緒川たまき

おがわ たまき
緒川 たまき
生年月日 (1972-02-11) 1972年2月11日(52歳)
出生地 日本の旗 日本 山口県徳山市[1]
出身地 日本の旗 日本 広島県[2]
身長 169 cm
血液型 B型
職業 女優ナレーター
ジャンル 舞台映画テレビドラマ
活動期間 1993年 -
配偶者 ケラリーノ・サンドロヴィッチ2009年 - )
事務所 ラウダ
主な作品
映画
SF サムライ・フィクション
乱歩地獄』『ユメ十夜
観察 永遠に君を見つめて
ドラマ
Tomorrow〜陽はまたのぼる〜
 
受賞
ゴールデン・アロー賞
演劇新人賞
1997年広島に原爆を落とす日
高崎映画祭
最優秀助演女優賞
1998年SF サムライ・フィクション
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緒川 たまき(おがわ たまき、1972年2月11日[3] - )は、日本女優ナレーターである。

山口県徳山市(現・周南市)生まれ[1]広島県出身[2][4][5]。ラウダ所属。身長169cm[3]。身長168cm[5]、B84cm、W58cm、H88cm(1993年3月)[5]。血液型B型。夫は劇作家演出家ケラリーノ・サンドロヴィッチ

経歴[編集]

生い立ち[編集]

両親は島根県松江市の出身[6]山口県徳山市(現在の周南市)で生まれ[1]、父の仕事の都合により各地を転々[6]。1歳半で松江に戻り[7]幼稚園年中の時[6][7]東京都に引っ越す[1][7]小学校高学年の時[7]広島県に引っ越し、以降は高校卒業まで広島で育った[1][4][7]広島県立松永高等学校[4]東京医療専門学校中退[4]

高校生時代、同級生に、「涼しそうな顔をしている」と言われたことが、女優になろうと思ったきっかけであるという[8]

芸能活動[編集]

1993年に女優としてデビュー[2]

2005年1月よりフジテレビのバラエティ番組『トリビアの泉』内のコーナー「ガセビアの沼」にて「ウソつき」と喋りかける役でレギュラー出演していた。ただし番組内で名前の字幕表記やクレジットが出たことは一度もない。絶叫マシーン編で具合を悪くしたと八嶋智人が語っている。

私生活[編集]

2009年3月6日、37歳でケラリーノ・サンドロヴィッチと結婚[9]

人物[編集]

家族構成は父、母、一つ違いの兄。松江市には祖母が住んでいる[6]

芸名の「たまき」は竹久夢二の妻の名から(実際は竹久夢二の小説に、自身と似て手足が大きめであったといわれる「たまき」という女性が登場することから)。趣味の幅は広く、読書では安部公房三島由紀夫谷崎潤一郎夏目漱石などの純文学を好み、またカメラでは自らの撮影による旅行記を発表し、雑誌のコラム連載などでも活躍する。他に、ウクレレファンとして『ウクレレ・ラヴ』という本で紹介されている。

出演[編集]

映画[編集]

テレビドラマ[編集]

テレビ番組[編集]

