蔣智賢

蔣 智賢
Chiang Chih-Hsien
富邦ガーディアンズ #11
2012年3月9日
基本情報
国籍 中華民国の旗 中華民国台湾
出身地 台東県成功鎮
生年月日 (1988-02-21) 1988年2月21日(36歳)
身長
体重
183 cm
95 kg
選手情報
投球・打席 右投左打
ポジション 二塁手三塁手外野手
プロ入り 2006年 アマチュアFA
初出場 CPBL / 2015年7月31日
年俸 月給38万台湾元(2021年)
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
派遣歴
国際大会
代表チーム チャイニーズタイペイの旗 チャイニーズタイペイ
五輪 2008年
WBC 2009年2017年
プレミア12 2015年
蔣 智賢
各種表記
繁体字 蔣 智賢
簡体字 蒋 智贤
拼音 Jiǎng Zhìxián
和名表記: しょう ちけん
発音転記: ジャン・ズーシェン
英語名 Chiang Chih-Hsien
テンプレートを表示
獲得メダル
男子 野球
チャイニーズタイペイの旗 チャイニーズタイペイ
アジア競技大会
2014

蔣 智賢(ジャン・ズーシェン、1988年2月21日 - )は、台湾中華民国)の台東県出身のプロ野球選手内野手外野手)。

経歴[編集]

レッドソックス傘下時代[編集]

2005年ボストン・レッドソックスと内野手として契約を結んだ。

2008年シーズン途中の8月に開催された北京オリンピック野球チャイニーズタイペイ代表に選出された。

シーズン後に外野手にコンバートされた。ルーキーリーグからスタートした。

2009年開幕前の3月に開催された第2回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)チャイニーズタイペイ代表に選出された。3月3日東京ドームで行われた埼玉西武ライオンズとの強化試合では帆足和幸から2点本塁打を記録している[1]

シーズンでは傘下クラスA前後のチームでプレーした。

2010年から傘下AAのポートランド・シードッグスに昇格した。

2011年7月まで傘下AAのポートランドでプレーした。イースタンリーグの6月の月間MVPとして表彰を受けたり、オールスター・フューチャーズゲームおよびイースタンリーグオールスターに選出されて出場している。

マリナーズ傘下時代[編集]

2011年7月31日にエリック・ベダードを含む三角トレードにより、シアトル・マリナーズにトレードされた。トレード時点でのシーズン成績は321打数109安打で打率.340、出塁率.402、長打率.648、18本塁打、37二塁打、76打点、25四球、61三振で、打率・長打率・打点・OPS・長打数はその時点でリーグトップであった。この7月にも打率.430、出塁率.500、長打率.740、16二塁打、5本塁打、25打点の驚異的な成績でリーグの月間MVPに選出されている。移籍後は、傘下AAのジャクソン・ジェネラルズでプレーした。

2012年は、傘下AAAのタコマ・レイニアーズで40試合に出場後、ジェネラルズに再度降格した。6月12日にオリバー・ペレスと入れ替わる形で支配下の40人枠からはずれ、戦力外通告を受けた。シーズン終了後、フリーエージェントとなった。

レンジャーズ傘下時代[編集]

2012年12月に、テキサス・レンジャーズとマイナー契約を結んだ。

2013年は、傘下AAのフリスコ・ラフライダーズでプレーした。

オフの11月に台湾で開催された「2013 BASEBALL CHALLENGE 日本 VS チャイニーズ・タイペイ」のチャイニーズタイペイ代表に選出された。

オリオールズ傘下時代[編集]

2013年11月18日にボルチモア・オリオールズとマイナー契約を結んだ。

2014年は傘下AAのボウイ・ベイソックスなどでプレーした。オフの9月に開催された仁川アジア競技大会のチャイニーズタイペイ代表に選出された。

高知ファイティングドッグス時代[編集]

2015年3月4日日本を活動拠点とする四国アイランドリーグplus高知ファイティングドッグスへ入団した。前期シーズンは打率.347、本塁打7本を記録し、打率は前期終了時点でリーグトップだった。

中信兄弟時代[編集]

中信兄弟時代
(2017年8月1日)

2015年6月29日に行われた中華職業棒球大聯盟のドラフト会議において中信兄弟から1位指名を受け、移籍することになった。主に内野手として起用。

オフの9月30日に第1回WBSCプレミア12チャイニーズタイペイ代表に選出された[2]

2016年は88試合に出場し、規定打席に達しながら打率.402を記録した。しかし同年の首位打者は打率.414の王柏融であった[3]

2017年1月23日に第4回WBCチャイニーズタイペイ代表に選出され[4]、2大会ぶり2度目の選出を果たした。

オフの11月6日に主力選手の陳鴻文、林克謙、林煜清、鄭達鴻、張正偉、羅國華らと共に戦力外通告を受けた[5]

ブルーソックス時代[編集]

2017年11月16日オーストラリアン・ベースボールリーグ(ABL)に参加し、シドニー・ブルーソックスに所属することになった。

富邦ガーディアンズ時代[編集]

