白滝 (食材)

白滝
土鍋で煮込まれる白滝
種類
発祥地 日本
主な材料 コンニャク
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白滝(しらたき)は、コンニャク玉茎から作られる、半透明でゼラチン状の日本である。伝統的な日本料理によく用いられるが、小麦グルテン等を用いず、低カロリーであることから、アレルギー症状を有する人やダイエット中の人にとって価値のある食材となっている[1]

組成[編集]

白滝は、97%の水と3%のコンニャクからなり、水溶性食物繊維グルコマンナンを含む。消化可能な炭水化物の量は非常に少なく、カロリーは低い。それ自体ではほぼ無味である[2][3][4]

製法[編集]

コンニャクの玉茎から蒟蒻を作り、そこから白滝が作られるが、地域によって製法が異なる。関西地域では、成形した蒟蒻を糸状に切って作る。関東地域では、蒟蒻ゾルを細い穴から熱くて濃い石灰水の中に押し出して作る[5]。大手の製造業者は、どちらのタイプも後者の方法で作る。

調理への利用[編集]

白滝は、乾燥状態のものと濡れた状態のものが市販されている。後者は液体と一緒にパックされている。賞味期限は、通常1年以内である。パッケージされた液体には一部の人が不快に感じる匂いがあり、調理への利用前に水洗いや下茹でが必要なものもある[6][7]。乾燥したものは苦みが減少してパスタのような堅さになり、スープ等に用いられる。

名前[編集]

白滝という名前は、その見た目が「白い滝」のように見えることから名付けられた。日本語では糸蒟蒻、英語ではyam noodlesdevil's tongue noodles等と呼ばれることもある[8]:157-11。糸蒟蒻は、白滝よりも太く色が濃いものを呼ぶこともあり、関西地域で好まれる。

出典[編集]

  1. ^ Shirataki noodles: 6 health benefits, nutrition facts, and meals” (英語). www.medicalnewstoday.com (2021年5月20日). 2022年5月27日閲覧。
  2. ^ Shirataki Noodle Recipes: The No-Carb Pasta”. HuffPost (2012年9月28日). 2016年8月28日閲覧。
  3. ^ Konjac Foods - Pure Fiber Zero Calories Pasta”. www.konjacfoods.com. 2023年9月1日閲覧。
  4. ^ Why My Fridge Is Never Without Shirataki Noodles (and Yours Shouldn't be Either)” (2015年2月18日). 2016年8月28日閲覧。
  5. ^ (日本語) 「糸こんにゃく」と「しらたき」論争 Archived 2011-02-27 at the Wayback Machine., Tokyo Gas
  6. ^ Shirataki Noodles Are Hideous”. HuffPost (2014年10月15日). 2019年4月10日閲覧。
  7. ^ Wake up and smell the konjac”. Slim Rice (2015年3月3日). 2019年4月10日閲覧。
  8. ^ Hui, Yiu. Handbook of food science, technology, and engineering. Volume 4. CRC Press: 2006.