西尾漠

西尾 漠(にしお ばく、1947年1月25日[1] - )は、日本のジャーナリスト。『はんげんぱつ新聞』編集長。原子力資料情報室共同代表。東京都出身。本名、柴邦生[1]

経歴[編集]

東京外国語大学ドイツ語学科中退。広告制作会社勤務を経て、原発の問題に携わるようになる。

1978年に『反原発新聞』(現『はんげんぱつ新聞』)が創刊されて以来、その編集にあたる。原子力資料情報室の共同代表も務める。

著書[編集]

単著[編集]

  • 『現代日本の警察 CR戦略とは何か』(1979年、たいまつ社)
  • 『原発・最後の賭け』(1981年、アンヴィエル)
  • 『反原発マップ』(1982年、五月社)
  • 『原発のいま!』(1983年三一書房
  • 『原発現地への想いから 都市住民と原子力』(1985年、八月書館)
  • 『原発の現代史』(1988年、技術と人間)
  • 『プルトニウム生産工場の恐怖 漠さんが語る六ヶ所「核燃」施設』(1993年、八月書館)
  • 『脱!プルトニウム社会』(1993年、七つ森書館)
  • 『原発を考える50話』(1996年岩波ジュニア新書
  • 『原発をすすめる危険なウソ』(1999年、八月書館)
  • 『漠さんの原発なんかいらない』(1999年、七つ森書館)
  • 『漠さんの地球を救うエネルギー・メニュー』(2000年、七つ森書館)
  • 『西尾漠が語る放射性廃棄物のすべて』(2002年原子力資料情報室
  • 『なぜ脱原発なのか? 放射能のごみから非浪費型社会まで』(2003年、緑風出版)
  • 『Q&Aで知るプルサーマルの正体』(2004年、原子力資料情報室)
  • 『どうする?放射能ごみ 実は暮らしに直結する恐怖』(2005年、緑風出版)
  • 『新版 原発を考える50話』(2006年、岩波ジュニア新書)
  • 『むだで危険な再処理 いまならまだ止められる』(2007年、緑風出版)
  • 『エネルギーと環境の話をしよう』(2008年、七つ森書館)
  • 『原発は地球にやさしいか 温暖化防止に役立つというウソ』(2008年、緑風出版)

共著[編集]

  • フォー・ビギナーズ・シリーズ『日本の警察』(1984年現代書館)共著:橋本勝
  • 『脱原発しかない バグとマサルのイラスト・ノート』(1988年、現代書館)共著:橋本勝
  • 『核のゴミがなぜ六ケ所に 原子力発電の生み出すもの』(1996年、八月書館)共著:平野良一
  • 『環境教育はじめの一歩』(2002年、アドバンテージサーバー)共著:宇井純、丸谷宣子
  • 『知ればなっとく脱原発』(2002年、七つ森書館)共著:高木仁三郎久米三四郎小出裕章今中哲二小林圭二ほか
  • 『止めよう!再処理やめよう!プルトニウム利用』(2004年、原子力資料情報室)共著:澤井正子
  • 『プルトニウム発電の恐怖 プルサーマルの危険なウソ』(2006年、発行:創史社 発売:八月書館)共著:小林圭二

編書[編集]

  • 『原発のゴミはどこにいくのか 最終処分場のゆくえ』(2001年、発行:創史社 発売:八月書館)
  • 『原発ゴミの危険なツケ 最終処分場のゆくえ2』(2003年、発行:創史社 発売:八月書館)
  • 『原発ゴミは「負の遺産」 最終処分場のゆくえ3』(2009年、発行:創史社 発売:八月書館)

脚注[編集]

  1. ^ a b 『読売年鑑 2016年版』(読売新聞東京本社、2016年)p.290

関連項目[編集]