  • よい国(1994年、フジテレビ)
  • Weekend H・I・P - AXEL (1994年、テレビ朝日)
  • 土曜ソリトン SIDE-B(1995年、NHK教育) - 高野寛とともに司会
  • NG(THE NEXT GENERATION) (1996年、日本テレビ) - 井上順とともに司会
  • 平成古寺巡礼(1996年、NHK BS2
  • 竜馬におまかせ!のここが間違っている (1996年、日本テレビ)
  • 百人一首・恋の世界(1997年1月1日 - 3日、NHK総合)
  • ギャラリーウォーキング(1997年、NHK BS2)
  • アイデア対決ロボットコンテスト'97 東北大会(1997年12月9日、NHK総合)
  • 新春 日本の叙情歌(1998年1月2日、NHK総合)- 案内 役
  • 風景になった庭(1998年1月30日、NHK BS2)
  • 歴史出会い旅「長崎・幕末カメラマンが愛した風景」(1998年7月11日、NHK総合)
  • 体感生中継・これがナイアガラ瀑布だ(1998年9月12日、NHK BShiNHK BS1
  • 体感中継・世界一の望遠鏡“すばる”で見る大宇宙(2002年1月3日、NHK BShi)
  • やきもの探訪(1998年・2000年、NHK BS2)
  • 「夜空のミステリー・しし座流星群~32年ぶりの天体ショーを航空機で追う」(1998年11月23日、NHK総合)
  • 史上最強!これぞ夢の美術館 - 完全保存版・西洋名画ベスト100 -(1998年12月20日、NHK BS2)
  • 特集・新アジア発見 1998子どもたちを見つめて(NHK総合、1998年12月25日)
  • 「世界一の望遠鏡"すばる"で見る大宇宙」(NHK BShi・NHK BS1、1999年2月14日)
  • 目指せ!未来の宇宙飛行士(NHK BShi、1999年2月16日)
  • 生命おどる海 -柏島・秋- (NHK BShi、1999年3月22日)
  • 新日曜美術館(NHK教育、1999年4月) - サブ司会
  • 生きもの地球紀行(NHK総合、2000年)
  • とびっきり京都 第53回「洋館に息づく和のこころ」(NHK BShiNHK BS2NHK総合、2000年7月2日)
  • 奥の細道をゆく「山形・羽黒山」(NHK-BS2、2000年11月5日)
  • BSデジタル放送 開局記念特別番組 ミレニアム中継・地中海(NHK BShi ほか、2000年12月1日 - 3日)
  • 五七五紀行(NHK総合・教育、2000年12月 - 2003年3月)
  • デジタル・スタジアム(NHK BS1、2001年 - 2003年)
  • 未来への教室スペシャル2001(NHK教育、2001年11月18日)
  • 世界・わが心の旅「タンザニア・風の吹く道中にて」(NHK BShi、2002年7月14日)
  • 古代幻視紀行(NHK BS2、2002年8月19日 - 23日)
  • ワールドドキュメンタリースペシャル「戦争の中の人間」(NHK BS1、2002年12月9日)
  • 北陸の芸能「響く、平安の調べ」(NHK BS2、2002年12月13日)
  • 名作をポケットに「三島由紀夫~仮面の告白」(NHK BS2、2002年12月19日)
  • アマチュアビデオ特集 にっぽん2002 伝えたい思い(NHK総合、2002年12月28日)
  • いつか私が№1「美の瞬間を彫る」(NHK総合、2002年12月28日)
  • 課外授業ようこそ先輩「“かんたん短歌”はムズカシイ? 枡野浩一」(NHK総合、2003年6月22日)- ナレーション
  • 生中継 光と音のフルコース!「秋田・大曲全国花火競技大会2003」(NHK BS2、2003年8月23日)
  • BSフォーラム「美術館が街を変える」(NHK BS1、2004年2月9日)
  • 熱中時間 忙中"趣味"あり(NHK BS2、2004年)
  • ふるさと発ドキュメント「福を届け 福を待つ」(NHK BShi、2005年4月16日)- ナレーション
  • ハイビジョンふるさと発「柔道じゃっど!~タイの少女と柔道家の九州行脚」(2005年9月16日、NHK総合)
  • 真珠の小箱毎日放送
  • アジアンスマイル(NHK総合・NHK BS1) - ナレーション
  • シネマ紀行(衛星劇場) - リポーター
  • トリビアの泉 〜素晴らしきムダ知識〜(2005年 - 2006年、フジテレビ) - 番組内のコーナー「ガセビアの沼」の最後で”ウソつき”と言う役
  • 世紀を刻んだ歌「明日に架ける橋 ~賛美歌になった愛の歌」(2006年、NHK BS2) - 後にNHK総合「プレミアム10」枠で短縮版が放送された
  • アフロディーテの羅針盤(2012年4月 - 、NHK BSプレミアム) - 佐田真由美とともに司会
  • おはなしのくにクラシック 第2回「竹取物語」(2012年4月23日、NHK Eテレ
  • Moon Radio(安らぎの音楽と風景/エコミュージックTV
  • 東京ランドマーク図鑑(2012年、NHK) - MCアシスタント
  • NHK高校講座 ロンリのちから(2014年4月15日 - 、NHK Eテレ)
  • 歴史秘話ヒストリア(2015年8月26日、NHK) - 伊藤梅子 役
  • 中原中也と“朗読屋”~ことばの源流を訪ねて (2017年、NHK BSプレミアム) - ナレーション
  • ニッポン印象派「いのちの海」(2018年1月27日、NHK BSプレミアム) - 語り

舞台[編集]

