見よ、われらエルサレムに向かう

見よ、われらエルサレムに向かう(みよ、われらエルサレムにむかう、Sehet, wir gehn hinauf gen Jerusalem)は、ヨハン・ゼバスティアン・バッハの教会カンタータ。BWV159番。

聖書箇所[編集]

ルカ18:31-43「イエス十二弟子を近づけて言ひたまふ『視よ、我らエルサレムに上る。人の子につき預言者たちによりて録されたる凡ての事は、成し遂げらるべし。人の子は異邦人に付され、嘲弄せられ、辱しめられ、唾せられん。彼等これを鞭うち、かつ殺さん。かくて彼は三日めに甦へるべし』弟子たち此等のことを一つだに悟らず、此の言かれらに隱れたれば、その言ひ給ひしことを知らざりき。」(文語訳聖書

初演[編集]

1729年2月27日 復活節前第7主日。

内容[編集]

1.アリオーソとレチタティーボ[編集]

ルカ18:31 Christian Friedrich Henrici ハ短調 

2.アリアとコラール[編集]

変ホ長調 パウル・ゲルハルトコラール血しおしたたる

3.レチタティーボ[編集]

Christian Friedrich Henrici

4.アリア[編集]

Christian Friedrich Henrici ヨハネ19:30「完了した。」

5.コラール[編集]

パウロ・シュトックマンのコラール。ヨハネ受難曲のコラールでもある。

Jesu, deine Passion
Ist mir lauter Freude,
Deine Wunden, Kron und Hohn
Meines Herzens Weide;
Meine Seel auf Rosen geht,
Wenn ich dran gedenke,
In dem Himmel eine Stätt
Mir deswegen schenke.

参考文献[編集]

  • The Cantatas of J. S. Bach: With Their Liberettos in German-english Parallel Text ISBN 0199297762
  • 『バッハ事典』東京書籍

外部リンク[編集]