自由大気

地球の大気の鉛直構造
宇宙空間
約10,000 km
外気圏
800 km
熱圏
電離層
 (カーマン・ライン) (100 km)
80 km
中間圏
50 km
成層圏
オゾン層
11 km
対流圏 自由大気
1 km
境界層
0 km
※高度は中緯度の平均 /

自由大気(じゆうたいき、: free atmosphere、free air)は、地球大気の層の一つ。

概要[編集]

地球大気の上部において、空気の運動に対する地面摩擦の影響が無視できると考えられる高さ(高度1kmから11km)の大気。自由大気の空気は、力学的に理想流体とみなすことができる。また、自由大気の底は、地衡風高度として取り扱う。

自由大気における気温湿度気圧等の観測にはラジオゾンデが用いられる。風向には測風気球等が用いられ、十六方位ではなく、方位角で表される[1]

脚注[編集]

  1. ^ 気象業務法施行規則 第二章”. 気象業務法及び関連法令. 2011年1月3日閲覧。[リンク切れ]

関連項目[編集]