2018年1月15日富邦ガーディアンズへ入団した。

2018年は自身最多の110試合に出場し打点王、ベストナインを獲得しキャリアハイの活躍を見せた。

2020年は開幕から好調をキープしていたものの、5月15日の楽天モンキーズ戦で走塁の際、左膝を痛め翌日に登録を抹消した[6]。7月30日の統一ライオンズ戦で一軍復帰を果たし[7]、翌日にはホームランを放った[8]。最終的には74試合に出場し打率.309、2年ぶりとなる2桁本塁打をマークするも、併殺打はリーグトップの15を記録した。

2021年4月7日の統一ライオンズ戦で一塁を駆け抜けようとした際、一塁手の高國慶の足に引っ掛かり転倒し、右肩を痛め登録抹消した[9]

人物[編集]

マイク・ローリーを得意としているが、ローリーの台湾球界での登録名の羅力は中国語で「ロリ」と発音が同じであることから、ロリコン呼ばわりされてしまっている[10]

詳細情報[編集]

年度別打撃成績[編集]

















































O
P
S
2015 中信 30 118 111 14 34 6 0 3 49 25 0 0 0 2 5 0 0 14 5 .306 .331 .441 .772
2016 88 396 351 85 141 28 0 30 259 104 2 2 0 6 31 3 5 43 9 .402 .450 .738 1.188
2017 89 377 349 55 117 24 1 21 206 74 3 3 0 2 19 2 5 56 13 .335 .376 .590 .966
2018 富邦 110 467 429 63 142 34 2 18 234 89 2 1 0 6 27 3 2 73 11 .331 .369 .545 .914
2019 66 245 215 35 68 17 0 9 112 34 0 1 0 0 19 6 5 37 8 .316 .385 .521 .906
2020 74 308 275 48 85 12 0 13 136 45 0 0 0 1 26 2 3 52 15 .309 .374 .495 .869
通算:6年 457 1911 1730 300 587 121 3 94 996 371 7 7 0 17 127 16 20 275 61 .339 .388 .576 .964
  • 2020年度シーズン終了時
  • 各年度の赤太字はリーグ歴代最高、太字はリーグ最高

独立リーグでの打撃成績[編集]











































O
P
S




2015 高知 .347 32 129 118 16 41 10 0 7 72 19 15 11 0 0 0 0 .610 .403 1.013 6 1
通算:1年 .347 32 129 118 16 41 10 0 7 72 19 15 11 0 0 0 0 .610 .403 1.013 6 1

タイトル[編集]

CPBL

表彰[編集]

CPBL
  • ベストナイン:2回(三塁手部門:2016年、2018年)
  • 月間MVP:4回 (野手部門:2016年3月、2016年4月、2016年8月、2017年3・4月)

記録[編集]

初記録
CPBL
その他の記録
CPBL

背番号[編集]

  • 252009年WBC
  • 15 (2015年 - 同年7月30日)
  • 11 (2015年7月31日 - 2017年11月6日、2023年 - )
  • 5 (2017年11月16日 - 2018年1月14日、2020年 - 2022年)
  • 42 (2018年 - 2019年)

代表歴[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 台湾が西武に大敗/WBC強化試合経過 - WBCニュース : nikkansports.com”. www.nikkansports.com. 2020年5月19日閲覧。
  2. ^ 2015第一屆世界12強棒球錦標賽 中華隊28人名單正式公布 中華民國棒球協會官方網站 (中国語) (2015年9月30日) 2015年10月9日閲覧
  3. ^ 台湾プロ野球に“異常事態” 「韓国キラー」王柏融ら4割打者3人も | 芸能スポーツ | 中央社フォーカス台湾 MOBILE”. japan.cna.com.tw. 2020年5月19日閲覧。
  4. ^ 快訊/經典賽中華隊28人名單 陽岱鋼入列 ETtoday運動雲 (中国語) (2017年1月23日) 2017年1月24日閲覧
  5. ^ 中職》中信兄弟開鍘!「5虎將」蔣智賢、張正偉、鄭達鴻遭釋出”. 自由時報 (2017年11月6日). 2017年11月9日閲覧。
  6. ^ 中職/蔣智賢傷左膝下二軍 洪總嘆「這隊整合有困難」 | 運動 - Yahoo奇摩行動版” (中国語). tw.news.yahoo.com. 2020年5月19日閲覧。
  7. ^ 中職/左膝扭傷休養2個多月 蔣智賢重返一軍” (中国語). tw.sports.yahoo.com. 2020年7月30日閲覧。
  8. ^ 自由體育 (2020年7月31日). “中職Live》周思齊敲再見安扮英雄!兄弟4:3力退悍將 - 自由體育”. 自由時報電子報. 2020年7月31日閲覧。
  9. ^ 聯合新聞網 (20210408T180404Z). “中職/跑壘受傷下二軍 蔣智賢的痛兩隊教頭都懂 | 聯合新聞網:最懂你的新聞網站” (中国語). 聯合新聞網. 2021年4月8日閲覧。
  10. ^ 總冠軍首戰先發 羅力:這是我的榮幸”. PTT Web (2016年10月18日). 2016年11月8日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]