矢澤曜

国際千葉駅伝での矢澤(2009年)

矢澤 曜(やざわ よう、1990年1月29日 - )は、日本の元陸上競技選手。専門は長距離走早稲田大学卒業後、日清食品グループ陸上競技部に所属した。学生結婚をし、現在はオープンハウスに勤務している。

人物・略歴[編集]

神奈川県出身。多摩高校を経て、早稲田大学教育学部卒業。

  • 早大の同期には、高校3年時の2007年度インターハイ5000mでそれぞれ日本人1位・2位・3位の成績を収めた八木勇樹三田裕介中山卓也がおり、矢澤は入学当初目立った存在ではなかった。しかし、2008年の出雲駅伝で1年生ながら大学三大駅伝デビューを果たすと、続く全日本大学駅伝箱根駅伝にも相次いで出場。中でも第85回箱根駅伝では1区を任され区間賞を獲得した[1]。2年生に進級以降は早稲田大学の主力選手として活躍し、大学4年間で三大駅伝計12大会すべてに出走。2010年度早稲田大学の大学駅伝三冠達成にも大きく貢献した。
  • 大学三大駅伝では1年時の全日本大学駅伝から3年時の全日本大学駅伝まで7大会連続で1区を担当し、そのすべてで区間順位一桁、うち2度は区間賞を獲得するなど早稲田の切り込み隊長として活躍。3年時の第87回箱根駅伝で後輩の大迫傑に1区の担当を譲り、大迫が1区で区間賞を獲得すると、その後矢澤は1区以外の区間を担当するようになった。
  • 大学4年時には2011年夏季ユニバーシアードハーフマラソン日本代表として出場。個人としては7位入賞し、団体戦では金メダルを獲得した[2]
  • 大学卒業後は日清食品グループに就職。4年間実業団選手として活動し、2016年3月に現役を退いた[3]
  • 2019年12月31日、フジテレビ放送の「大みそか列島縦断LIVE 景気満開テレビ」に出演し、現在はオープンハウスのマーケティング本部企画部に勤務していることが明らかになった。

記録[編集]

駅伝成績[編集]

学年 出雲駅伝 全日本大学駅伝 箱根駅伝
1年生
(2008年度)
第20回
2区-区間13位
17分20秒
第40回
1区-区間5位
43分17秒
第85回
1区-区間賞
1時間04分48秒
2年生
(2009年度)
第21回
1区-区間4位
23分10秒
第41回
1区-区間3位
43分55秒
第86回
1区-区間2位
1時間02分40秒
3年生
(2010年度)
第22回
1区-区間賞
23分07秒
第42回
1区-区間9位
39分24秒
第87回
3区-区間6位
1時間03分45秒
4年生
(2011年度)
第23回
2区-6位
16分32秒
第43回
3区-区間3位
27分39秒
第88回
3区-区間6位
1時間03分34秒

自己ベスト[編集]

出典[編集]

  1. ^ [1] 箱根駅伝公式Webサイト
  2. ^ [2] 第26回ユニバーシアード競技大会(2011/深 圳) 日本選手団(陸上競技)結果
  3. ^ [3] 陸上ブログ | 日清食品グループ 陸上競技部