美沢将

美沢 将
基本情報
国籍 日本の旗 日本
出身地 鹿児島県大島郡喜界町
生年月日 (1988-03-03) 1988年3月3日(36歳)
身長
体重
181 cm
80 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 二塁手三塁手遊撃手
プロ入り 2009年 ドラフト2位
初出場 2013年8月15日
最終出場 2014年6月8日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

美沢 将(みさわ まさる、1988年3月3日 - )は、鹿児島県大島郡喜界町出身の警察官、元プロ野球選手内野手)。右投右打。

来歴・人物[編集]

プロ入り前[編集]

鹿児島県大島郡喜界町出身。小学生時代はサッカー少年だったが、中学校にはサッカー部がなかったため野球に転向。

喜界高時代に、投手から遊撃手となる。

高校卒業後には、野球をやめて自衛隊への入隊を希望していたものの、高校の監督の勧めによって県内の第一工業大学へ進学。大学ではすぐにショートのレギュラーをつかみ、1年春に鹿児島県リーグで新人賞、2年秋にはMVPなど[1]、クリーンアップを打って活躍。県リーグ通算15本塁打[1]

2009年10月29日に行われたドラフト会議において埼玉西武ライオンズに2位で指名され、入団[2][3]。美沢の指名が決まった日、喜界町では防災行政無線を使用して指名が島の住民に伝えられた[4]。喜界町出身者としては高橋英樹に続き2人目のプロ野球選手となった。

プロ入り後[編集]

2010年、二軍でのフレッシュオールスターゲームのメンバーに選ばれるが、怪我のため辞退した[1]。オフには10月に台湾で開催された第17回IBAFインターコンチネンタルカップの日本代表に選ばれた[5]

その後、2012年まで一軍での出場は無く、2013年8月15日の対ソフトバンク戦(西武ドーム)で初先発初出場を果たし、1回裏の第1打席で初安打・初打点を記録した[6]。守備位置は二塁手としてのみ出場したが、二軍ではプロ入りから引退までに二塁手の他一塁手、三塁手、遊撃手としても出場している。オフに背番号が44に変更された[7]

2014年は代走での出場1試合のみに終わると[2]、10月2日に球団から戦力外通告を受け[8]、12月2日に自由契約選手になった[3]

現役引退後[編集]

自由契約後は現役を引退し、地元鹿児島で消防士になることを目指していた[9]が、その後目指す進路を消防士より警視庁警察官として勤務している実兄と同じ警察官に変更し、地元の鹿児島県警察官採用試験を受験して合格した。2016年より同県警の警察官として勤務している[10]

詳細情報[編集]

年度別打撃成績[編集]

















































O
P
S
2013 西武 5 14 12 1 1 0 0 0 1 1 0 0 0 0 1 0 1 6 0 .083 .214 .083 .298
2014 1 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 ---- ---- ---- ----
通算:2年 6 14 12 2 1 0 0 0 1 1 0 0 0 0 1 0 1 6 0 .083 .214 .083 .298

年度別守備成績[編集]


二塁
試合 刺殺 補殺 失策 併殺 守備率
2013 5 5 6 0 3 1.000
通算 5 5 6 0 3 1.000

記録[編集]

背番号[編集]

  • 4(2010年 - 2013年)
  • 44(2014年)

登場曲[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b 週刊ベースボール増刊 大学野球2009秋季リーグ戦決算号 ベースボールマガジン社
  2. ^ 2009年 ドラフト会議開催! 埼玉西武ライオンズ オフィシャルサイト
  3. ^ 2009年ドラフト指名6選手 入団会見! 埼玉西武ライオンズ オフィシャルサイト
  4. ^ 喜界島出身!自衛隊狙った「野性児」美沢がレオ戦士に スポニチ Sponichi Annex 2010年1月15日掲載
  5. ^ 第17回IBAFインターコンチネンタルカップ日本代表メンバーについて 埼玉西武ライオンズ オフィシャルサイト
  6. ^ 4年目の西武・美沢 プロ初打席で適時打 スポニチ Sponichi Annex 2013年8月15日掲載
  7. ^ 来季背番号変更のお知らせ 埼玉西武ライオンズ オフィシャルサイト
  8. ^ 埼玉西武ライオンズ選手来季契約について 埼玉西武ライオンズ オフィシャルサイト
  9. ^ 西武戦力外・美沢、地元鹿児島で消防士になる スポーツ報知 2014年12月1日掲載
  10. ^ 【ひと】プロ野球選手から鹿児島県警警察官に転身 美沢将さん [鹿児島県] 西日本新聞 2016年5月17日発信、2016年5月22日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]