  • 広島に原爆を落とす日(1997年、つかこうへい原作)
  • 三人姉妹(2001年、アントン・チェーホフ原作、岩松了翻訳・演出)
  • ドラマコンサート「ミッシング・ピース〜あらかじめ失われた恋人たちよ」(2001年、市川右近演出、千住明音楽) - 朗読劇
  • 川上弘美リーディングドラマ『恋のエチュード』(2003年、鐘下辰男演出) - 「溺レる」「春の虫」を朗読
  • ワニを素手でつかまえる方法(2004年、岩松了作・演出)
  • 上海異人娼館(2004年、寺山修司原作、宇野亜喜良芸術監督・台本、斉藤千雪・森崎偏陸演出)
  • 荒神(2005年、中島かずき作、いのうえひでのり演出)
  • ナイロン100℃ 30th SESSION「犬は鎖につなぐべからず 〜岸田國士一幕劇コレクション〜」(2007年、岸田國士原作、ケラリーノ・サンドロヴィッチ潤色・構成・演出)
  • シェイクスピア・ソナタ(2007年、岩松了作・演出)
  • どん底(2008年、マクシム・ゴーリキー原作、ケラリーノ・サンドロヴィッチ上演台本・演出)
  • ドラマ・リーディング29「醜男(ぶおとこ)」(2008年、マリウス・フォン・マイエンブルク原作、ノゾエ征爾演出)
  • しとやかな獣(2009年、新藤兼人原作、ケラリーノ・サンドロヴィッチ演出)
  • エドワード・ボンドの「リア」(2009年、白井晃演出)
  • ナイロン100℃ 35th SESSION「2番目、或いは3番目」(2010年、ケラリーノ・サンドロヴィッチ作・演出)
  • 黴菌(2010年、ケラリーノ・サンドロヴィッチ演出)
  • ナイロン100℃ 36th SESSION「黒い十人の女 〜version100℃〜」(2011年、ケラリーノ・サンドロヴィッチ演出)
  • 赤色エレジー(2011年、天野天街脚本・構成・演出) - オフィスコットーネプロデュース
  • 龍を撫でた男(2012年、福田恆存作、ケラリーノ・サンドロヴィッチ演出) - M&Oplaysプロデュース
  • 祈りと怪物 ~ウィルヴィルの三姉妹~(KERAバージョン)(2012年、ケラリーノ・サンドロヴィッチ脚本・演出)
  • 大西洋レストラン(2013年、湯澤幸一郎作・演出)
  • SWANNY公演 ファスビンダーの「ゴミ、都市そして死」(2013年、千木良悠子演出)
  • 天野天街 presents 歌と朗読「時計台の夜」(2014年)
  • ナイロン100℃ 41st SESSION「パン屋文六の思案~続・岸田國士一幕劇コレクション」 (2014年、ケラリーノ・サンドロヴィッチ演出)
  • 緒川たまき(朗読)&クリス・デフォート(ピアノ)(2014年、武蔵野スイングホール) - 夏目漱石「夢十夜」から1、3、7、9、10夜を朗読
  • 夕空はれて ~よくかきくうきゃく~(2014年、別役実原作、ケラリーノ・サンドロヴィッチ潤色・演出) - 青山円形劇場プロデュース
  • 狂人なおもて往生をとぐ ~ 昔、僕達は愛した ~(2015年、Roots vol.2 清水邦夫作、熊林弘高演出) - 東京文化発信プロジェクト事業
  • SWANNY ファスビンダー二本立て公演 『ゴミ、都市そして死』『猫の首に血』(2015年、千木良悠子演出)『ゴミ、都市そして死』に出演
  • KERA・MAP #006『グッドバイ』(2015年、ケラリーノ・サンドロヴィッチ脚本・演出)
  • 世田谷パブリックシアター+KERA・MAP #007『キネマと恋人』(2016年、ケラリーノ・サンドロヴィッチ脚本・演出)
  • シアターコクーン・オンレパートリー2017+キューブ20th,2017 陥没 (2017年、ケラリーノ・サンドロヴィッチ脚本・演出)
  • KERA・MAP #008『修道女たち』(2018年、ケラリーノ・サンドロヴィッチ脚本・演出)
  • 世田谷パブリックシアター+KERA・MAP #009『キネマと恋人』(2019年、ケラリーノ・サンドロヴィッチ脚本・演出)
  • ドクター・ホフマンのサナトリウム 〜カフカ第4の長編〜(2019年、ケラリーノ・サンドロヴィッチ脚本・演出)- KAAT神奈川芸術劇場プロデュース
  • ケムリ研究室 no.1 「ベイジルタウンの女神」(2020年、ケラリーノ・サンドロヴィッチ脚本・演出)- 主演 マーガレット・ロイド役
  • パンドラの鐘(2021年、作・野田秀樹 演出・熊林弘高)
  • ケムリ研究室 no.2 「砂の女」(2021年、ケラリーノ・サンドロヴィッチ脚本・演出)- 主演 女役
  • 世界は笑う(2022年、ケラリーノ・サンドロヴィッチ脚本・演出)[13]
  • KERA・MAP #010『しびれ雲』(2022年、ケラリーノ・サンドロヴィッチ脚本・演出)
  • ケムリ研究室 no.3 「眠くなっちゃった」(2023年、ケラリーノ・サンドロヴィッチ脚本・演出)- 主演 ノーマ役
  • 木ノ下歌舞伎『三人吉三廓初買』(2024年、杉原邦生演出) - おしづ 役[14]

