インディペンデントシアターOji
インディペンデントシアターOji in→dependent theatre Oji | |
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情報 | |
正式名称 | インディペンデントシアターOji |
旧名称 |
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完成 | 1998年7月1日 |
開館 | 1998年7月7日 |
開館公演 | 北区つかこうへい劇団〜こけら落とし公演3本立て〜[1] |
客席数 | 80席前後 |
設備 | ホール、楽屋、ロビー |
用途 | 演劇 |
運営 | 有限会社ジャングル |
所在地 | 〒114-0002 東京都北区王子1-14-4 王子佐藤ハイムB1F |
位置 | 北緯35度45分20.6秒 東経139度44分14.8秒 / 北緯35.755722度 東経139.737444度座標: 北緯35度45分20.6秒 東経139度44分14.8秒 / 北緯35.755722度 東経139.737444度 |
最寄駅 | JR京浜東北線・東京メトロ南北線「王子駅」下車徒歩5分 都電荒川線「王子駅前停留場」下車徒歩5分 |
最寄バス停 | 都バス「王子二丁目停留場」下車徒歩すぐ |
最寄IC | 首都高速中央環状線「王子北出入口」 |
外部リンク | インディペンデントシアターOji |
インディペンデントシアターOji(インディペンデントシアターおうじ、英: in→dependent theatre Oji)は、東京都北区王子にあるフラットスペース型の劇場である。2025年3月までの名称は、

歴史
[編集]王子駅前にある佐藤電機の店舗と倉庫を立て替え、地下を倉庫にするという計画を聞いた佐藤孝治が、駅前に倉庫はもったいないと考え、「この場所に劇場を創るべきだ」と一念発起。初代王子小劇場代表・芸術監督となる玉山悟とともに立ち上げた[2]。
1998年7月に「王子小劇場」として開場。現代演劇や舞踊の舞台として用いられるほか、学生観劇支援事業(スカラシップ)、演出家養成支援事業(ディレクターズワークショップ)など支援事業にも取り組み、また、2010年から2023年までは小劇場では珍しく芸術監督を置いていた。キャッチフレーズは「たたかう劇場」[3]。佐藤電機の子会社である佐藤商事の一事業として運営された[4]。
このほか地域還元プロジェクトとして王子落語会(年2回)、シアタープロレス、北区民と演劇を作るプロジェクト(北区文化振興財団との共催)も行っている[2]。
2008年には佐藤電機が、「王子小劇場の運営と、若手劇団への支援」が評価され企業メセナ協議会メセナアワードでメセナ大賞部門・たたかう劇場賞を受賞する[5]。
2014年に2代目芸術監督に北川大輔を迎え、「劇場は、潰れます。」(2016年、劇場支援会員募集)のコピーが話題となった[6]。
2016年4月、こうゆうとネーミングライツ販売について基本合意[2]。同年6月1日から「花まる学習会王子小劇場」の名称となる[7]。当初の3年から契約延長を経た後、2022年1月1日からネーミングライツ契約終了により再び「王子小劇場」に変更した[8]。
2024年9月、翌年の運営会社変更を発表[9][10]。2025年4月1日、大阪市で劇場・インディペンデントシアターグループを展開するジャングルによる運営へ移行し、それに伴ってリニューアルされるとともに劇場名も「インディペンデントシアターOji」へと改称された[11]。新運営体制の下でも「たたかう劇場」というフレーズは引き継がれている。また、劇場が近隣で運営していたスタジオ「王子スタジオ1」も同日にイマジリックが承継して引き続き運営される[12]。
芸術監督
[編集]- 玉山悟(2010年10月 - 2014年3月)[13]
- 北川大輔(2014年4月 - 2018年3月)[14]
- 池亀三太(2018年4月 - 2022年4月)[15]
- 大石晟雄(2022年4月 - 2023年9月)[15]
制定
[編集]佐藤佐吉賞
[編集]- 王子小劇場が制定する演劇賞。作品賞、脚本賞、演出賞、舞台美術賞、照明賞、音響賞、衣装賞、宣伝美術賞、主演俳優賞、助演俳優賞[注釈 2]の10部門(年度により特別賞がある場合あり)。旧称は王子小劇場アワード。翌年の新年会にて発表、表彰式が行われる。
佐藤佐吉演劇祭
[編集]- 王子小劇場が開催する演劇の祭典。2004年から2年に一度、春ごろに開催される。
アクセス
[編集]王子駅より徒歩5分。
JR京浜東北線は「北口」。東京メトロ南北線は「4番出口」から、それぞれ北本通りを直進。
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ “北区つかこうへい劇団「こけら落とし公演3本立て」”. 花まる学習会王子小劇場ブログ (1998年7月7日). 2016年7月7日閲覧。
- ^ a b c “王子小劇場ネーミングライツ販売による名称変更 記者発表会のお知らせ”. 花まる学習会王子小劇場ブログ (2016年4月4日). 2016年7月7日閲覧。
- ^ “王子小劇場の名称が6月1日から「花まる学習会王子小劇場」に”. エントレ|演劇動画ニュース (2016年4月13日). 2016年7月7日閲覧。
- ^ “その他のサービス・事業”. 佐藤電機株式会社. 2025年2月1日閲覧。
- ^ “メセナアワード2008”. 公益社団法人 企業メセナ協議会. 2023年2月24日閲覧。
- ^ “「劇場は、潰れます。」王子小劇場・北川大輔芸術監督が経営状況を赤裸々に公表、存続のために劇場支援を訴える――真壁茂夫氏「麻布die pratzeの閉館について」と並ぶ名文!”. fringe watch (2016年2月20日). 2016年7月7日閲覧。
- ^ “『教育×演劇』のシナジーを期待 「花まる学習会王子小劇場」命名権締結”. 舞台制作PLUS+ (2016年4月28日). 2016年7月7日閲覧。
- ^ “ネーミングライツ契約終了に伴う劇場名変更のお知らせ”. 王子小劇場ブログ. 2025年4月17日閲覧。
- ^ “王子小劇場 運営会社変更のお知らせとご挨拶”. 王子小劇場のnote. 2025年3月27日閲覧。
- ^ 「王子小劇場、2025年4月よりジャングルへ運営会社変更」『舞台制作PLUS+』ネビュラエンタープライズ、2024年9月25日。2025年3月27日閲覧。
- ^ 「王子小劇場「インディペンデントシアターOji」へ」『舞台制作PLUS+』ネビュラエンタープライズ、2025年1月21日。2025年4月17日閲覧。
- ^ “王子スタジオ1運営継続決定 および運営会社変更のお知らせ”. 王子スタジオ1. 2025年4月17日閲覧。
- ^ “【40歳定年制導入】王子小劇場・芸術監督玉山悟氏が退任、北川大輔氏が就任へ”. 舞台制作PLUS+ (2016年4月4日). 2016年7月7日閲覧。
- ^ “王子小劇場芸術監督、北川大輔の後任にぬいぐるみハンター・池亀三太”. ナタリー. 2018年4月13日閲覧。
- ^ a b “王子小劇場芸術監督・池亀三太、来春退任へ”. 舞台制作PLUS+. 2023年2月24日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- インディペンデントシアターOji
- インディペンデントシアターOji(旧王子小劇場)のnote (ojishogekijoz) - note
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