からは上は、各階とも避難用連絡道路(タワーブリッジ)で結ばれていた[2]。ビル名の頭文字から取って、愛称はATTビル[2]

本館と東館の間には、イベントスペースとギャラリーなどで構成される「ラフォーレミュージアム赤坂」(葉祥栄設計)があり[5]演劇ファッションショー、新製品の発表会など様々な催しに利用された[6]

解体工事は、2014年(平成26年)4月から翌年3月末までの計画で、大成建設の担当で行われた[7]。解体は、同社が赤坂プリンスホテルの解体工事で実践した「テコレップ・システム」で着手され、東館の解体では次世代のテコレップ・システムを見据えた技術で、新たな工法の「昇降ジブクレーンシステム」と「スライディング養生足場」が導入された[7]

施設構成[編集]

本館
東館

ATT新館[編集]

ATT新館
施設情報
所在地 東京都港区赤坂二丁目11-7
状態 完成
竣工 1992年7月[2]
用途 事務所
各種諸元
階数 地下1階、地上13階、塔屋1階
敷地面積 2,242.67
延床面積 16,741.13
駐車台数 48台
関連企業
デベロッパー 森ビル開発
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1992年(平成4年)7月、道路を1本隔てて竣工した地下1階・地上13階のビル。愛称はATT新館[2]

施設構成[編集]

交通アクセス[編集]

地下鉄

路線バス

脚注[編集]

  1. ^ a b c d e f g h i 『BE建築設備』 1983年8月号.p.11.
  2. ^ a b c d e f g 森喜則、今吉賢一 1992, p. 102.
  3. ^ a b “「赤坂ツインタワー」跡地、街名は「東京ワールドゲート赤坂」に”. 赤坂経済新聞. (2022年6月2日). https://akasaka.keizai.biz/headline/3765/ 2022年6月19日閲覧。 
  4. ^ https://www.mori-trust.co.jp/pressrelease/2017/20171213.pdf
  5. ^ 森喜則、今吉賢一 1992, p. 102 - 103.
  6. ^ 森喜則、今吉賢一 1992, p. 103.
  7. ^ a b 『ACe建設業界』 2015年3月号. p.40 - 43.

参考文献[編集]

  • 「新建築・新設備 赤坂ツインタワー」『BE建築設備』 1983年8月号
  • 森喜則、今吉賢一『ビル紳士録』毎日新聞社、1992年9月。ISBN 4-62030885-4 
  • 「現場発見 解体工事の現場にみたものづくりの精神 赤坂ツインタワー解体工事」『ACe建設業界』 2015年3月号

外部リンク[編集]

座標: 北緯35度40分11.1秒 東経139度44分26.3秒 / 北緯35.669750度 東経139.740639度 / 35.669750; 139.740639