| この記事は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。出典を追加して記事の信頼性向上にご協力ください。(このテンプレートの使い方) 出典検索?: "第59回東京優駿" – ニュース · 書籍 · スカラー · CiNii · J-STAGE · NDL · dlib.jp · ジャパンサーチ · TWL(2012年12月) |
第59回東京優駿は、1992年5月31日に東京競馬場で行われた競馬競走である。1番人気ミホノブルボンが皐月賞に続き逃げ切り、皐月賞と合わせて二冠を達成した。年齢は全て旧表記にて表記。
レース施行時の状況[編集]
1992年の牡馬クラシック戦線は、朝日杯3歳ステークスやスプリングステークスを制したミホノブルボンが主役と目され、三冠緒戦の皐月賞は人気に応えて逃げ切って快勝した。その競走内容に対する評価は高く、東京優駿における最有力馬と目されていた。しかし血統からくる距離不安や、逃げという脚質と、逃げ馬には不利な外枠15番からの発走が相まって皐月賞より人気を落とすこととなった。その他の有力馬としては、皐月賞で2着に入りNHK杯を優勝した単勝2番人気ナリタタイセイ、弥生賞とNHK杯で共に3着に入った3番人気サクラセカイオー、すみれステークスと青葉賞を連勝した4番人気ゴールデンゼウス、シンザン記念を制し皐月賞では最後方から5着に入った追い込み脚質の5番人気マヤノペトリュースなどがいた。また、弥生賞を制し皐月賞で3着に入ったアサカリジェントは故障により出走回避し、その後出走せず引退した。なお、このレースで2着に入るライスシャワーは皐月賞とNHK杯をともに8着と完敗しており、この時点では実力を評価されておらず、単勝オッズは114.1倍の16番人気であった。
トライアルの結果[編集]
- 青葉賞
着順 | 競走馬名 | 性齢 | 騎手 | タイム | 着差 |
1 | ゴールデンゼウス | 牡4 | 岡潤一郎 | 2.27.8 | |
2 | アストロゲート | 牡4 | 田中勝春 | 2.28.4 | 3馬身1/2 |
3 | ランスオブスリル | 牡4 | 河内洋 | 2.28.5 | 1/2馬身 |
- 第40回NHK杯
着順 | 競走馬名 | 性齢 | 騎手 | タイム | 着差 |
1 | ナリタタイセイ | 牡4 | 南井克巳 | 2.02.8 | |
2 | マチカネタンホイザ | 牡4 | 岡部幸雄 | 2.03.0 | 1馬身3/4 |
3 | サクラセカイオー | 牡4 | 小島太 | 2.03.0 | アタマ |
出走馬と枠順[編集]
レース結果[編集]
着順 | 枠番 | 馬番 | 競走馬名 | タイム | 上がり3F | 着差 |
1 | 7 | 15 | ミホノブルボン | 2.27.8 | 37.1 | |
2 | 7 | 13 | ライスシャワー | 2.28.5 | 37.6 | 4馬身 |
3 | 3 | 5 | マヤノペトリュース | 2.28.5 | 37.0 | ハナ |
4 | 4 | 7 | マチカネタンホイザ | 2.29.2 | 37.1 | 4馬身 |
5 | 8 | 18 | スタントマン | 2.29.7 | 38.5 | 3馬身 |
6 | 1 | 1 | カミノエルフ | 2.30.0 | 38.8 | 1馬身3/4 |
7 | 4 | 8 | ナリタタイセイ | 2.30.1 | 38.8 | 1/2馬身 |
8 | 2 | 4 | マーメイドタバン | 2.30.2 | 39.2 | クビ |
9 | 6 | 12 | セキテイリュウオー | 2.30.3 | 38.8 | 1/2馬身 |
10 | 8 | 16 | ヤマニンミラクル | 2.30.3 | 38.5 | ハナ |
11 | 7 | 14 | ゴールデンゼウス | 2.30.5 | 38.7 | 1馬身1/4 |
12 | 2 | 3 | サクラセカイオー | 2.30.6 | 38.7 | 1/2馬身 |
13 | 5 | 10 | アストロゲート | 2.30.6 | 38.6 | アタマ |
14 | 5 | 9 | ホクセツギンガ | 2.31.0 | 39.8 | 2馬身1/2 |
15 | 3 | 6 | ウィッシュドリーム | 2.31.1 | 39.4 | 3/4馬身 |
16 | 6 | 11 | ゴッドマウンテン | 2.31.2 | 39.3 | 1/2馬身 |
17 | 8 | 17 | ブレイジングレッド | 2.31.5 | 39.3 | 2馬身 |
18 | 1 | 2 | オースミコマンド | 2.35.5 | 42.5 | 大差 |
レース展開[編集]
降雨により馬場は稍重となった。全馬揃ったスタートからまずはミホノブルボンが不利とされた外枠発走をものともせず馬群の先頭に立つ。2番手には人気薄のライスシャワーとマーメイドタバンが続く。ミホノブルボンは終始1ハロン12秒台前半の緩みのないラップを刻み、後続に脚を使わせながら2番手に2~3馬身の差をつけて逃げる。最終コーナーではやや差が詰まったものの、直線坂上で鞍上の小島騎手が手を動かし始めると一気に他馬を引き離し、最後は2着に4馬身差を付ける快勝で無敗の二冠を達成した。2着にはマヤノペトリュースとの激しい争いをハナ差制したライスシャワーが入った。またミホノブルボンは逃げたにもかかわらず、全出走馬中2番目に早い上がり3ハロンのタイムを記録している。
データ[編集]
1000m通過タイム | 61.2秒(ミホノブルボン) |
上がり4ハロン | 49.4秒 |
上がり3ハロン | 37.1秒 |
優勝馬上がり3ハロン | 37.1秒 |
単勝式 | 15 | 230円 |
複勝式 | 5 | 380円 |
13 | 1990円 |
15 | 170円 |
枠連 | 7-7 | 1370円 |
馬連 | 13-15 | 29580円 |
レースの記録・エピソード[編集]
- ^ 「Gallop・日本ダービー70年史」102P ミホノブルボン
- ^ グレード制導入以前に無敗のままGⅠ級競走を3勝した馬にはクリフジ・トキノミノル・ミスオンワード・コダマ等がいる
- ^ 「優駿」2002年4月号・108P 日本の競馬60年
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