行 (同業組合)

(こう)とは、中国史における商会組織の事である。商人、それ自体の歴史はの時代まで遡るとされ[1]漢書には「士農工商、四民に業あり」と記されている。

時代によって、商人の地位は上下するが漢王朝の頃は地位は低かった[2]王朝では、「團」、「行」、「市」、「作」の商会組織を形成することで地位の向上が行われた。

長は「行頭」あるいは「行老」と呼ばれた。組織に参加する事を「行戶」、組織への参加費は「行用」と呼ぶ。

現代の同業公會と同じく組織は半公共団体のような役割も持ち、また利益の追求や、組織間の折衝の仲介、外部事業への参加などが行われた[3][4]

参考文献[編集]

  1. ^ 書経、周禮・天官・大宰、春秋穀梁伝等に商人の記述
  2. ^ 史記·卷三十·平準書第八
  3. ^ 商人的社會組織”. 中國古代商業. 2015年11月19日閲覧。
  4. ^ 中国通史四·第一章·第二节、著:范文瀾、蔡美彪

関連項目[編集]