コンサート[編集]

  • 時々自動コンサートvol.7『耳時々眼』(2009年5月) - ゲスト出演
  • 時々自動スペシャルコンサート『ほとんど全部今井さん』(2013年3月) - ゲスト出演

ラジオ[編集]

CM[編集]

プロモーションビデオ[編集]

  • LaBLIFe『ステレオ』(1998年)
  • 初恋の嵐『真夏の夜の事』(2002年)
  • SOB-A-MBIENT SUPER DELUXE『ちりぬるを』(2003年、市川崑監督)
  • 乃木坂46逃げ水』(ミュージックビデオ)(2017年) - 執事長 役

ゲーム[編集]

書籍[編集]

関連書籍[編集]

受賞歴[編集]

脚注[編集]

出典[編集]

  1. ^ a b c d e 特集1 元気元景やまぐち・ファイティング・スピリットの故郷「長門市」 「仙崎が生んだしあわせ上手 金子みすゞ」夢先案内人/緒川たまき”. きらら山口 Vol.4. 山口県 (2003年春). 2017年12月11日閲覧。
  2. ^ a b c アカイさん (2017年9月18日). “NHK人物録 緒川たまき”. アーカイブスブログ. 日本放送協会. 2017年12月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年12月10日閲覧。
  3. ^ a b 緒川 たまき”. 日本タレント名鑑. VIPタイムズ社. 2017年12月10日閲覧。
  4. ^ a b c d アーティストプロフィール 緒川たまき”. 滋賀県立芸術劇場 びわ湖ホール. 2020年9月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年4月22日閲覧。
  5. ^ a b c 「噂のCM美人 緒川たまき メルシャン」『週刊宝石』1993年3月11日号、光文社、211–213頁。 
  6. ^ a b c d 私と島根 緒川たまき”. 島根PR情報誌 シマネスク No.47. 島根県 (2003年春). 2017年12月11日閲覧。
  7. ^ a b c d e 花椿 GIRLS ROCK BEGINNINGS Vol.07 緒川たまき「前編」”. 資生堂 (2021年12月17日). 2021年12月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年2月7日閲覧。
  8. ^ この様子は、テレビ番組『かしこ』(フジテレビ)にて平成7年5月15日放送
  9. ^ ご報告があるのです。”. ケラリーノ・サンドロヴィッチblog「日々是嫌日」 (2009年3月6日). 2015年2月11日閲覧。
  10. ^ “宇野祥平×徳永えりW主演『クモとサルの家族』公開決定 共演に黒羽麻璃央、仲村トオルら”. リアルサウンド映画部 (blueprint). (2022年12月16日). https://realsound.jp/movie/2022/12/post-1211119.html 2022年12月16日閲覧。 
  11. ^ “観月ありさ、三角関係描くドラマで新境地 25年連続主演の節目は「極力引き算」”. ORICON STYLE. (2016年8月23日). https://www.oricon.co.jp/news/2077209/full/ 2016年8月23日閲覧。 
  12. ^ “磯村勇斗:“雪男”役で主演 北香那と恋に落ちるラブコメディー NHKドラマ「東京の雪男」”. MANTANWEB (MANTAN). (2023年1月16日). https://mantan-web.jp/article/20230116dog00m200045000c.html 2023年1月16日閲覧。 
  13. ^ KERAが“全員がメインキャスト、みたいな”出演者と届ける「世界は笑う」に瀬戸康史ら”. ステージナタリー. ナターシャ (2022年4月4日). 2022年4月19日閲覧。
  14. ^ 木ノ下歌舞伎に田中俊介・須賀健太・矢部昌暉が出演、緒川たまき・眞島秀和らも参加”. ステージナタリー. ナターシャ (2024年4月16日). 2024年4月16日閲覧。
  15. ^ “第29回読売演劇大賞、大賞・最優秀作品賞はNODA・MAP「フェイクスピア」”. ステージナタリー (ナターシャ). (2022年2月6日). https://natalie.mu/stage/news/464644 2022年2月6日閲覧。 

外部リンク[編集]